2005年12月16日(金)
健康の基本
 医療費については何かしら、医療機関の側が良くないような言われ方が多くされているように思う。確かに薬の使いすぎやごくごく一部の機関の不正もあろう。しかし、それは医療費高騰の原因ではない。誰かを悪者に仕立て上げれば大勢が満足するのかも知れないが、本質を考えるべきである。
 本当の原因は国民自身である。
 健康を他人に任せすぎ、ないし健康に無頓着すぎ、ないし考え違いをしていると思うのである。
 多大な医療費が掛かるのは主に生活習慣病である。成人病と長く呼んでいたのが良くなかったのかも知れないが、<生活習慣>病なのである。長年の不摂生の付けが病気なのである。不摂生をしてきたからには多大な医療費がかかろうが文句を言うな、と言いたい。
 また、お金を払うのだからすべて医者が治せ、というのもいただけない。
免疫力の落ちた患者には何をしても駄目なのだ。もちろんそれらをわれわれ医療者側の免罪符にするつもりはない。しかし、もう少し一般の方もよく考えて欲しいと思うのだ。
 仕事や遊びのために健康を犠牲にしている人が如何に多いことか。

 そんなことはない、皆健康には興味ある、と言う方も多いだろう。特に、このサイトに来られた方は深刻な方も少なくないかも知れない。水を良いものにしたり、有機野菜にしたり、健康食品に凝る方もあるだろう。
 でもその前にする事があるはずだ。
 まず、煙草である。
 自動車保険や生命保険では、リスクにより保険料に差がある。煙草を吸う方の保険料が吸わない人と同じというのはおかしい。煙草を吸う方は医療費を余分に使うのだから、保険料も上げる必要がある。でも、吸う量や止めた場合もあるから煙草に健康課税をすればいいのだ。実際にシンガポールでは
一箱700円もするのである。
 あれこれする前にまず禁煙すれば良いのである。

 肥満というのもある。健康診断を義務化し、肥満の方は肥満税でも掛ければいいと思う。日本の食糧自給率は1/3だそうな。でも、それは飽食しているからで、食料が1/3になったら餓死する人はなく病気が減るのではないか…とさえ思う。
 肉などは高価でちょうど良いのではないか?と思う。家畜を育てるには草だけでは無理で、大量の穀物がいる。そのまま食べれば世界で餓死する人々がもっと救われるというものである。
 砂糖も摂りすぎである。虫歯の多い少ないは砂糖消費量と比例する。清涼飲料水、菓子だけでなく出来合いの総菜や弁当にも多く入っている。甘味料10倍くらいの税でも掛ければ、歯科疾患だけでなく生活習慣病も減るだろう。
 何でもかんでも縛りごとでは、自由を束縛するという意見もあろうが、危機的状況でも国民の意識が足らないのであるから仕方がない。交通法規を厳しくするのと同じである。

 また、過労である。過労と言うより睡眠不足と言った方がいいかも知れない。遊びで睡眠不足の人もおおいからだ。
 ここが最も大切な部分である。
 日本人の平均的睡眠時間は6.時間である。これでは皆病気になるのも当たり前である。大きな病気でなくても、すぐ医者にかかれなかった時代は風邪など引いてもじっと横になって治したことが多かったのではないか?と思う。今はすぐ薬を飲んで症状を抑えられるため、免疫力が落ちて風邪を引いたにも拘わらず、普段通りの生活で治そうとする人が非常に多い。
 歯茎が腫れて薬が効きにくいと歯科医のせいにする人が多い。もっと効く薬を出せ、とのたまう。聞くと連日忙しいから早く治る薬がいるとか言われる。
 阿保か。
 そういう体調だから腫れてきたのである。薬だけで治ろうとするとは大間違いである。ちょっと身体を休めなさいという信号が出ているのが分からないのである。
 そしてどんどん歯科治療費がいるのである。
 
 昔、テレビのクイズ番組で抜群の回答率で人気だった某漫画家さんは、酒に強く連日午前様でも翌朝7時には仕事が開始出来るくらい精力ある身体だったそうだ。でも、<男性の更年期障害>でぼろぼろになってしまったとのこと。ある健康食品で回復してきた…とその食品の広告に出ていた。
 これは更年期障害などではなく、長年身体を酷使してきたので如何に優秀な身体でも急にがたが出ただけである。酷使とは肉体労働しなくても5〜6時間の短時間睡眠をしたことに因るのである。
 現代は肉体労働を余りしないので、短時間睡眠でも何とか生活していけるのである。様々な欲望を満たすには時間も必要なせいもある。

 睡眠は脳みその休養だけでなく、身体の休養もしているのだ。
 良質な5〜6時間の睡眠を取れば十分である、という人たちがいる。
 優秀な方々をぼろぼろにする悪の誘いである。

 身体、特に骨は起きているだけで重労働しているのだ。その骨の中で血液は作られている。栄養を運ぶ赤血球、免疫機構の白血球リンパ球が、短時間睡眠では十分働くものが減ってしまう。決して量ではないのだ。
 運動不足なので、夜遅く歩いたり、都会では深夜のフィットネスクラブやゴルフの打ち放しをしている人達もいるが、そんなことするより早く寝た方がマシである。
2005年12月1日(木)
損失余命
何かの原因で寿命が短くなっているとしてそれがどれだけか…と言う尺度があるそうです。
 ただし、ちょっと関わっただけということではなくて、一生曝露(その状況下にさらされること)した場合です。

 高血圧     5.94 年
 コレステロール 3.01
 体重オーバー 1.92
 野菜不足 1.87
 タバコ 6.15
 酒 1.61
 発癌物質 0.23

 発ガンとして、
  ラドン(地中からの自然放射線) 9.9 日 <日>です。注意。
  ホルムアルデヒド   4.1日
  ダイオキシン   1.2日
  カドミウム    0.8日
  ディーゼル粒子  14日
  
  など。

 あくまで寿命にどのくらい影響が出るか?と言う視点なので、ダイオキシンが安心というものではありませんが、危険の程度を曖昧にして危ないもの…を普段論じていることが多いと実感しています。

 ガンで毎年多くの方が無くなるのに、発癌物質の寄与はたった0.23年…ということはガンの原因は外部の関与はわずかなのか、分かっていない物質があるのか…

 これらは日本人のもので、世界で最も損失余命に影響を与えているのは低体重で20.73年、危険な性交渉12.57年、不衛生な水8.04年など。途上国を考えるとなるほどと思われます。
2005年2月11日(金)
受動喫煙防止対策実施施設

  オフィスやお店、その他不特定多数の人が訪れるところは、分煙か禁煙で保健所に届け出するとステッカーが発行されます。禁煙は届け出のみ、分煙は、適合しているか保健所が検査しに来てから受理されます。
 
 うちは、年末に届け出しました。医療機関なので以前から待合室は禁煙でしたが、うちの歯科技工士ほか1名が喫煙者なので、技工室で換気扇を回していたら許す…としていたのですが、つい机の上でそのまま吸っても居るようで、吸わない者からするとめちゃめちゃ臭いので、予告無く全院禁煙としてしまいました。別に届け出しなくても、私の鶴の一声で良いのだが、感情が関係するのでお上のご威光を借りるのがよいと思いました。
 「調べに来るからちょっとでもだめだよ」(禁煙施設は調べに来ないが医療機関は2〜3年に一度定期的に施設の検査がある)
 「玄関先も禁止だから勝手口の横で吸わないように」(これは本当)
…と言うことで、不満顔の技工士氏は寒くても隣の公園で吸っています。

2005年2月7日(月)
 伊勢での首相の評判 


 
 ついこの間クリスマスだったのに正月だったのに…という感じですが、1月4日に伊勢神宮に参拝に行ったときのことです。
 車を遠くの駐車場にに留めて歩いていきましたが、疲れたので帰りはタクシーを拾ったのです。
 正月は一般車は近くに乗り入れできないので、帰りはスムースなはずなのにぴたりと動かなくなってしまいました。
 「小泉だ」(なんと呼び捨て)と、運転手氏。
 実際に到着するかなり前から交通規制してしまうので、大渋滞になってしまうらしい。都会ではないので抜ける道も無し。ただ待つのみ。
 護衛は必要とは思いますが、確かに、選挙で街頭演説する時に周囲の交通を止めたりはしないはず。タクシーの運転手氏、毎年のことでうんざりしている様子でした。

2005年1月25日(火)
山あいの小学校の壮大な実験



 福島県の空気の綺麗な小さな小学校でも、毎年、風邪ないしインフルエンザで休む子が多く苦慮していたそうだ。
 
 ある時、パタカラという唇を鍛えて口呼吸を是正する器具を開発した先生の話を校長と養護の先生が聞き、是非学校で実施したい、ということで学校歯科医も協力して導入をした。
 が、学校医の先生の頭ごなしに決めてしまったので、校医がむくれてそんな訳の分からないものを使うのはまかりならん…と言うことになってしまい、結局校長と養護教諭が拝み倒して3年生以上に導入することになった。

 導入してから最初の冬がやってきたが、今年は風邪で休む児童が3年生以上ではほとんどいなくなったそうだ。ところが導入していない1,2年生は例年通り多くの児童が休んでいるとのことである。

  今、子供や若い人に口呼吸の人がとても多い。
  それを治すだけでインフルエンザにかかる確率もかなり低減するのではないか?と思われる。
  なぜ、口呼吸がいけないか?
  口呼吸だと喉のリンパ組織が普段から雑菌の巣になってしまい、外来菌、ウィルスに対する免疫力が低下してしまっているからである。

web_diary.htmlへのリンク