DUTCH
 OVEN
〜ダッチオーブン〜

■ダッチオーブンとは シーズニングについて 手入れ 必要な道具 購入アドバイス HOME


ダッチオーブンとは
素材の味を最大限引き出す魔法の鍋 ■特徴および機能
 ダッチオーブンとはふたつきの鋳鉄製の鍋でアメリカ開拓時代から続く、アウトドア料理用の調理器具です。ただ鍋といっても普通の鍋とは大違いでたったこれ一つで『焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる』等といったたいていの料理方法ができてしまうのです。しかも簡単ですごくおいしい出来あがり!とても不思議ですが、これがダッチオーブンの驚くべきパワーでもあり、計り知れない魅力なのです。まさに『魔法の鍋』なのです。 重いふたがポイント

【圧力機能】
ずっしりと重いふたは鍋本体としっかり合わさり、内部を密閉した状態になる。そのため内部圧力が高まり短時間で芯まで熱をとおすのだ。
【ウォーターシール機能】
加熱され食材・調味料から水分が蒸気となって出てくると鍋の中に充満し、ふたと本体とのわずかな隙間を埋め、さらに密閉する効果。
【ふたがフライパン代わり】
ふたを熱すればフライパンとして使用することができます。鍋で調理する前に軽く炒め物をしたり便利です。
こんな調理法ができます
・無水調理法
水を加えず、食材の持つわずかな水分だけで調理する。食材本来の豊かな味わいを堪能できる。
・無油調理法
肉などの脂肪分のみで調理する。

 
■ダッチオーブンのレベルアップ   
■コメント
 ダッチオーブンは見かけはごつくて強そうなんですが、実は非常にデリケートな鍋なんです。というのも買ってすぐに使えるという訳ではなくて、『
シーズニング』という慣らしの儀式が必要なのです。そして鉄なのであっという間に錆びてしまいます。洗うときでも洗剤は使っちゃいけないとか・・。とにかくあれこれ手の掛かる鍋ちゃんですが、それがまた愛着へと変わっていくのでしょう。使えば使うほどハマります。ふと気づけば味のあるダッチオーブンと手際よく片付ける自分がいるはずです。そうなるまでは何度も挑戦あるのみですよ。


【ブラックポット】への成長

ダッチオーブンは使えば使うほど成長していきます。最初は灰色をしていますがだんだん黒くなっていき、最終的には真っ黒になってしまいます。これがブラックポットへの進化です。なんだかかっこいい呼び方ですよね。使い手も鍋も一緒にレベルアップしていくのです。



ダッチオーブンのシーズニング(慣らし)
■買ってきてもすぐにダッチオーブンを使えるわけではありません。ダッチオーブンには無数の微小孔がありそれを油で埋めることにより、熱に対して強くし、さらに焦げ付きにくく、錆びにくくするのです。これをシーズニングとよびます。


 
【ワックスを洗い流す】
  ダッチオーブンは出荷時に錆び止めのワックスが塗られています。まずはそれを洗い落としましょう。
  スポンジを使い洗剤で充分洗います。タオルで拭きあげ自然乾燥させます。このとき油断すると錆びます。

 
【シーズニング】
  ふたと本体を別々に慣らしていきます。なじませる油は無塩油(オリーブオイル)が最適なのであらかじめ用意しておいてください。

  『ふた』
  表も裏もクッキングペーパーなどを使ってオリーブオイルを薄く塗ります。
  コンロにかけ弱火でじっくりゆっくり熱します。150〜200度くらいがよいらしいが計れないため、目安は少し黒くなるまでやる。
    だいたい片面30〜60分です。
  終わったら自然に冷ます。

  『本体』
  内側も外側も底もオリーブオイルを薄く塗ります。
  ふた同様コンロにかけ熱する。(内側を熱する必要はありません。)
  終わったら自然に冷ます。
  再びコンロにかけ、今度はねぎやしょうが等香りの強い野菜くずをいれて炒めます。これにより鍋の鉄臭さが無くなります。
    炒め終わった野菜は捨て、古い油を拭き取ったら、もう一度野菜くずをいれ炒めます。
  新しい油を塗り、野菜を入れずに30〜60分熱します。
  終わったら自然にさます。

  これでシーズニングは終りです。かなり手間がかかりますね。

  ※ちなみにうちはガスコンロが無く電気調理のため外で木炭を使って慣らしました。(爆) 
    なお電気でも平底のダッチオーブンなら加熱することが可能でした。ただシーズニングは火を使ってやりましょう。




使用後の手入れ
■デリケートなダッチオーブンは使用後にも手入れをしなくてはいけません。そうすることにより鍋の持ちをよくし、次回の使用時に快適に料理が始められるようになるのです。この手入れを怠ると次回使うときに錆び錆びになってしまっています。


  鍋の中に残った料理がある場合は別の容器に移します。
    (そのままにしておくと錆びの原因になります。)
   ペーパータオルなどで鍋の中をきれいに拭きあげます。
   鍋に水を入れ加熱し、沸騰させます。
※急に冷水をいれるとひび割れや破損の原因となりますのでできればぬるま湯がよい。
    ぐらぐら煮ていると焦げ付きがやわらかくなって浮いてきます。
   スポンジやヘラを使って汚れを落とします。洗剤は使ってはいけません。せっかくのシーズニングが台無しになってしまいます。
    金属たわしもダメですね。
    この時鍋もお湯もチンチンになっているのでぬるくなるまで水をさしてもいいでしょう。
   洗い終わったら水ですすいで火にかけます。本体とふたは別々に火にかけ、水分を飛ばしてしまいます。
   ダッチオーブンが熱いうちにまたオリーブオイルを薄く全体に塗りこみます。底もわすれないように。

■コゲを焼ききる 焦げ付きのひどい場合

  上のの段階までして焦げ付きがひどかった場合、そのまま火に掛け続け炭化させてしまいます。そうして割り箸や木ヘラでコ  リコリ擦ると意外にぺりッと取れたりします。そうしての作業をはじめてみてください。 


■保管の方法

  まず、充分にダッチオーブンを冷まします。そうしたら新聞紙を丸めて鍋のなかに詰めます。
  そして、ふたと本体に隙間をつくるため割り箸をはさむようにします。
  これはオーブン内に湿気がこもってしまうと錆びやすくなるのでそれを防ぐためです。
  乾燥した風通しの良い場所へ保管しましょう。




■それでも錆びてしまった場合

  仕方ありませんね。金だわしなどを使ってしっかり錆びをおとしましょう。
  しっかり落としきったらもう一度『シーズニング』のやり直しです。
  次回は錆びないように注意してください。