|
木の国飛騨の象徴である一位の木は、イチイ科に属する常緑樹で、
古くから銘木として知られています。イチイの語源は、約八百年前
(平治元年)天皇即位の折飛騨よりこの木で作った笏を献上しました
ところ、他の材より優れていると云うことで位階の正一位にちなんで
賜ったと伝えられています。
江戸時代末期、松田亮長が、当地方の一位材を用い、その木目の
比類ない美しさを活かし、彩色をほどこさない独特の根付彫師となって、一位一刀彫りが大成しました。
使用します一位材は樹齢四〜五百年の貴重なものより吟味して用いますが、近年は一位材のみならず、
けやき・檜・桂等の天然木を用いて新しい感覚の作品も生み出されています。
|