| 松郷屋焼 | 濱窯 はまがま | ページ開設日01年8月14日
陶工控書更新日 09年03月12日 |
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| No.22 | 野生のアズキ | 田中浜子 |
当工房の製作方針は、ロクロの師匠である父(田中来治)が私に常々言っていた「手にとる器はみためより軽 く作らなくてはいけない」という言葉を大切に、(実際、窯業技術史上では、いかに軽くつるか先輩は努力をか さねました。)薄作りの器を製作しています。
釉薬(うわぐすり)に関しては、(私の出身地愛知県瀬戸市の)窯業高校で取得した基礎知識、文献から得られ た知識、また自らの釉薬に対する好奇心、それらを土台として作陶生活に入ってから始めた釉薬実験の成果 をもとに自ら調合しています。また調合実験の過程で融剤(釉薬調合物を熔かす役目をする物質)を石灰(Ca CO3)から木灰(古来、東洋陶磁の融剤の本体でした)に置き換えました。それによって石灰にはない不安定だ が捨てがたいあじわいを得ることが出来ました。
木灰は冬場に暖房と乾燥(新潟の冬は湿度が高い)のために使う薪ストーブから採取しています。さいわい当 地では樹種ごとにトン単位に近い量で入手できます。 これは重要なことです。 なぜなら、灰は採取した状態 のままで使用せず、水簸(すいひ 原料を水のなかに入れて浮力の差を利用して精製する技法)、あくぬき(可 溶性塩類の除去)、天日乾燥(一部は泥の状態で使用)してから使いますので、元の量にくらべて最終生成物 はずいぶん少なくなります。 したがって、精製灰を生産に必要な量を確保するには入手できる木の量が重要 になります。 今後とも、木灰が入手できるかぎり手間はかかりますが、融剤としての木灰にこだわりたいとお もいます。
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所在地 新潟県新潟市西蒲区鷲ノ木664−3
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