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ネパールの子ども達に学校をプレゼントする会
あなたの人生行事の記念に、あるいは弔慰金で、大切な方の思い出に 、、、
アイウエオサークルから
学校舎寄贈ご検討の皆様への手紙
(返信)

Nepal
この度はアイウエオサークルを選んでの御連絡、大変有難う御座いました。
頂いたお手紙は学校舎寄贈に関する資料のご請求であることと理解し
感謝しています。
手紙では「生きた証として、アジアなどで貧困を理由に学校にいけない子ども達への学校建設寄贈を希望」
との事、
アイウエオサークルは、この希望に対し、最も合致した団体ではないかと自負しています。
アイウエオサークルのこの15年間は、日本国政府及び自治体、各財団などとの連携、ネパール政府及び
その自治体や住民との連携、更にはここが重要なのですが、団体の運営費は日本人個々人からの会費や寄
付金で運営してきました。

特に、個人からの目的寄付での学校舎建設は3校に上ります。
一昨年ですが、名古屋の目的寄付者の方から500万円を預かり、地元自治体と住民との協力で30%の
資金を集め、合計650万円で学校舎を完成しました。
その方は木戸さんという方ですが、地元自治体と教育省ドゥリケル教育事務所、学校との約束で
「木戸メモリアル館」という名前を永久に残す約束で、ビルディングに大きく名前を書きました。
2〜3枚の写真を用意し同封します。

アイウエオサークルはネパールに対して100%の寄付をしません。
「100%の寄付をしたらそれはアイウエオサークルの物でありあなた方の物にはならない、全裨益者が
参加した上で30%以上の資金を用意して下さい」との姿でやってきました。
然し、国連の言う世界最貧国ネパールでは、貧乏故に教育環境整備ができない事実の中では無理な地区も多い
のも現状です。その中で、何とか成らないかと地区を上げて食い下がってくる地区もあります。
そのような熱心な地区には30%の地元資金集めの指導をし、施設建設寄贈を実行して来ました。

いずれにしましても地元負担金を条件とするこのやり方は、地元住民全員の参加をもたらし、
ものすごい熱気の中で進められます。勢い、学校の先生方もその気に成り、学校そのものが変わり、
私立に負けないより良い教育を目指し、地区のモデル校にと変身して行きます。今までに12校舎、1校舎の
総2階増築、1中央図書館、1職業訓練館を建設寄付してきましたが、その13校の全てがディストリクト
(日本でいう県に該当)でのモデル校と言われる変身振りで、地元住民達の教育に対する意識は高くなり、
それは誇りとなり、片や今までの実績地だけでなく、教育省の中や関係者の間で「アイウエオサークルは良い
教育をデリバリーしてくれる」という言葉が流行っています。

現在、現地からのリクエストは十数か所からありますが、9月中に3校が選定され、上がってきます。
この選定には、

1、今現在学校が無く片道2時間以上の通学時間を要する地区、又は学校はあるが建造後40年以上経ち
  校舎の崩壊が始まっているが資金が無く教育の火が消える状況にあるか、及び8年制以下で教室不足で
  10年制にする事ができないでいる学校などの緊急性がある学校を選定。

2、1、に該当する学校で、地元住民全員がこのリクエストを知り、それを願っていること。
  これに対してはアイウエオサークルのスタッフが地元に入り、地元住民と会合を持ち、その意思を
  確かめます。我々のスタッフが現地に入りますと、日本(彼らにとっては希望と期待の国)からの支援と
  いうことで、熱心に寄り合い考え、村で一番大事なのは教育だとその意義が大きく変わるようです。
  彼らは、今遅れていても、10年15年後には、自分達が元気な内にその成果が見られるということが
  良く理解できるようです。
  今までの経験では何処でも数百人の地元住民が参加、熱心な意見交歓や討議を行っています。
  1番長かった会合ではいろんな意見が出たために3日間、毎日300人以上が集り、交流が深まりました。

3、1、2、をクリヤした段階で地元自治体首長と学校長、政府ディストリクトオフィサー署名入りの
  リクエストを正式に受理、各種調査、検討に入ります。

4、3、の契約ができると日本で資金探しを始めます。既に応募のあった個人や団体などの資金が充当
  されたり、応募が無かった場合には日本の外務省や各財団と相談し補助金や配分金を頂きます。既に
  外務省からは2回、郵政関係からは3回頂いています。
  資金額の目安は500万円で、その20%以内がアイウエオサークルの総務費に使われます。因って、
  総務費抜きの建設プロジェクトとしては400万円+現地で集め負担された150万円の合計額550
  万円が完成後の監査対象金額となります。監査はネパール政府認可の現地監査人により成されます。

5、この間に、製図と見積もり、カウンターパートの指名と学校舎建設委員会の設立(法人に匹敵する責任の
  ある委員会)、ロードマップ作成、と準備が進められます。

6、日本で資金が見つかれば、ネパール政府SWC(社会福祉協議会)へのプロジェクト実施届け、
  日本大使館への全経過届けを経て、契約、着工(地鎮祭)となります。
  着工に関しては、全住民参加が条件で、先ず契約説明会を開催、全員の合意の中で契約を済ませ、
  地鎮祭に移り、着工となります。

  この契約書には先のリクエスト署名者全員と集った方達の中で立会人署名希望者を募り、サインされます。
  その日に纏まらず契約書修正はいつも有りますが、1番永く掛った時で3日目に契約、地鎮祭という例が
  1件ありました。これは揉めた訳でなく、住民の意見を聞くということでこのような手間を掛けています。
  日本の希望や考え方を押し付けるのではなく、彼らの希望や考え方を聞き、双方の合意点を探すための
  行事と成っています。

7、約1年間の工事が終わりますと、ネパールの吉日を選んで学校舎完成式典を開催、その中で学校舎贈呈式
  を行います。今までは少々完成が遅れることは有っても、殆どがロードマップ通りに進んでいます。
  この贈呈式には、資金を出した方に参加して頂き、その方から目録を学校長に手渡して頂きます。
  もし参加できない場合には、私が代理で手渡します。もし、参加していただければ、大臣と一緒に
  メインゲストとして参加して頂くこととなります。

  当然のことですが、校舎玄関には名盤に日本とネパールの国旗を交差させその下に寄付者の名前が刻
  まれます。アイウエオサークルは飽く迄も仲介者ですので、アイウエオサークルの名前が出ない場合が
  ありますが、それは、現地関係者がアイウエオサークルの名前を出さなければおかしいという所だけに
  名前が出るという感じです。


これらの行事が終わると、ネパール教育大臣からの感謝状が資金提供者に手渡されます。
これは大臣表彰ですので、大きな証明であり、宝となります。自他共に認められるものですが、
特に大きな心のステイタスとなるでしょう。これの申請は教育省のディストリクトオフィサーの役目で、
アイウエオサークルの大きな活動成果だと自負しています。

学校建設寄贈委託先にアイウエオサークルを選んでいただければ、ご希望やご意見をお聞きし、
それに応えられるよう頑張りたいと思います。 
長文となってしまいましたが、今後よろしくお願い致します。

                        アイウエオサークル 代表 杉 本 清 彦

木戸メモリアル館 【2006年10月 木戸順子様寄付】
ネパール・ドゥリケル市に建設した7年制のローワー・セカンダリースクール