母乳育児の準備 

●妊娠中から乳房・乳首の手入れを… 母乳は赤ちゃんに最良の栄養です。母乳は免疫物質を多く含み、赤ちゃんとお母さんのきずなを強くしてくれます。妊娠中は乳房がしだいに大きくなりますが、これも乳腺が発達するため。お母さんのからだは、母乳を出すための準備を進めています。母乳をよく出すため、また赤ちゃんが吸いやすく、強い乳首にするために、妊娠中から乳房や乳首の手入れを始めましょう。一般的なケアは、次に紹介する通りで、胎動を感じ始めたころがスタートの目安です。産婦人科医や助産師、また母親学級などでもケアの方法を教えてもらえます。最近は「母乳外来」「助産師外来」などを設けている医療機関もあります。なお、マッサージ中に下腹部に痛み・張りがあるときや、切迫流早産の危険がある場合は中止します。医師の指示を守りましょう。
●ケアの方法
・妊娠中は血行がさかんになり、乳腺も発達していきます。ブラジャーは乳房を支える程度にし、強く圧迫しすぎないようにしましょう。
・入浴時には乳房や乳首を清潔にし、入浴後は乳首にコールドクリームやオリーブオイルなどを塗り、軽くマッサージをしておきます。乳頭部(乳口部)に"アカ(角栓)"がたまっているようなときは、オリーブオイルを脱脂綿にひたして10分ほど湿布し、"アカ"を除去しておきます。
・乳首が平ら(扁平乳頭)だったり、へこんでいる(陥没乳頭)と、赤ちゃんは乳首をうまく口に含むことができません。妊娠末期に入ったら乳首を清潔な指でつまみ出しておくようにします(産婦人科医や助産師にアドバイスをもらいましょう。)

(財)母子衛生研究会 母子健康手帳副読本より

 たばこ・お酒の害から赤ちゃんを守りましょう 

●妊娠中・授乳中は禁煙を… たばこにはニコチンや一酸化炭素など、有害な物質が数多く含まれています。ニコチンは血管を収縮させますし、一酸化炭素は酸素の運搬をさまたげ、胎児を低酸素状態にしてしまいます。その結果、赤ちゃんが低出生体重児になる可能性が高くなりますし、流産や早産、さらに周産期死亡率も高くなります。また、乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係することも知られています。周りの人の喫煙(受動喫煙)も同様の影響を与える可能性があります。妊婦自身はもちろんのこと、周囲の人も、妊産婦のそばで喫煙してはいけません。出産後、喫煙を再開してしまうお母さんもいますが、たばこは母乳の分泌に影響を与え、受動喫煙で赤ちゃんが呼吸器の病気を起こしやすくなったり、SIDSの危険が高くなります。お母さん自身、そして赤ちゃんのためにも、たばこはひかえましょう。周囲の人も、赤ちゃんのそばで喫煙してはいけません。
●お酒も胎児や母乳に影響を与えます… アルコールは胎盤を通過しやすく、妊娠中の習慣的な飲酒は流産や早産、さらに赤ちゃんのからだや中枢神経に異常を起こす可能性を高めます。妊娠中の飲酒はやめましょう。授乳中の飲酒も、母乳の分泌に影響を与えます。また、アルコールは母乳を通じて赤ちゃんに移行します。出産後も、授乳中は飲酒をひかえましょう。
(財)母子衛生研究会 母子健康手帳副読本より

 お灸おばさんの一言 
日本の女性は12・13歳になるとブラジャーを着けるようになります。年頃になると、ワイヤー入りのもので上げて寄せてと、乳房本来の位置ではない場所に固定する時間が長くなっています。妊娠をしたら、自宅ではブラジャーは外しておきましょう。乳房の下部(乳房基底部)には母乳を出す工場があります。自然の体の動きにあわせて乳房に刺激が加わることで 母乳を作り易くしておくことも大切です。ちなみに新生児は1日に10回程度の授乳・1回に吸う回数は100回、1日1000回も乳頭を吸われます。初産のママは乳頭を吸われることで、乳頭が切れたり裂けたりすることもあります。衣類等で乳頭に刺激をすることで乳頭粘膜が強くなります。
※母乳の指導は出産施設によって異なりますので、施設の指導に合わせてください※
ホームへ戻る 安産灸 はり・灸治療のご案内 妊娠中おきやすい
症状と治療法
ままからのおたより
小児鍼Q&A 往診のご案内 治療センターのご紹介 スタッフ紹介 提携助産院