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マーラー交響曲第9番の森

CD評価基準について

評価★★★★★★★★★★:当方の大推薦盤

評価★★★★★★★★★☆、★★★★★★★★☆☆:推薦盤(買って損はなし)

評価★★★★★★★☆☆☆、★★★★★★☆☆☆☆:悪くはないが、私の好みではない

評価★★★★★☆☆☆☆☆以下:演奏としてはあまりお勧めしない。即中古行きか?

モノラル録音盤は、星よる評価はしておりません。


マーラー交響曲9番

2000年の音楽の友のアンケートで<好きな交響曲>の第12位(前回1995年では第9位)と難解な超大作ではありますが、絶大な人気があります。ここまで偉大な作品になると並みの指揮者、オケには録音させてもらえません。さらに演奏する方も気合の入れ方が違う様です。この点が、本曲が名演奏揃いと言われる所以かもしれません。

当方にとって、この交響曲は特別な曲と言って良いと思います。曲の素晴らしいさも然ることながら、これほどまでに当方の心をとらえた曲は無く、感動し、涙を流してしまいます。今まで、音楽を聴いて、涙を流した9割はこの曲によるものと思っています。大袈裟ですが、当方がクラシックファンになって、最も良かったことは、この<マーラー交響曲9番ニ長調>に出会えたことかもしれません。

mah

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当方の超推薦盤

所有CD(DVD)一覧 (現在異演盤103枚所有)   

1)ロリン・マゼール@VPO 1984年

2)カラヤン@BPO 1979年

3)ジュリーニ@シカゴ響 1976年

4)ワルター@コロンビア響 1961年

5)ブーレーズ@シカゴ響 1995年

6)バーンスタイン@アムステルダム・コンセルトヘボウ 1985年

7)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響 1979年

8)カラヤン@BPO 1982年

9)ロリン・マゼール@バイエルン放送響 (DVD)1996年

10)ショルティ@シカゴ響 1982年

11)シノーポリ@フィルハーモニア管弦楽団 1993年

12)アバド@BPO 1999年

13)バーンスタイン@VPO(DVD)1971年

14)クレンペラー@ニューフィルハーモニア 1967年

15)バルビローリ@BPO 1964年

16)ノイマン@チェコフィル 1982年

17)ハイティンク@アムステルダム・コンセルトヘボウ 1970年

18)バーンスタイン@BPO 1979年

19)テンシュテット@ロンドンフィル 1979年

20)アンチェル@チェコフィル 1966年

21)ムント@京都市響 2001年

22)バーンスタイン@ニューヨークフィル 1965年

23)マズア@ニューヨークフィル 1994年

24)クーベリック@バイエルン放送響 1967年

25)レヴァイン@フィラデルフィア管弦楽団 1979年

26)インバル@フランクフルト放送響 1986年

27)ロペス=コボス@シンシナティー響 1996年

28)ザンダー@フィルハーモニア管弦楽団 1996年

29)ノイマン@チェコフィル 1995年

30)マーツァル@プラハ響 2000年

31)ヤンソンス@オスロフィル 2000年

32)クーベリック@バイエルン放送響 1975年

33)デ・ワールト@オランダ放送フィル 1995年

34)アシュケナージ@チェコフィル 2002年

35)ジャッド@グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 1990年

36)ショルティ@ロンドン響 1967年

37)ラトル@VPO 1993年

38)バルシャイ@モスクワ放送響 1993年

39)クルト・ザンデルリンク@フィルハーモニア管弦楽団 1992年

40)小澤征爾@サイトウ・キネン・オケ 2001年

41)井上道義@新日本フィル 2000年

42)高関健@群馬交響楽団 1999年

43)ワルター@VPO 1938年

44)ノイマン@ライプチッヒ・ゲヴァントハウス 1967年

45)ペシェク@ロイヤル・リバプール・フィル 1990年

46)ドホナーニ@クリーヴランド管弦楽団 1997年

47)アブラヴァネル@ユタ響 1969年

48)コンドラシン@モスクワフィル 1967年

49)ホーレンシュタイン@ロンドン響 1966年

50)レヴァイン@ミュンヘンフィル 1999年

51)クーン@マルキジアーナフィル 2004年

52)ハラス@ポーランド国立管弦楽団 1993年

53)シェルヘン@ウィーン響 1950年

54)コンドラシン@モスクワフィル 1964年

55)スヴェトラーノフ@ハーグ・レジデンティ・オケ 1994年

56)小澤征爾@ボストン響 1989年

57)朝比奈隆@大フィル 1975年

58)シャイー@コンセルトヘボウ (SACD) 2004年

59)ペーターノストロ@ブンデス・ユーゲント・オケ 2001年

60)バリビローリ@トリノ・RAI・オケ 1960年

61)ミトロプーロス@ニューヨークフィル 1960年

62)ツェンダー@ザールブリュッケン放送響 1977年

63)セーゲルスタム@デンマーク国立放送響 1991年

64)フェドセーエフ@モスクワ放送響 2002年

65)ハイティンク@コンセルトヘボウ 1987年

66)ギーレン@南西ドイツ放送響 2003年

67)ティルソン=トーマス@サンフランシスコ響 (SACD) 2004年

68)タバコフ@ソフィアフィル 1991年

69)スヴェトラーノフ@ロシア国立響 1992年

70)ベルティーニ@ケルン放送響 1991年

71)アバド@グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 (DVD) 2004年

72)インバル@日本フィル 1979年

73)ベルティーニ@東京都交響楽団 (SACD) 2004年

74)クレンペラー@VPO 1968年

75)カヒーゼ@トビリシ響 ?年

76)マデルナ@BBC響 1971年

77)ヘルビヒ@ザールブリュッケン放送響 2002年

78)クレツキ@イスラエルフィル 1954年

79)シノーポリ@シュターツカペレ・ドレスデン 1997年

80)バレンボイム@シュターツカペレ・ベルリン 2006年

81)小林研一郎@日本フィル (SACD) 2007年

82)ベルティーニ@ウィーン響 1985年

83)マーツァル@チェコフィル (SACD) 2007年

84)ラトル@BPO 2007年

85)ロスバウト@南西ドイツ放送響 1954年

86)ザンデルリング@BBCフィル 1982年

87)ジョナサン・ノット@バンベルク響 (SACD)2008年

88)ドラティ@ベルリン・ドイツ交響楽団 1984年

89)ギルバート@ロイヤル・ストックホルム・フィル (SACD)2008年

90)ホーレンシュタイン@ウィーン響 1954年

91)飯守泰次郎@東京シティフィル 2008年

92)大植英次@ハノーファー北ドイツ放送フィル (SACD)2009年

93)ノリントン@SWRシュトゥットガルト放送交響楽団 2009年

94)サロネン@フィルハーモニア 2009年

95)ジンマン@チューリヒ・トーンハレ 2009年

96)朝比奈隆@大フィル 1983年

97)若杉弘@ケルン放送交響楽団 1983年

98)サラステ@ケルン放送交響楽団 2009年

99)アバド@VPO 1987年

100)山田一雄@新日本フィル 1986年

101)ゲルギエフ@ロンドン響 2011年

102)ゴレンシテイン@ロシア国立交響楽団 2010年

103)バーンスタイン@イスラエルフィル 1985年

1)ロリン・マゼール@VPO

1984年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]本曲の初演はご存知の通りワルター@VPOのコンビによるものである。このCDはVPOにとって、あの1938年ワルターによるライブ以来40数年ぶりの録音である(途中、バーンスタインとのライブ映像やクレンペラーとの共演が音源として残されているが)。さらに初のスタジオ録音である。マゼールによって成されたVPOにとって初のマーラー交響曲全集での録音である。以上の背景を考慮に入れても、このコンビが並々ならぬ意気込みでこの曲に取り組んだことは想像に難くない。

演奏についても、マーラー的では無いと批評されることもあるが、私にとって最高の演奏であると考える。特に4楽章については壮絶である。特に7〜9分のところ(56小節から72小節位)には圧倒され、本当に胸が苦しくなるくらい壮絶な箇所である。この部分で何度泣いたかしれません。VPOの弦の実力が十分過ぎるほど発揮されており、美しさは、言葉では表現し難いものがある。さらにマゼールならではの大胆さも感じられ、1度聴いただけでこの演奏に魅了されてしまった。敢えて難を言えば、録音に不満があり、マゼールの気迫溢れる演奏をしっかりと録音出来ていないところである。

DVDにてマゼール@バイエルン放送響盤が販売され、演奏内容さらにライブ映像を総合的に見て、本DVDをナンバー1としたい(下記参照)。やっぱり映像付きには勝てんわ!!
2)カラヤン@BPO

1979年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]カラヤン@BPOでは82年ライブ録音が有名であるが(当方としては、このスタジオ盤の方がお薦めです)、とはいえ、このCDを聴いても十分<カラヤン美学>を堪能できる。解釈についても上記のマゼール盤と大きく違わないところが面白い所か。4楽章についても美しさこの上なく満足の行くものである。あえてマゼール盤より評価が落ちるのは、この曲に対する思い入れの差といったところか(この差は結構、無視できません)。
3)ジュリーニ@シカゴ響

1976年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]76年の演奏とは感じさせないほど完成度が高く、77年のレコードアカデミー賞を受賞したことも納得である。演奏は正統的な解釈であり、さすがジュリーニ!音からして明朗そのもの。初めてこの曲を聴く人でもすんなり聴けるのではないかと思う(ちょっと、粘着質ぽいところはあるが)。ただし、リマスター盤の購入を是非お勧めする。以前発売されたCDが音が悪過ぎ!!
4)ワルター@コロンビア響

1961年  評価
★★★★★★★☆☆☆(+★★)
mah
[感想]この曲の初演者ワルター指揮によるものである(初演者に敬意を払い、星2個追加)。初演者の解釈を堪能することができる貴重なCDである(まさにこの演奏の存在に感謝である)。テンポも若干速めの終楽章を除けば、至って今日演奏されるテンポと変わらない。解釈も今、聴いてもまったく違和感の無いものであり、演奏は実に1音1音丁寧である。ワルターのこの曲の普及に尽くす使命感を感じ取ることが出来る。38年VPOとのライブ録音には満足せず、再録音も本人のたっての願いだったようだ。この録音終了後、本人も大変満足していたようだ。ハードな録音スケジュールの中で、この質の高い演奏は奇跡に近い。最近のリマスター盤の登場により、より鮮明な演奏が聴けることはうれしい限り。希望を言えば、もっと録音に時間をかければ、より精度の高い演奏になったはずだが、、、。まあ欲は言うまい!!
5)ブーレーズ@シカゴ響

1995年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]20世紀初めに作曲されたこの曲の20世紀最後半の解釈とはこういうものかと考えさせられるCDである。録音に関しては最高である。演奏についてはしつこくない感じでさらりと聴けてしまう演奏である。
6)バーンスタイン@アムステルダム・コンセルトヘボウ

1985年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]バーンスタインについてもカラヤンと同じで79年BPOとのライブが有名であるが、コンセルトヘボウのものも負けず、名盤とされているようだ。バーンスタインのマーラーのどの曲に限らず非常に評価されており、「これほど熱いマーラーが良いのか」と思うことがある。この9番の演奏に関しても、3楽章が11分台、終楽章が29分台と劇的にテンポを変えている。しかし、演奏内容では、他のバーンスタイン(VPOとのDVD,BPOとのライブ)と比較して、非常に整っている演奏で、完成度も高い。さらに、オケがコンセルトヘボウであるためか、暖色系の響きで、バーンスタインの粘着的演奏、解釈が薄らいだ印象を持つ。良しにつけ悪しにつけ、バーンスタイン指揮の演奏としてはインパクトが少ない演奏に思える(テンポの変化には驚かされるが)。
7)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1979年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]録音の関係か演奏の関係か分からないが、分厚い音を聴かせてくれる。このことが弱音部での美しさが失われている感じである。特に4楽章で、あまり強弱の差を感じることが出来ない。しかし、音の迫力や強音部での美しさを充分に堪能できる演奏である。この曲はVPO、BPO等の超一流オケが録音しており、その中でベルリン響は良くやっているというべきであろう。
8)カラヤン@BPO

1982年  評価
★★★★★★★★☆☆(+★4楽章のみ)
mah
[感想]ついにカラヤン@BPOのライブ盤を購入しました。しかし、高いなあ。確かにライブならでの気合充分!しかし、ライブ録音であるためか、1楽章は音が悪い。2楽章以降はそこそこ。スタジオ録音と比較して、解釈、演奏時間もほぼ変わらず。終楽章は<超・美しい。美し過ぎる>。特に弱音部での美しさには、声も出ません。聴いていて、「はかなさ、寂しさ」を感じさせる。本当に絶品である。この曲が好きなら是非、聴いて欲しい。しかし、しかし、当方には、マゼール盤やカラヤン・スタジオ盤のように美しさ十分でありながら、弦楽器の音の気迫(特に低音部)に押され、心にグイグイ入り込む演奏の方がいいのです。
9)ロリン・マゼール@バイエルン放送響(DVD)

1996年  評価
★★★★★★★★★★
mah
[感想]ヘラクレスザールでのクーベリック追悼コンサートのライブ映像である。音だけのCDと映像付きのDVDとで比較するのは難しいが(映像があると没頭してしまうので)、音楽だけを聴いても超名演と言えるだろう。音質も良く、各パートにマイクが置かれているような解像度の良さ。例えば、画面にホルンが映るとホルンの音がはっきり浮き出て聞こえるような感じ。カメラワークについても文句は無し。さて、マゼール@VPO盤と演奏時間を比較すると、1楽章では2分長い。2楽章は変わらず、3楽章は、40秒程度、4楽章は約1分長く。全体的にゆったりと丁寧に演奏されている。しかし、バイエルン放送響、上手過ぎ!!本当に驚くばかりです。さらに各演奏家が感情を込めた表現で、心をうちます。マゼールの指揮も、最近はあっさりとした感じが多いのですが、このコンサートでは、気合の入った指揮振り(特に3、4楽章)でした。VPO盤と純粋に比較してどうかといわれれば非常に難しいところです。演奏の映像があるため、感情移入してしまうからです。しかし、間違い無く「マゼールのマラ9」であり、しかも映像付きとなれば、当方にとって、これ以上の演奏は望むべくもなく。よって、本DVDを現時点の無人島への1枚に変更させて頂きます(無人島にAVシステムかい?)。
10)ショルティ@シカゴ響

1982年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]さて、ショルティ@シカゴ響です。いつも思いますが、シカゴ響の管楽器パートの充実ぶりには驚かされます。このコンビでは<復活>、<悲劇的>と外向きに発散された素晴らしい音楽を聴かせてくれましたが、この9番では曲調が内省的であるため、やはり、このコンビの曲作りに違和感を憶える箇所もあります。さらに、2楽章のテンポがゆっくり過ぎる(バーンスタイン盤よりもさらにゆっくり)。しかし、演奏技術面では1つも文句の付けようがありません。金管の素晴らしく充実した音を聴くと満足してしまいます。もうちょっと感情に響いて欲しいけどね。
11)シノーポリ@フィルハーモニア管弦楽団

1993年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]5番では素晴らしい演奏を聴かせてくれたシノーポリです。さて、この9番ですが、第1印象は「突出した表現もなく、流れていくなあ」と感じたのですが、じっくり聴くと、この演奏、とんでもなく凄いことを発見!!それは、この寸分の狂いもない響き(ハーモニー)、一体感、各楽器のバランスの良さである。シノーポリは<楽譜の分析と綿密な計算のもと演奏している>と言われているが、改めて聞くと、ここまで驚愕の精度を発揮しているとは。この解釈を表現できるフィルハーモニア管の実力を再認識!当方の琴線に触れたかどうかは別にして、ホント、感心して、あ然としてしまった。改めて、9番の素晴らしさを別の側面から再認識させてもらった(星9つにします)。マーラーもビックリではないか?<シノーポリは響きの錬金術師だ。>
12)アバド@BPO

1999年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]録音が良さが関係しているかもしれないが、スケール感の大きさ、この力強さ。聴き終わった後の充実感。良いぞ、アバド!ライブ録音のため、オケの大雑把な面も一部見られるが。よくここまでBPOも気合入れて演奏したものである。確かに、熱い演奏に当方の心も動いた。超名演と判断してもいいのか?「ちょっと待て。このパワーの出し方に違和感を感じるぞ!力が外向きに発散されているように感じてならない。」この曲に関しては。パワーを内向きに凝縮して欲しいものだ。
13)バーンスタイン@VPO(DVD)

1971年  評価
★★★★★★★★☆☆(+★★4楽章のみ)
mah
[感想]バーンスタインとVPOによる演奏で、貴重な映像であり、ベルリン・フィルハーモニーでのライブ収録である。映像からは、いろいろ面白い点が見うけられる。特に、観客のバーンスタインへの態度が面白い。バーンスタインの踊るような指揮、オーバーなアクション、、、に思わず、笑い、呆れているようである。確かに、この頃のベルリンといえば、帝王カラヤンが君臨し、あのカリスマ指揮と比較すると、ベルリンの観衆も、バーンスタインの指揮が異様に映るのも仕方の無いことか?さて、演奏の方であるが、1楽章から3楽章については、「VPOもまだこの難曲を自分達のレパートリーとして確立出来ていないなあ」と感じずにはいられない。しかし一転、4楽章については、素晴らしいの一言である!!4楽章のみなら満点である。バーンスタインの気迫、執念に圧倒されてしまう演奏である。後のコンルトヘボウとの録音と比較して、テンポも非常に良い。
14)クレンペラー@ニューフィルハーモニア

1967年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]60年代に、この難曲に対し、このような名演奏を残しているとは、恐るべし、クレンペラー@ニューフィルハーモニア!確かに、演奏技量的には、80、90年代の演奏には勝てないところはある。しかし、この演奏(解釈)に一貫して流れている「安定感」「安堵感」「暖かさ」「安らぎ」。まさか、この曲から、このような印象を持とうとは!マーラー9番の<別の一面>を垣間見た気がします。
15)バルビローリ@BPO

1964年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]一期一会の名盤といわれているこの演奏。「リーダーズ・チョイス」の第3位にも選ばれている。60年代前半としては、極めて技術的に高い演奏であることは認める。確かに、60、70年代では、確かにベスト3に入る名演かもしれない。しかし、今となっては、技術面でこれを上回る演奏は多くあり、一方、解釈面からも、このバルビローリ@BPOとの演奏は、何を主張したいのかも分からず。今となっては、突出した面も無いと思うのだが?ただし、録音の関係か、左右の音がはっきり聴こえ、ヴァイオリンvsヴィオラ・チェロの音の対比などステレオ効果を満喫出来ます。当方の評価も超名盤との過剰な期待の表れでしょうかねえ
16)ノイマン@チェコフィル

1982年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]これも、良い演奏です。この演奏を聴くと、紛れもなく、ノイマンは「マーラー指揮者」であることを認識させられます。解釈的には、前述したクレンペラーに似て、「安定感」「安堵感」があります。チェコ・フィルの音色も、ノイマンの解釈の好サポートしています。
17)ハイティンク@アムステルダム・コンセルトヘボウ

1970年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]ハイティンクらしい安心して聴ける演奏です(緩急、強弱の申し分のない)。70年代前半として、かなりのレベルの演奏ではないでしょうか?解釈としては、もう少し、<自己主張>を出して欲しかったと思います。
18)バーンスタイン@BPO

1979年  評価
★★★★★★★★★☆(+★)
mah
[感想]この9番では、定番中の定番、超名盤です。バーンスタインがBPOとの唯一の演奏会の記録です。BPOとの唯一の演奏会で、このマラ9を演奏したとなれば、マラ9ファンの当方としては、うるうるもので、思わず1つ追加です。さて、第一印象、「結構、録音が良いなあ」でした。ライブでの録音で、後にCDとしてリリースする予定があったか分かりませんが。演奏の解釈的には、71年のVPOとの演奏とほぼ変わらず、テンポ(当方にとって後年のコンセルトヘボウ盤よりも良い)もほぼ同じ。確かに、ほぼ同時期のカラヤン@BPOとの演奏と比較すると、荒削り的な(細部にはこだわらない、こだわれなかった?)印象を持ってしまうのですが。曲の前半の方は、やや安全運転的な演奏と感じたのでが、後半、突如、大盛り上がり大会で、「熱い!、熱い!演奏です」。まさに、バーンスタインvsBPOの火花散る対決!! 感動と言うよりも唖然。思わず、<マラ9>を聞いているのを忘れるくらいです。あー面白い!!
19)テンシュテット@ロンドンフィル

1979年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]残念だか、音の悪さが気になって仕方が無い。金管はいいのだが、弦、木管の音のこもっていること!解釈的には、他の曲で強く感じられるテンシュテットの特徴でもある「悲壮感」が感じられない(決して明るくは無いが)。一体、どうしたのだろう。<テンシュテットのマラ9>が聴けると思い、期待していたのだが。このような一般的な切り口のマラ9ならいくらでもあるのでは?
20)アンチェル@チェコフィル

1966年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]恥ずかしながら、全く期待していなかったのだが、本当に良い演奏だ。録音も良し。こういう名演奏に出会うから、CD収集は辞められない。クレンペラー盤やノイマン盤に似た<安堵感、明るさ>ある解釈演奏です。アンチェルの解釈の一点の曇りもない解釈(1楽章から終楽章まで統一した響き)とチェコフィルの音色がピッタリ!!これを聴くとノイマン盤は、このアンチェル盤の発展形では無いかと思わせるくらいだ。

「クレンペラー」−「ノイマン」−「アンチェル」の3人はマーラー9番<癒し系指揮者>と呼ぼう!
21)ムント@京都市響

2001年  評価
★★★★★★☆☆☆☆(+★)
mah
[感想]ムント氏のもと京都市響も気合の演奏をしていると思うのですが、如何せん、楽譜に書かれている音符を忠実に演奏するのが精一杯でムント氏の解釈を音に出すまでの余裕がないのかなあ?スタジオ録音で安全運転になっているかも。技術的には合格、本当に丁寧に演奏していると思います。ムントとの最終演奏会で、この曲を演奏しているので、そのライブ演奏の方が表現的には良かったかもしれません。(本当は日本のオケだし応援したいのですが★追加!!価格も安いし、費用対効果では元が取れる1枚では)
22)バーンスタイン@ニューヨークフィル

1965年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]若きバーンスタイン(40歳代です)による演奏ですが、既にこの頃からマラ9に対する確固した解釈を持っていたことに驚かされます。後年の演奏と比較してもテンポの違い等(3楽章は遅め、終楽章は早め)はあるものの基本的には同じ解釈。つまり、60年代の演奏にも拘わらず、第一印象は、80年90年代の演奏かと思うほど、洗練され、機能的な音作りでビックリ(初めて聴いた時、これ本当に60年代の演奏なのか!と思いましたよ) さすが、ニューヨークフィルもバーンスタインの意図を理解した上で演奏しています。本当に、凄いことだと思う。おそらく60年代最強のマーラーオケは、このニューヨークフィルだろうなあ。
23)マズア@ニューヨークフィル

1994年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]さて、上記で賞賛したニューヨークフィルですが、マズアとの90年代のライブ演奏があります。このCD、安価ですし期待薄で購入したのですが、はっきり言って名演だと思います。当方にとってマズアの印象は良くも悪くもないのですが、この演奏を聴く限りではなかなかのものですなあ。解釈的には、バーンスタイン盤のような思い入れ演奏ショルティ@シカゴ響盤のようなアメリカ的歯切れの良い演奏の中間と言った感じでバランス的に申し分ありません。さらに、終楽章では雰囲気が変わり、深い響きの演奏になっているんだなあ、これが!! <最安、最良のCDだ!!> (恥ずかしながら当方も1000円じゃなければ購入してなかったかも)
24)クーベリック@バイエルン放送響

1967年  評価
★★★★★☆☆☆☆☆
mah
[感想]敢えて、好きな指揮者だからこそ言わせてもらう。<どうしたクーベリック!このマラ9のどのような解釈を施したかったのか?全く見えてこない> 感情の起伏の乏しい演奏でテンポも曖昧。言い方を変えれば、温和な優柔不断な演奏。一言<浅い!!>オケももっと頑張れよ。よーし、75年東京ライブ盤で敗者復活してくれよ。
25)レヴァイン@フィラデルフィア管弦楽団

1979年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]レヴァインとマラ9とのイメージが合わない気もしますが(レヴァイン@ロンドン響の「悲劇的」は、イメージ通りで最高です)、聴いてみると「なかなかです!」全体的にとてもゆったりとしており、バーンスタイン@コンセルトヘボウ盤よりも長いとはビックリ!テンポの関係で、とても丁寧な音作りで1音1音の響きに説得力を感じさせる演奏になっています。さらに、感情移入が少ない為、テンポの割にはしつこさを感じず、聴いていて疲れません。しかし、この遅いテンポのため、やっぱり間延びしている箇所が見受けられるのは残念。<ゆったりとテンポでマラ9を聴きたいが、バーンスタインはちょっと?いう方にはお薦めです>
26)インバル@フランクフルト放送響

1986年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]うーむ、この録音も(マラ1-巨人同様)音が閉じている印象を持つのだが(マラ4、5らのこのシリーズでは、音が突抜ける感じなのだが)。このシリーズでの曲によって録音状態のバラツキが見られるのは残念である。インバルらしく、どの楽器が突出すること無くバランスのとれた演奏であるが、全体的にこじんまりとまとまっている印象を持ってしまう。
27)ロペス=コボス@シンシナティー響

1996年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]このCDは録音が良いです。やはり録音状態が良いとついつい手に取って聴いてしまうものです。{さすがTELARCと言いたいところですが、下記(ザンダー盤)CDのことを考慮に入れると、、、}この演奏もインバル盤と同様、非常にバランスのとれた統一感を持った好演奏です。別に<情熱系演奏>でも<癒し系演奏>も無いのですが、「落ちついた解釈」で、好感が持てる演奏です。(「この演奏のどこが良いか?」と言われれば答えに困るのですが、全曲を通して聴いてみて、「あー、良い演奏を聴かせてもらったなあー」といった感じでしょうか。)<しかし、このような演奏解釈も可能とはマーラー9番は奥が深い>
28)ザンダー@フィルハーモニア管弦楽団

1996年  評価
★★★★★☆☆☆☆☆
mah
[感想]このCDはTELARCレーベルなのですが、閉鎖的な音で全くいけません。当方がこのCDを購入した理由は、このザンダー氏のマラ9に対する講釈を聞きたかったわけではなく、ただオケがフィルハーモニア管で、(シノーポリやクレンペラーでの演奏より)響き的に期待していたからである。演奏技術的には問題無いのですが、解釈的に楽譜に忠実過ぎるのか?音の流れが悪くボツボツとした感じで、聴いていてイライラしてきます。強弱もはっきりさせ過ぎで、弱音がぼやけています。唯一の利点は、解説CDで英語学習(リスニング)が出来るということでしょうか?
29)ノイマン@チェコフィル

1995年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]この演奏CDは、マラ9の中でも有名な1枚です。特にノイマンのラストレコーディングというだけでも、心して音に耳を傾けてしまいます。録音の良いのはもちろんですが、この演奏は凄過ぎる!!人間味(感情)を感じさせない程の<純粋な音と解釈>。まだ旧盤には、音から「安堵感」や「優しさ」を感じたのだが。この演奏は、まさに自然の流れのままで、「ここで盛り上げよう」とか「ここを感情的に訴えよう」といった聴き手を意識した指揮者の作為的な面が一切感じられないのである(一部の聴き手には、味気ない水のような演奏に聞えるかも知れないが)。当方が考えるにノイマンが<「無」の境地>で、このマーラー9番を指揮したとしか思えない。本当に素晴らしい演奏だ。
30)マーツァル@プラハ響

2000年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]チェコフィルの首席指揮者に就任したマーツァルであるが、マーラーをお得意としているようである。オケのプラハ響であるが、丁寧に演奏しており、レベルも高い。本当に上手い!(ライブ録音なのですが)演奏解釈であるが、決して無理な主張はせず、実に自然なテンポで安心して聴け、落ちついた響きで(イメージ的には深遠と言いましょうか)、さらに音のバランス感覚が素晴らしい。これも名演の仲間入り!!
31)ヤンソンス@オスロフィル

2000年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]交響曲1番<巨人>との2枚組なのですが、それぞれ1枚ずつとなっており、2枚組の意味が?オスロフィルがこれまた上手く、しかも丁寧。(これもライブ録音)ヤンソンスの解釈ですが、抑制気味な表現でありながらも、これまた違和感無く響いてきます。本当に洗練された演奏とでも言いましょうか。上記のマーツァル盤と甲乙付けがたい程、録音、演奏も良い!ともに2000年ライブ録音ですが、超1流オケでなくても、名演奏が可能とは、マラ9も既に難曲でも指揮者、オケにとっても特別な曲では無くなったと実感せざるを得ません。さらに、このヤンソンス盤、マーツァル盤は、まさに<21世紀のマラ9>像を表現しているではないかと考えてしまいました。
32)クーベリック@バイエルン放送響

1975年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]東京文化会館でのライブ録音でクーベリックの来日公演の記録としては大変貴重ではある。しかし、演奏的には酷評してしまった67年の演奏よりは身の入った演奏であるが、やはり細部を語るには苦しいものといわざるを得ない。響きも曖昧だし、音の締りもイマイチ。ライブでの意気込みは認めるけど!
33)デ・ワールト@オランダ放送フィル

1995年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]とても上手くまとまっている演奏です。音は厚めで存在感があります。ただし、これと言った解釈的特徴が?ハイティンク盤と同様、中庸な中間的な解釈と言いますか。数あるこの曲のCDの中で敢えてこの演奏を聴きたいと思う動機が見つかりません。間違い無く良い演奏の部類だけど、、、。上記の★8つの演奏に比べるとインパクト(衝撃)も少ないので、残念ながら★7つ
34)アシュケナージ@チェコフィル

2002年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]ある意味大変期待し、ある意味期待してなかったCDなのですが、さすがアシュケナージ@チェコフィル、良い意味で予想していた通りの演奏でした。アンチェル、ノイマンと名演奏を聴かせてくれたチェコフィルが、暖色系の素晴らしい響きを出しています。名演奏であるのですが、もう一歩深く、アシュケナージが演奏解釈に方向性を示せればもっと良かったのになあと思います。
35)ジャッド@グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団

1990年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]細かい所を見れば、指摘すべき点はあるものの音から演奏に対する情熱、気合は十分に伝わってくる(演奏からやる気が感じられるのは○)。演奏も意志統一が成されている。テンポも良いし、レベルも高い。一流オケの下手なやっつけ演奏(録音)よりも好感が持てるなあ。
36)ショルティ@ロンドン響

1967年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]50歳台のショルティの演奏。82年のシカゴ響との録音と比較して、1,2,4楽章でテンポが速い(後年のシカゴ響との録音でテンポが遅くなった)。特に終楽章は22分台です。(若き?)ショルティらしい明朗快活な解釈ですが、何せ行け行け!どんどん!(金管−バリバリ、低弦−ズンズンと鳴っています)で、マラ9の演奏としては、、、、。ショルティのマラ9としては、後年のシカゴ響の演奏をお薦めしたいですね。
37)ラトル@VPO

1993年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]さて、話題の演奏です。今や指揮者界の先頭を走るサイモン・ラトルとウィーンフィルとの定期デビューライブ録音のCDです。VPOとの定期デビューで“マラ9”をもってくるあたり並みの指揮者じゃ出来ません。演奏の方ですが、さすが、ウィーンフィルです。終楽章では当然のようですが感心することしきり!この頃では十分にこの曲を熟知して余裕の演奏しております(71年のバーンスタインとの演奏の時点では、結構目一杯ところがありますが)。演奏時間を見ると一般的なテンポのように思えますが、極端なスローやアップでテンポはかなり揺れております。表現としては、絶妙な音の強弱の使いでラトルの主張タップリです。このためこの演奏に関しては聞き手の好き嫌いが大きいと思います。当方にとってはイマイチなアプローチの部類に入りそうです。音はEMIなので期待してはいけません。
38)バルシャイ@モスクワ放送響

1993年  評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
mah
[感想]モスクワでのライブ録音です。まあ聴いてもらえば、良い意味でも悪い意味でも即ライブというのが分かる演奏となっております。BISレーベルですので、録音は良いと思うのですが、このCDでは、この音のダイナミックが悪い面に出ているというか、演奏の荒さが露呈してしまっております。演奏の表現解釈もあるのか?無いのか?基本的には快速、爆演系です。唐突な強音や説得力の無いソロパート、縦ラインのズレなど、いろいろ出てきます(そのためが目新しい響きも体験出来ますよ)。終楽章に至っては、当方にとって呆れモードの演奏です。<BISレーベルさん!この曲なら北欧系オケの方が良い演奏が録音できると思いますがねえ、、、>
39)クルト・ザンデルリンク@フィルハーモニア管弦楽団

1992年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]クルト・ザンデルリンクは79年にベルリン響と同曲を録音しているが、その13年後、フィルハーモニア管とのライブ録音のCDです。大方の指揮者の例外に漏れず、この演奏の方がテンポが遅くなっております。オケのフィルハーモニア管もザンデルリンクの解釈を忠実に表現しております。あのシノーポリ盤の前年の演奏ですから、シノーポリ盤の録音は、この演奏会での経験の上に成り立ったものかもしれません(演奏解釈は全く異なっていますが)。さて、演奏解釈ですが、<穏やかかつ素朴の極致>の演奏です。過度の表現は皆無、音楽が流れていきます。(ある人にとっては、「ノペーー」とした感情移入の無い演奏に聞こえるかもしれません) この演奏、当方にとって無性に聴きたくなることがあります。心に染みわたるというか、、。以前、<癒し系のマラ9>として何枚かのCDを挙げていますが、そのCDとも違うのです。癒し系には「暖かさ」があるのですが、このザンデルリンク盤には、そのような人間味は感じず、ただ“波風立てない演奏”といった感じです。
40)小澤征爾@サイトウ・キネン・オケ

2001年  評価
★★★★★★★★☆☆(+★)
mah
[感想]注目の1枚です。改めて、この演奏時のサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーリストを見たのですが、各パートのメンバーの錚々たること。本当に良くこのメンバーを集めたものです。はっきり言って、演奏技術的には文句の付け様が御座いません。このマラ9ではなかなか完璧なライブ演奏というのは、お目にかかれません(3日間の演奏会の集大成CDではあるが)。この点で星1つ追加です。さて、表現の方はというと、こちらが思わず入り込んでしまうというもの少ないのも事実で、音楽評論家曰く、端麗な(きちんと整っていて美しい)表現というのかねえ。この点では、ボストン響とのラストコンサートのマラ9の方が感情むき出しの表現で良かったと思います。
41)井上道義@新日本フィル

2000年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]エクストンレーベルで録音状態に関しては言うことはありません。いつもこんな音でCDが聴けたらと思います。もともと井上道義氏のマーラー演奏には定評があるのは承知のことで、その中でも、井上氏曰く「すべての交響曲の中で最高の存在」としているマラ9の演奏には大変興味が湧くところです。ここまでマラ9を“特別なもの”とされている方の演奏を聴くという思っただけでも、当方にとって、身の引き締めつつ拝聴せねばなりません。断言します!<この演奏は素晴らしいです。>1楽章から、井上氏のこの曲に対する感情、思いというものが音に乗り移っています。オケも十分に応えています。確かに部分的には荒い表現も見られますが、これはこれで、当方の心に響いてくるのは何でしょう?そして、テンポの揺らしも絶妙そのもの!日本人指揮者、日本人オケで、これほどの演奏が聴けるとは、、、感無量の一言(涙)です。文句なしの星9つ、一瞬、満点というのも浮かんだのですが、今後の期待も込めて星9つにしました。
42)高関健@群馬交響楽団

1999年  評価
★★★★★★★☆☆☆(+★)
mah
[感想]このCDを購入して、まず驚いたこと。4楽章の演奏時間が35分となっている。何と言う超スローテンポと思いきや、単なる印刷ミスでした。ライナーノーツには、本演奏の指揮者である高関健氏の執筆文が載せられている。演奏者自身のこのマーラー及びこの曲に対する思いなどが存分に垣間見られ面白い。特に、この方もマラ9に対する思い入れは並み外れたもので、高校時代、マラ9のスコアを欠かさず持ち歩き、頭の中で演奏していたとのこと。そして、留学中には、あのバーンスタイン@BPOの一期一会の演奏会(79年)、その後、カラヤン@BPOの演奏会(82年)という皆さんご存知の名演奏会に立ち会っており、やはり、この曲のイメージも確固としたものがあるのは、このCDを聴いても良く分かる。この群馬交響楽団の演奏を聴くのは初めてであるが、なかなかのレベルで、高関氏との意思疎通も十分出来ているようである。とはいえ、数々の名演奏と比較してしまうと、全体的にトーンの低い演奏になっており、技術力、表現力の点では、劣る部分も見られのも事実である。ただ日本の地方オケでもここまでのレベルは十分に可能であるということを認識できました(星1つ追加します)。頑張って欲しいものです。
43)ワルター@VPO

1938年  評価
歴史的資料の価値(モノラル)
mah
[感想]この曲にとっては、貴重過ぎる歴史的価値のある演奏CDです。同じワルター@VPOのコンビで1912年6月に初演され、それから26年後、同じコンビでの演奏ということで、おそらく初演時のイメージを残した演奏になっているのではと思っています。思いのほか、録音状態は悪くなく、十分にワルターの解釈を聞き取ることが可能です。かなりのハイテンポでビックリ致しました。まさに“狂気と統制との挟間”で揺れ動いて行きます。当方の評価ですが、モノラル録音ということで、通常通りの点数を付けられる状況では無いと考え、このCDでは行いません。仮に今の時代にこの演奏を聴いたとするなら星6、7つくらいでしょうかねえ。
44)ノイマン@ライプチッヒ・ゲヴァントハウス

1967年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]40歳台の若い(?)ノイマンの録音です。ノイマンの82年、95年の録音(ともにチェコフィル)のCDは当方にとってもお気に入りの演奏で、マラ9録音史的に見ても大切な演奏と思います。ですので、この演奏にも期待しておりました。しかし、残念ながら、この演奏は推薦盤にはなりません。テンポはやや速い程度なのですが、なにせ、抑制の効いた演奏と言うのでしょうか、演奏が実に淡白過ぎでいけません。もっと若さを出して欲しかったですなあ。
45)ペシェク@ロイヤル・リバプール・フィル

1990年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]当方は、この指揮者:リボル・ペシェク氏を存じ上げませんでした(チェコフィル通の方には申し訳ないのですが)。オントモムックの<指揮者とオーケストラ2002>の中に紹介されておりました。1933年プラハ生まれということで、超ベテラン!そして、82年からチェコフィルの常任指揮者(この時は首席指揮者はノイマン)もされ、85年以降、何度かチェコフィルとともに来日されているようです。87年より、このロイヤル・リバプール・フィル(広上淳一氏が以前首席客演指揮者だった)の首席指揮者となっていますので、この頃の録音ということです。調べてみても、この方のCDは激安廉価CDでしか見当たりません。プラハフィルとの録音等。このヴァージンクラシックレーベルからはドボルザーク交響曲の録音をしているらしいのだが。これらの経歴からしても、この方もマーラー解釈については、なかなかのものがあると思われます。演奏、テンポ、解釈ともに実に正統なもので安心してマーラーの音楽を聴くことが出来ます。録音もGOODで、良い演奏なのですが、当方の感情を揺らすまでにはいきませんでした。
46)ドホナーニ@クリーヴランド管弦楽団

1997年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]このCD、販売当初はかなり宣伝していたと思うのですが、あまり評判には上がりませんでしたねえ。さて、演奏の方ですが、さすがクリーヴランドです。見事なまでの丁寧なアンサンブルで、繊細な響きを堪能出来ます。ドホナーニがこのアンサンブルの精度に固執しているがために、逆に音楽の主張、インパクトが薄れている気がします。とはいえ、この響きは他のCDではなかなか味わえないと思いますよ(響きという点ではシノーポリ盤をお薦めしますが)。
47)アブラヴァネル@ユタ響

1969年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]またまた当方、このアブラヴァネル氏を知らず、オントモムック<指揮者とオーケストラ2002>で調べました。ギリシャ生まれで93年に90歳で亡くなられております。このユタ響とのマーラー交響曲録音をされ、この演奏もその1枚なのですが。なんと「国際マーラー協会名誉会長」を務められたという筋金入りのマーラー指揮者だったとは、、、。まあ演奏については荒削りなところもありますが、演奏解釈は重厚で奥深い印象を持ち、人間味あふれる演奏となっています。さすが“名誉会長”と言った感じでしょうか。
48)コンドラシン@モスクワフィル

1967年  評価
★★★★★★☆☆☆☆(+★★)
mah
[感想]日本人にとって、忘れてはならない貴重な演奏のCDです。このマラ9の生音が初めて日本に響いた時の演奏を記録したものです。つまり、マラ9日本初演の録音です。1967年4月16日東京文化会館での演奏会です(この貴重な録音には特別星2つ追加)。ちなみに日本人による初演は森正指揮NHK交響楽団で1973年5月とのことです。まず、録音状態ですが、総じて問題ないレベルなのですが、1楽章の冒頭など、テープの不備によるものか、音が左右に揺れております。演奏の方ですが、かなりの速いテンポで流れていきます。ライブかつこのテンポのためか、演奏精度もやや甘いところが感じられます。解釈の方はハイテンポを除けば、至って正統的です。“この演奏は日本のマーラー交響曲第9番の演奏史の原点ですので、大切に聴きたいものです”
49)ホーレンシュタイン@ロンドン響

1966年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]1966年9月で会場がロイヤル・アルバート・ホールということは、、。まさにプロムスでの演奏会ということですねえ。確かに冒頭のざわつき具合から、立ち見の大勢の観衆たちが目に浮かぶ。この場でマラ9を演奏するとは、さすがホーレンシュタイン。聴衆のノイズも所々目立ちます。演奏の方ですが、全般的に金管が不安定でいけません。弦楽器はよいと思うのですが。解釈は、60年代の演奏にしては珍しく、かなりゆったりとしたテンポで、堂々とした雄大な音作りがなされています。このような解釈は当方は好きですなあ。これで録音がよく、オケが完璧なら星9つは上げたいところなのですが、、、。とても残念です。
50)レヴァイン@ミュンヘンフィル

1999年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想] 当方が購入する前にこのコンビに対して予想した通りの演奏で本当にうれしい限り!!レヴァインのゆったり解釈とミュンヘンフィル・サウンド(明るめ金管)とが融合しています。つまり、ともにマラ9という曲に流されず、持てる個性をこの曲にぶつけた感じです。良いじゃないですか、 “この姿勢!!” このコンビで自分の個性をころしてまでも、重々しいマーラーを聞きたいとは思いません。(他のコンビでいくらでも聴ける。) やはり、このコンビのマーラーはこうでなくっちゃー!
51)クーン@マルキジアーナフィル

2004年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] 真剣に聴いていると、指摘したい点は山ほどあり、<楽員の技量>、<タイミングの不統一感>、<アンバランスな響き>など、「おいおい!」というツッコミしたくなるCDなのですが、まあ、この演奏時間の全85分が、このような不平不満の連続ではないことは、きちんとお伝えておかねば、、、。当方は騙されているのかもしれないが、普通に演奏されている箇所が、逆に極めて良く聴こえてきます。演奏テンポも標準的で、演奏はかなり熱めの解釈になっており、指揮者クーンとしての解釈には好印象をもったのですがねえーーー。
52)ハラス@ポーランド国立管弦楽団

1993年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] ナクソスレーベルによるマラ9の録音です。第一印象としては残響がとても多い録音ということです(エコーがかかっているよう!この点で残念ながら減点評価)。演奏の方はテンポも極めて標準的で、演奏解釈も実に丁寧で良い感じです。手を抜いたところは見られません。このような好印象の点はナクソス盤に共通して言えることで、さらに低価格とあって、初心者の入門盤としては重宝されていたのですが、、、。ただし、現在のメジャーレーベルの廉価盤への進出傾向もあり、この2枚組みで2000円というのは、価格としての優位性が薄れているのは残念なところ。
53)シェルヘン@ウィーン響

1950年  評価
評価なし(モノラル)
mah
[感想] 録音の年代からしてモノラル録音は当たり前ですが、演奏に関してはかなりのハイテンポです。まあ驚くほどのテンポでは無いので、この点で苦情はないのですが、このテンポの為、オケが全くついていっていません。響きもバラバラ!これでは、お薦めできませんねえ!
54)コンドラシン@モスクワフィル

1964年  評価
★★★★★☆☆☆☆☆
mah
[感想] かなり音は悪く、この点はいただけないので、このCDを好んで聴こうと気になりづらいところがあるため、総合的に点が減点されております。日本初演のCDと比較して、演奏テンポは若干長めですが、やっぱりかなりの快速演奏。演奏に関しても日本初演と比べて、感情の表現されている熱い演奏となっております。
55)スヴェトラーノフ@ハーグ・レジデンティ・オケ

1994年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想] スヴェトラーノフによるマラ9ということで、“爆演系では”と期待して聴いたのであるが、1楽章から至って正統的に進んでいきます。と思いきや、突然、3楽章で爆演系ならぬ快速系へ。なんと10分台。バーンスタインでも11分台なのに、、、ビックリ。タメも何もありません。立て板に水がごとく音楽が流れていきます。オケの技量には拍手ですがね。4楽章では重厚な弦の響きを堪能でき、さらに3楽章と変わって、丁寧な演奏です。このような4楽章の演奏は当方の好みです。オケが手兵では無いこともあるかもしれませんが、スヴェトラーノフのやりたかったことがどこまで表現できているのやら?
56)小澤征爾@ボストン響

1989年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] 当方、このCDにはかなり期待していたところがあります(このように低評価になったのは、その反動もあります)。その根拠はサイトウ・キネン・オケとのCD演奏を聴き、小澤@ボストン響のラストコンサートでの熱演を見ていたからです。このため小澤氏の手兵であるボストン響とのCD録音なら、かなり気合の入ったものになっているではと思ったからです。結果からすると、残念ながら期待をはずされた感がします。何とも感情移入の乏しい無難な演奏となっており、これでは、いくらミスの少ない丁寧な演奏と言われてもそれまでということになってしまっています。これなら、サイトウ・キネン盤の方がましとしか言いようがありません。
57)朝比奈隆@大フィル

1975年  評価
★★★★★★★☆☆☆(+★)
mah
[感想] 1975年ということは、1973年の森@N響の日本人コンビによる演奏からわずか2年あまり。このような時代に、朝比奈氏がマーラー9番に注目し、演奏会に取り上げて、さらに録音がこうしてCDとして世に出てくれることに感謝!(星1つ追加)録音は当時のライブの中では良好な部類ではないだろうか。心配していた演奏技術も高レベルの演奏であり、当時のライブでここまで演奏できれば十分!!解釈としても極めて正統。純粋に評価に値する演奏だと思う。
58)シャイー@コンセルトヘボウ (SACD)

2004年  評価
★★★★★★★★★☆(+★)
mah
[感想] ついにシャイー@コンセルトヘボウのコンビによるマーラー交響曲録音もこの曲で最後ということになりました(10番はベルリン放送響との録音ですが)、まさに集大成とはこのこと。さらにシャイーのコンセルトヘボウとの首席指揮者としての最後のコンサートということで指揮者もオケもかなり気合が入っていますね(こういう逸話を聞くと思わず星1つ追加!)。録音はコンセルトヘボウならではの残響有りです。さすが、音作りは一音一音、極めて丁寧です。解釈は劇的なものではなく、ゆったりと着実に進み、コンセルトヘボウらしく暖かさがあります。これは買いでしょう。SACD盤も購入しましたが、CD盤の方が音が厚くなっております。うーむ、何故だ??
59)ペーターノストロ@ブンデス・ユーゲント・オケ

2001年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] 本演奏はマーラーが避暑地として、そして作曲を行っていたトーブラッハで、行われたグスタフ・マーラー ミュージックウィーク2001の中での演奏を録音したものとのこと。指揮者もオケも知らなかったのだが、オケの方は若手(学生)演奏家によるオケのようで休日や長期休み時に練習し、年に数回程度演奏会を行っているようである。演奏としては、かなり力が入っており、情熱が感じられ、とても良くやっていると思うが、如何せん、精一杯で自分たちの解釈を表現する余裕が、、。これは仕方が無いか!
60)バルビローリ@トリノ・RAI・オケ

1960年  評価
評価なし(一部モノラル)
mah
[感想] 60年のトリノでの演奏会のライブ録音である。録音状態も当時にしては大変良好。ついつい後年のBPOとの録音CDと比較してしまうのだが、やはりBPOの方がオケの精度も高く、ステレオ録音ということで、バルビローリのマラ9演奏、解釈を知るということでは、BPOとのCDで十分だと思う。このCDもなかなかの演奏だと思いますがね。
61)ミトロプーロス@ニューヨークフィル

1960年  評価
評価なし(モノラル)
mah
[感想] ミトロプーロスの手兵であるニューヨークフィルによるマーラー9番。一度、ミトロプーロスのマラ9を聴いて見たいと思っておりました。<さすがですなあ!ミトロプーロス、ニューヨークフィル> 迷いの無い一貫した解釈、オケも十分にマーラーを理解しているようです。60年としては立派なものです。この演奏経験が後継者のバーンスタインとの(1965年の)名演CDへと引き継がれていったことも頷けます。如何せん、録音がイマイチ。残念だなあ、これで音が鮮明ならば、、、。
62)ツェンダー@ザールブリュッケン放送響

1977年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想] ザールブリュッケン放送響といえば、ミスターSとのブルックナー交響曲演奏が有名ですが、このCDは「ツェンダー・エディション」のものです。録音も大変良好です。このハンス・ツェンダー氏は、1936年ドイツ生まれで、指揮者としては、かなりオペラ畑を歩んでいる方のようです。他にも作曲家としての側面もあり、現代音楽についても精通しているよう。おそらくマラ9についてもかなり研究したのではと思っております。全体的な解釈としては快速系の演奏ですが、総じて丁寧な仕上がりです。そして、他のCDではあまり見られない高音重視の音作り。なかなか主張されております。
63)セーゲルスタム@デンマーク国立放送響

1991年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想] まずは、録音の良さに感動!!セーゲルスタムといえば、爆演系かと思いきや、当方の勘違いだったようです! 音の響きは、1音1音、丁寧な響きの連続。強音部では、やや重厚感を持つものの、弱音部では繊細なものとなっており、粘着感は全くなく、どちらかというと優しさ、温かみを感じるものとなっています。この表現やはり北欧コンビのなせる技なのか。さらに、この演奏、テンポが絶妙です。遅すぎず!早過ぎず! 増してや、最も感心したのでが、ホルンの何とも言え無い優しい響き、しびれましたーーー。「セーゲルスタムさん、いい仕事しますねえ」
64)フェドセーエフ@モスクワ放送響

2002年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] まず録音状態は、ライブ録音としては良好で、問題なし。快速演奏ということなのか、唐突なあせりを感じさせる旋律美に欠けた演奏と言う印象を持たざるを得ません。しかし、このCDの魅力は、「金管バリバリ」、「打楽器ドンドン」、「弦楽器ゴリゴリ」と迫力には圧倒されますが、曲の構成は破綻せずに演奏されており、この点は褒めるのみ!まさに爆演ロシアオケの真骨頂です! これはこれで、なかなか他の演奏では聴くことの出来ないアプローチで、独特の魅力がありますよ。以上の点で当方の評価はあまり高くありませんが、一度聴いてみてはいかが?
65)ハイティンク@コンセルトヘボウ

1987年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想] 1987年のクリスマス・マチネでの演奏です。前回のスタジオ録音より、17年の年月が経ているということになります。録音状態としては、ライブ録音では良好な部類に入り、個々の楽器も鮮明に聴こえてきます。無音時に小さくブゥーというノイズが気になるのが、大変残念です(これで星1つ減点となりました。残念!)。さて、17年前とテンポを比較すると、1楽章:2分、2楽章:1分、3楽章:20秒、4楽章:4分とそれぞれ遅くなっております。前回のCDでは、可も不可も無い安全運転の演奏でしたが、この演奏はライブ録音ということもあってか、なかなかハイティンクの情熱がこもっております。当然、オケもコンセルトヘボウですので、文句の付け様無し。<これぞ、本領発揮、ハイティンクのマーラー9番!!> 特に4楽章が、何とも深い味わい。人間味たっぷり。感動の一言!!
66)ギーレン@南西ドイツ放送響

2003年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想] 録音が良好です。思わず「こりゃ、良い!」。 低弦の響きが濃く、さらに金管も上出来。とても説得力ある演奏となっております。なかなかテンポも揺れますが、計算し尽くされた演奏という感じ。特に3楽章のゆったりとした壮大な音作りが素晴らしいです。そして終楽章の統一感のある響きも聴き所でしょう。もう少し精度が良ければなあと思いますが・・・。
67)ティルソン=トーマス@サンフランシスコ響 (SACD)

2004年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想] さすがSACD録音で音質は極めて良好です。残響も良い感じ。第一印象ではアッサリした極めて整った解釈だなあと思っていたのですが、何度も聴いていると分かったのですが、過度の表現を避けつつ、実にゆったりと丁寧な音作りが成されており、落ち着いた解釈となっています。このような癒し系のマラ9も良いものです。さらに高級感ある包装で所有欲をくすぐりますなあ。このシリーズのマーラーを揃えたくなりますが、何せ高価だからなあーーー。
68)タバコフ@ソフィアフィル

1991年  評価
★★★★★★☆☆☆☆(+★)
mah
[感想] 超廉価盤CDとして、全く?期待していなかった割には、録音状態も合格点(打楽器最強。ややエコー気味)。さらに、個々の音にも存在感が有り(ややバランスに難か?)、解釈も至って普通というより、重厚な音作りは当方の好みの方に入る!!技術的には完璧ではありませんが・・・。マーラー9番の入門盤としても十分に推薦出来るレベルである。この値段ならば、文句無し。十二分に元は取れます。評価的には、星6.5を付けても良いくらいです。破格の安さに負けて星1つ追加。
69)スヴェトラーノフ@ロシア国立響

1992年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想] 音がどぎついなあ! この点では、さすがはスヴェトラーノフという所か?? 重厚を通り越し、うるさいと感じ程。楽器が唐突に鳴り響く!! 音作りの印象もあるのか、解釈的には、荒いし、粗い。耳障りな箇所もあり、落ち付いて音楽に浸ることが出来ない。ただし、4楽章では一変し、丁寧かつ深い音色に! 当方としては、スヴェトラのマラ9としてはハーグ・レジデンティ・オケの方を薦めたい。
70)ベルティーニ@ケルン放送響

1991年  評価
★★★★★★★★★★
mah
[感想] もうダメです(涙!)。このCDを聴くたびに日本でのラストコンサートになってしまった2004年5月30日みなとみらいホールでの東京都交響楽団との演奏会を思い出してしまいます(CD発売されております。下記参照)。テンポもほぼ同じ。解釈もほぼ同じ。ただし、都響との時は繊細な音作りでしたが、このCDではオケが手兵のケルン放送響となり、音色がより豊潤さを増し、一音、一音、実に深い響きに満たされています。マーラーに対する思い入れが充分にひしひしと感じとれます(まさに同化しているかの様)。まあ、これ以上は記述しませんが、「聴いて見て下さい」としか言いようが御座いません。当方の思い入れも入り、満点評価にさせて頂きました。
71)アバド@グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 (DVD)

2004年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想] 確かに、よくよく見て聴いてみると、音と映像がほんの少しズレているような・・・(音の方が早い?)。録音は低弦が強調されて聴こえてくる傾向があるようです。アバドのマーラー9番の映像というので価値はあります。1999年のBPOとの演奏とテンポはあまり変わりません。若き演奏家たちが一生懸命アバドの指揮棒に食らいついていく姿が見えます。全体的になかなかの熱い演奏となっていますが、もう少し演奏に深み?が足りないのは仕方の無いことか。しかし、大健闘の演奏だと思います。そして演奏とは関係ありませんが、ホールの美しさにビックリ!
72)インバル@日本フィル

1979年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]1979年11月19日東京文化会館でのライブ録音。録音状態はライブらしく生々しく良好です。ということはインバルがフランクフルト放送響とマーラー交響曲全集の録音より前ですな。1986年のフランクフルト放送響とのマラ9とのテンポと比較して、1楽章はやや早く、2、3楽章は同じ、終楽章はやや遅めとなっております。オケはとても熱く演奏しており、さらに解釈の点でも若きインバルらしく、86年盤よりも感情の入ったストレートな音作りを心掛けたのは分かる。感動の名演といわれているようで、会場にいた聴衆はオケと指揮者の熱い雰囲気に呑み込まれたかもしれません。うーむ、しかしオケの精度がイマイチ!!
73)ベルティーニ@東京都交響楽団 (SACD)

2004年  評価
★★★★★★★★★☆(+★)
mah
[感想] 日本でのラストコンサートになってしまった2004年5月30日みなとみらいホールでの東京都交響楽団との演奏会での録音です。もう!この演奏に立ち会った者としては何もここでは語りません。<コンサート感想の森>を御覧下さいとしか・・・・・。
74)クレンペラー@VPO

1968年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]クレンペラーとVPOによるマーラー9番のライブ演奏の記録であり、良い録音状態で聴くことができるのは嬉しい限り! クレンペラーのマラ9といえば、67年のニューフィルハーモニアとの名録音があるが、テンポ的には、1〜3楽章がこちらの方が速く、終楽章はほぼ同じとなっている。さて、演奏の方であるが、これは71年のバーンスタイン@VPO(DVD)の評でも述べたが、やはり、オケとしてのこの曲の理解度が不十分と感じずにいられない。VPOにしては、オケの精度が悪く、アンサンブルもイマイチ! 4楽章については、良いのだけれど・・・・。クレンペラーの意図が反映されているとは言いがたい。 クレンペラーのマラ9としては、手兵ニューフィルハーモニアとの録音盤を是非、推薦したい(本当に超名演です)。
75)カヒーゼ@トビシリ響 (DVD)

?年  評価
★★★★★☆☆☆☆☆
mah
[感想]DVDケースにDVD1枚のみが入っており、どこでの演奏会か、いつの演奏かも不明です。何ともいい加減な感じ。指揮者のジャンスク・カヒーゼ氏を存じ上げませんでしたが、1936年グルジア生まれで2002年に亡くなっており、この演奏会は少なくとのその前ということになります(当たり前だが)。トビシリはグルジアの首都です。グルジアは地理的には黒海とカスピ海都の間にあり、人口500万人とのこと。この演奏ですが、映像もぼけており、録音も良くない。 オケの技術もイマイチですが、精一杯の姿勢は見れます。そして、カヒーゼの渾身の指揮振り。ということで興味のあるかたはどうぞ!
76)マデルナ@BBC響

1971年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]CD1枚に収まっております。録音状態はまあまあです。イタリアの指揮のブルーノ・マデルナですが(1920-1973)、指揮者とともに作曲家で有名。このように現代音楽作曲としてのマーラー解釈というのは興味があります(ギーレンなどもそうですが)。オケも上手く、響きも素晴らしいものです(70年代前半の演奏としては、理解度が高いと思います)。解釈としては、かなりテンポを揺らしていますが、きちっりと1音1音響き、テンポを制御しております。終楽章が演奏時間21分で速いテンポですが、いかにも焦っている印象がしてなりません。
77)ヘルビッヒ@ザールブリュッケン放送響

2002年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]指揮者のギュンター・ヘルビッヒ氏は、1931年生まれ。1972年からドレスデン・フィルの音楽監督、1977年ベルリン交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任と旧東ドイツを中心に活躍され、ブラームスやハイドンなどドイツ、オーストリア系の作曲家のCDが多くリリースされています。マーラーやショスタコーヴィッチも最近録音をされているよう・・・・。この演奏ですが、CD1枚に収まっております。録音状態も良好です。これも21世紀の演奏ですが、極めて整った良い演奏でして・・・・(オケも上手いし)。やはり、この曲はもう超難曲ではないのでしょうか?? 解釈は至って正統派! 安心できる演奏です。曲の流れを重要視した演奏と印象を持ちました。
78)クレツキ@イスラエルフィル

1954年  評価
評価なし(モノラル)
mah
[感想]録音状態がねえ。金管の音がくすんでいます。打楽器や木管の音量のバランスも悪い(これは録音とは無関係なものと思うが)。ある時は聴こえずらいと思ったら急に主張した音となったり、最近の名演を聴きなれたものとしては????  とはいえ、全体的な解釈としては悪くないと思うし、現在の解釈につながるものがあります。特に4楽章は良いと思います。この終楽章だけでも、1950年代の演奏ということでは、シェルヘン@ウィーン響に比べれば、マラ9を広めるということで果たした役割は大きいと思います。テンポも3楽章の超快速を除けば、一般的なものです。オケがイスラエルフィルですが、1枚くらいこのオケのマラ9を持っている思ったら、このCDが最初。というより、他の指揮者でリリースされてましたっけ?? バーンスタイン@イスラエルフィルの演奏会は有名な話ですが。
79)シノーポリ@シュターツカペレ・ドレスデン

1997年  評価
★★★★★★★☆☆☆(+★)
mah
[感想]当方にとって待望のCDです。1993年のフィルハーモニア管との名演CDから4年後の1997年にシュターツカペレ・ドレスデンを指揮してのライブ録音です。まず驚かされるのが、1993年盤にも増して、テンポが遅くなっています。1楽章では4分以上、2楽章が約2分、3楽章が1分、4楽章が2分以上と曲全体で10分遅くなっています。特に1楽章が約33分って(なかなか30分を超える演奏も少ないのですが)。もうゆったりとゆったりと丁寧に美しく音楽が流れていきます。これこそ“シノーポリの世界”です。聴いていると別の世界に連れて行かれそう。3楽章はやはり、それなりのテンポは欲しいけどね。1993年盤と比較して、この超スローテンポにオケの戸惑い、迷いも感じられ、精密さ、緻密さが若干落ちるのは仕方ないところか。録音もわずかだが金管高音の割れもあるのが残念。しかし、しかし、マーラー9番の究極のスロー解釈を体現した演奏であることは間違いないと思います。流石はシノーポリだ。
80)バレンボイム@シュターツカペレ・ベルリン

2006年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]“バレンボイムのマラ9”というのが、このCDを買う前からイメージが沸かなくて、どのような演奏だろうと思っていた。聴いてもらえば分かるのだが、大変分かりやすい音楽作りである。粘着系でも無くアッサリ系でも無い。明朗なマラ9である。ツボは押さえている演奏であるし、細部も怠らずに表現している。オケの技量も確かなものである。録音も良好である。久々にファースト・チョイスとしてお薦めできるCDである(1枚に収まっていますし)。当方はこの演奏では泣けませんが・・・。
81)小林研一郎@日本フィル (SACD)

2007年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]ついに出た“コバケンのマラ9”  日本人指揮者である高関氏や井上氏は、上にも述べているように、この曲に特別な思いを持っており、この特別な感情が演奏CDを聴いても分かるのであるが、コバケンはこの曲について、どのような感情を持って演奏したのだろうか。  ライナーノーツに書かれても良かったと思うのだが、一言も言及が無い。  この曲にどれだけ真剣に立ち向かったかというのが、素直に表現される曲であり、それだけ難曲でもあるのだ。さて、このCDを聴くと一音一音に感情の大変こもった良い演奏である。日フィルの完璧ではない荒削りな表現が心にまた訴えかけるものである。  熱く豪華なマラ9である。  ここまでの名演奏とは思ってみなかったが、良い意味で裏切られた。ビックリである。録音はもちろん良好である。もちろんコバケンの唸り声も聞こえます(気にならない程度です)。
82)ベルティーニ@ウィーン響

1985年  評価
★★★★★★☆☆☆☆(+★)
mah
[感想]ベルティーニによるウィーン響とのムジークフェラインでのライブ録音。録音状態は良好です。ベルティーニといえば、ケルン放送響(1991年)や都響(2004年)と超名盤がリリースされており、この演奏よりさかのぼる85年の演奏解釈が気になるところ。1985年のベルティーニのマラ9の解釈ですが、上記の演奏と大きくは変わって無く、この頃にはマラ9解釈は固まっていたのでしょう(特に終楽章の解釈は良いですねえ)。しかし、オケのこの曲の理解力不足、練習不足なのか1楽章、2楽章では不安定な箇所があり、イタダケマセン!!3楽章(金管)、4楽章(弦楽)は良いのですが。やはり、音を出すだけで精一杯という感じ。「マラ9&ベルティーニ」のファンは購入する価値はあるとは思いますが、その他の方は、上記の超名盤CDで十分です。
83)マーツァル@チェコフィル (SACD)

2007年  評価
★★★★★★★★★☆
mah
[感想]第一印象は「流石、チェコフィル!!」  何でしょう、この安定感と聴いていての安心感。アンチェル(1966年)、ノイマン(1982年)、ノイマン(1995年)、アシュケナージ(2002年)と脈々と続くマーラー9番におけるチェコフィル・サウンド。アンチェルの録音から半世紀以上経とうとも、この暖色系!! 正確かつ丁寧な音作り。本当にこの音色、心に沁みる!! 指揮者が変わろうと幹となる芯は変わらない。そして、さらにこれらの指揮者がチェコフィルとマラ9を理解し、指揮、演奏していることだ。この点が指揮者の強い独自の解釈が感じられないことにも繋がるのだが・・・・。いたって正統的なマーツァルの解釈。良い演奏です。改めて、チェコフィルのマーラー9番は素晴らしい。
84)ラトル@BPO

2007年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]いやーー、凄いね。サイモン・ラトルは! 1993年のVPOとのコンビに続き、BPOとのコンビでマラ9を録音。やっぱりEMIで音がイマイチ!クリア感に欠ける。上のマーツァル@チェコフィルと比較しては良くないとは思うが、この曲に対するオケ(BPO)の演奏する姿勢が異なる気がする。各演奏者の1音1音への丁寧さ(音の鳴り始めから鳴り終わりまで)が違うんだよな。当然、技術的に文句のつけようはありません。ラトルの緩急、強弱を揺らす解釈(VPOとの演奏と大きくは変わっていません)はあるとしても、印象としては <軽い!>という感じがしてなりません。
85)ロスバウト@南西ドイツ放送響

1954年  評価
評価なし(モノラル)
mah
[感想]この指揮者ロスバウト氏ですが、戦前、戦後期にドイツを中心に活躍した方で、フランクフルト放送響やこの南西ドイツ放送響の初代首席指揮者でもあり、特に現代音楽の演奏に尽力されたとのこと。録音がぼやけてよくありませんが、音の強弱はよく捕らえられていると思います。演奏の方は、音を体現するので精一杯というところですが、3楽章、4楽章はよくやっていると思います。
86)ザンデルリング@BBCフィル

1982年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
mah
[感想]ザンデルリンクのマラ9ではベルリン響(1979年)、フィルハーモニア(1992年)を所有しており、このCDはこれらの演奏の間であり、スタジオ録音である。解釈は79年のベルリン響との演奏に近くなっております。録音の関係上か、打楽器や金管の音が目立つとともにソロの音が強調され過ぎ。他の楽器の音が掻き消され気味。「うるさい」と感じる演奏になっております。
87)ジョナサン・ノット@バンベルク響 (SACD)

2008年  評価
★★★★★★★★☆☆
mah
[感想]このような名演に巡り合えるところが、この曲のCD収集が止められないところなのだが。この指揮者ジョナサン・ノット氏は1963年生まれということで、当方とほぼ同世代といってもいいだろう。このノット氏は2000年よりバンベルク交響楽団の首席指揮者に就任し、この演奏はこの手兵バンベルク響とのものである。バンベルク響といえば、ホルスト・シュタインが長く首席指揮者を務め、まさにいぶし銀の手堅い演奏をするオケであり、好きなオケである。この録音にあたり、5日間のスタジオセッションを行い、この甲斐もあり、本当に素晴らしい演奏となっている。土台にはノットとバンベルク響との意思疎通があることとこの曲に対するオケの理解度とノットの一貫した解釈に基づくものと思われる。実に丁寧な音を表現しており(特に木管ソロの実に丁寧な音作り)、しかし、緩むことなくこの曲の機能美が表現されていることには感心させられる。終楽章はもう少し温かみがあってもよかったかなと思う。もちろん録音も文句ありません。
88)ドラティ@ベルリン・ドイツ交響楽団

1984年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想]まさか、アンタル・ドラティのマーラー9番を聴こうとは・・・・。というか演奏していたことに驚きです。というのも当方にとって、ドラティはデトロイト響とのストラヴィンスキー「春の祭典」のイメージが強く、他にもバルトークなど、マーラーと結びつかなくて・・・。このCDを聴いての第一印象「ドラティはマーラーを理解しているなあ。それと録音が素晴らしい。」ライブでありますが、オケの演奏精度は高いです。 ドラティは1906年生まれということは78歳の演奏。78歳とは思えない明快な演奏で、ぱっと聴くと中堅若手指揮者の演奏のようです。21世紀の現在でも十分に通用する解釈というか、過度の感情に流されていない人工的、機能的な分厚いマーラー解釈です。これはこれで78歳で戦前、戦後といろいろな指揮者、演奏に触れてながらのこの解釈。いかに先進的な指揮者であったか。3楽章のテンポの遅さ(14分15秒)。これはこれで興味深い演奏になっています。 <ドラティ恐るべし>
89)ギルバート@ロイヤル・ストックホルム・フィル (SACD)

2008年  評価
★★★★★★★☆☆☆
mah
[感想] 82分22秒の演奏のこのCD、たったの1枚です。何とか無事に再生できています。素晴らしいですなあ。このアラン・ギルバート氏は1967年生まれでついに我々世代の指揮者の登場です(ハーディングは別格ですが)。このギルバート、今年からマゼールの後を継ぎ、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を任されるという大役。当然、ニューヨーク・フィルとなれば、マーラー演奏はお得意になっておかないと・・・・(名だたるマーラー指揮者の御歴々がいらっしゃいましたから)。北欧のオケによるマーラー9番といえば、<セーゲルスタム@デンマーク国立放送響1991年><ヤンソンス@オスロフィル 2000年>と名演奏がありますが、このロイヤル・ストックホルム・フィルですが、やや重厚なドイツ的な音色となっております。曲の理解、演奏技術は文句の付けようがありません。一方、アラン・ギルバートの解釈ですが、至って中庸、悪く言えば可も無く不可も無くで、面白みに欠けるものです。これからに期待しましょう。おそらくニューヨーク・フィルでもマラ9を演奏してくれるでしょうから・・・。
90)ホーレンシュタイン@ウィーン響 

1954年  評価
評価なし(モノラル)
mah
[感想]やはり、録音状態ですかねえ。弦楽器は生々しく聞こえるのですが、金管(特にホルン)がショボショボ。まあ、あまり多く語ることはありません。ホーレンシュタインといえば、ロンドン響(1966年)とのステレオ録音ライブがありますので、それを聴けば十分でしょう。
91)飯守泰次郎@東京シティフィル

2008年  評価
mah
[感想]
92)大植英次@ハノーファー北ドイツ放送フィル (SACD)

2009年  評価
mah
[感想]
93)ノリントン@SWRシュトゥットガルト放送交響楽団

2009年  評価
mah
[感想]
94)サロネン@フィルハーモニア

2009年  評価
mah
[感想]
95)ジンマン@チューリヒ・トーンハレ

2009年  評価
mah
[感想]
96)朝比奈隆@大フィル

1983年  評価
mah
[感想]
97)若杉弘@ケルン放送交響楽団

1983年  評価
mah
[感想]
98)サラステ@ケルン放送交響楽団

2009年  評価
mah
[感想]
99)アバド@VPO

1987年  評価
mah
[感想]
100)山田一雄@新日本フィル

1986年  評価
mah
[感想]
101)ゲルギエフ@ロンドン響

2011年  評価
mah
[感想]
102)ゴレンシテイン@ロシア国立交響楽団

2010年  評価
mah
[感想]
103)バーンスタイン@イスラエルフィル

1985年  評価
mah
[感想]
おまけ
名盤揃いのこの曲であるが、ますます!どんどん?購入していきたいと思っている。さらに21世紀になり新しい解釈の演奏が聴けることを楽しみにしている。

しかし、このマーラー交響曲9番の批評は我ながら厳しいと思います。バーンスタイン盤(コンセルトヘボウ)、カラヤン盤(ライブ)、ジュリーニ盤が星8つですもの。これほど優れた演奏であれば、他の曲なら当然、星10個ものです。それだけ、マゼール盤(CD、DVDとも)、カラヤン盤(スタジオ)、クレンペラー盤、シノーポリ盤、ノイマン(95年)盤、井上盤、シャイー盤、セーゲルスタム盤が、当方の心の琴線に触れたということなのでしょう。

ベルティーニ盤につきましては、当方の思い出もありまして、満点評価ということで、お許し下さい。

マーラー9番の演奏ということでは、堪能出来ませんが、バーンスタイン@BPO盤は、違った意味(指揮者とオケの真剣勝負)で、超名盤です。是非、御一聴を!!

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