京都市の鍼灸院、南区ですが下京区、西京区、伏見区、向日市、長岡京市にも至近の鍼灸院です
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院長のエッセイ
患者様への年賀状や医療誌への投稿時に作成した文をご覧ください。
免疫と東洋医学 脳ブーム 呼吸は健康の鍵 転ばぬ先の杖の鍼灸
21世紀はエネルギー、気の時代 膝関節炎と鍼灸 お正月の養生法 手のしびれ
心、気、宇宙、素粒子(長文、専門家向き)
誰もが健康と長寿を願いますが、その鍵は免疫を高めることにあります。免疫とは外から入ってくるばい菌をやっつけたり、がん細胞を死滅させたりする人体に備わっている力ですが、残念ながら年齢とともに落ちてきます。最近、マスコミで話題の阿保徹博士の免疫理論は、単に病気を薬で押さえつけようとする現代医学に大きな警鐘を鳴らしています。彼の免疫を高め難病を治す4ヶ条とは、
1、ストレスの多い生活を見直す、百点でなく七十点で良しとする。
2、病気に対する不安、恐怖から逃れる。
3、不必要な薬や手術などの免疫を抑制する治療を受けない。
4、副交感神経を高める、その為には玄米、野菜、小魚、発酵食品を多くとる、軽い運動や入浴などでリラックスする、東洋医学を活用する、(指先にあるツボに鍼灸治療を受ける、自分で揉む)
健やかな生活のため、ご自分でできる範囲内で活用されてはいかがでしょうか。
近年、脳の働き、メカニズムが科学的に解明されてきて、色々な医学的分野にその成果が応用されるようになって来ました。脳の中に分泌される化学伝達物質を測定して、どうしたら脳の働きを高められるか、老化を抑えられるか、気分の障害を回復できるか、などが解明されてきました。脳科学者の茂木健一郎氏のテレビでの活躍は衆知のことです。もう一人の著名な脳生理学者の高田明和医博の脳を癒す法をご紹介します。
1、軽いリズミカルな運動を定期的にする。2、笑う、可笑しくなくても笑い顔を作る。すると笑ったと同じ様な心の変化が起きる。3、呪文のように、良き言葉をとなえる、①すべては良くなる②困ったことは起こらない③嫌な過去は考えない。すると不思議なことに脳が癒され、人生が良き方向に向かう。
この方法は彼自身がうつ症状に悩み考え出しただけに効果抜群です。是非、実践してみてください。また脳は腎経や心経などの経絡、気の流れによりコントロールされています。これらを鍼灸により正常化することによって気分や脳の働きが改善されます。お試しください
呼吸は健康のカギ
呼吸は無意識でも意識的にも行えます。そんな器官は他にはありません。意思で動かせる神経と、勝手に動いてくれる自律神経の二重の支配を受けている珍しい器官なのです。ということは呼吸法により、自律神経の支配を受けている内臓や気持ちをコントロールできるのです。誰にでも出来て効果抜群の呼吸法をご紹介します。
1、臀部のみに座布団をひき、やや前傾姿勢であぐらをかく。背中をまっすぐにして手を膝の上に置く、掌は上向き。2、腹式呼吸で腹をへこましながら、肺の空気をゆっくり全部、口から搾り出していく。3、吐ききって1-2秒止める。4、吸気は鼻から吸ってまず肺の下部、続いて上部に空気を満たす。5、吸気が充満したら数秒息を止める。6、再び、腹から空気を搾り出す。これを20-30分繰り返す。
(注)眠れないときは仰向けで寝てやってもよい。吸気のときエネルギーが充満し、呼気のとき要らない物が出て行くイメージを描くとよい。
つい半世紀前までは人生五十年といわれていましたが、いまや人生九十年の時代になりました.しかし人体の構造はそれほど変わっていないので,四十歳前後から色々なトラブルが体に起こってきます.健康で長生きするには己の体を知り,大事にいたわってあげることが大切です。家でも、放っておくとすぐ痛みますが,手入れをよくすると長持ちします.こういった加齢からくる心身の不調を治し防ぐには,鍼灸が最も適しています.食事に気をつけたり薬を飲んだりするのも良いのですが,それを受け入れる側,体がしっかりしていないと何もなりません。病気のときはもちろんですが,少し体調が悪い病気前の時に鍼灸を受けることにより,より健康体になり元気になれます.定期的に治療を受けられ,風邪を引きにくくなった,仕事で疲れにくくなった,血液検査の結果が良くなったといった方が多数,おられます。鍼灸は自然治癒力をますので,元気の源,氣を増大させる事ができるのです。
21世紀はエネルギー, 氣の時代
夏の夜空を見るとロマンチックな気分になるのは、人体も星の爆発で出来た元素で作られているせいかも知れません。さて、最新宇宙学によると、星などの既知の物質は宇宙の構成要素の4%のみで、21%は未知の物質ダークマター、そしてなんと75%は未知のダークエネルギーから出来ているそうです。そしてエネルギーやダークマターが星などの物質を生み出す母体になっているそうです。
元気の源である東洋医学で言うところの氣も未知のエネルギー、21世紀中にはその素粒子が解明され、重要性が科学的に認識されるのでは、と思っています。
寒くなってくると、膝に水がたまる人が増えてきます。なぜ水がたまるのでしょうか。水(間接液)とは車のオイルの様な物で、関節のためには必要不可欠、健康な関節には少量の関節液が必ず存在します。ところが無理がかかると、炎症がおこり熱をもってきます。その副産物として水が増えるのです。だから、炎症がおこった原因をそのままにして、水だけ抜いても決して良い事ではないのです。
膝の悪い人はたいてい中年以降の筋力のない、肥満気味の人です。対策としては、その逆をいったらいいのです。年齢はどうしようもないですから、
1、太ももの筋肉をきたえる。体操として、仰向けで足を挙げ、じっとこらえる。
2、体重をおとす、言うは易し、行うは難し、ですけどね。
3、膝の関節にかかる圧力を減らすために、正座、階段の昇り降りを避ける。
また、はり灸、特にお灸は効果的で、自分でもできる、というメリットがあります。ただし、熱感があるときは局所は避け、遠隔のつぼを使うのがコツです。
お正月休みは,じーっとしているうえ、つい食べすぎ飲み過ぎで胃腸をこわしがちです。親戚が集まったり、面白いテレビ番組があったりで、仕方ないですね。また、胃腸が弱ると胃酸の殺菌作用が落ちてウィルスに負け、風邪も引きやすいものです。調子悪くなったら、飲食を控えることが最重要ですが、足三里というツボにお灸や温灸をしたり、お腹に使い捨てカイロを貼ったりすると、回復が早まります。足三里は膝の骨の外下方、向こう脛の外側にあります。松尾芭蕉が奥の細道を旅するとき、ここにお灸をしていました。また、へその周囲には胃腸のツボがいっぱいありますので、使い捨てカイロを縦にして、カイロの下端がへその下端になるように貼ってみてください。直接貼った方が効果的ですが、低音ヤケドに注意して、短時間にして下さい。もし、こじらしたら、鍼灸治療で胃腸は勿論、肝臓やのどの調子も整えられますので、早めに御相談ください
手や指がしびれるという方が、よく来院されます。たいてい、原因は手ではなく、その神経の出口である首の骨です。若いころから肩こりで、放っておいて手までしびれてきた、という方が大変多いです。なぜなら、首と肩は筋肉でつながっていて、これが凝り固まると神経の出る孔をふさいでしまうからです。仕事とか家事とかで,手を使う時がつらいのですが,悪化してくると夜も痛みます。
対策として、普段から前かがみを避け,頭を背骨の真上に保つような良い姿勢を心がける、また、家事や仕事の合間に肩や首をぐるぐる回す体操やストレッチをして、コリをためないようにすることです。ただ,首を後に倒す動作は神経の圧迫を増すので,避けたほうが無難です。枕は低過ぎると首がそるし,高過ぎると前に倒れるので、程よい高さが楽です。どうしても痛みやしびれが取れない時は、はり灸や整体を受療されることにより孔が広がり、神経がよみがえってきます
今から十余年前、東洋はり医学会に入会させて頂いたのであるが、その最初の講義で当時の宮脇支部長がこんな講義をされたことを今でも覚えている。「皆さん、自分の脈を診て下さい」そしてしばらくして「脈が良い方向に変化したのがわかりますか、なぜなら私が皆さんのことを好きだ、と念じたのです」と言われました。その時はさっぱりわからなかったが、そんなこともあるのかな、と思った。(もし、美人にそう思われたら、わかる位に大きく変化したのかも知れないが)
その後、何回も例会に参加するようになり、患者や治療者の気持ちと脈状が比例するのは当たり前のように思うようになったが、もし、一般的なごく普通の鍼灸師が当会の小里方式をみると、奇妙に感じるのではないだろうか。模擬患者の脈がツボを軽擦すると変化するのは納得するだろう、しかし、患者でも治療者でもない横に立っているだけの第三者が自分の脈をみて、患者の状態が良くなった、悪くなった、とか治療者の肩に力が入っている、などと診断するのだから。東京本部で行なわれている連動脈診法も同様である。また、代替医療の現場のみならず一部の西洋医なども用いているオーリングテストでも、ちょっと違うが類似のやり方を用いる。患者の悪い所に第二者がタッチしてその第二者の筋力を第三者がテストする、というやり方である。この場合、悪い所にタッチした第二者の筋力は弱くなり、オーリングは開く。オーリングテストではその機序理論を場の共鳴現象によるものとしている。余談になるが、開発者の大村博士は、長年アメリカにて針の研究をしていたが、経絡の存在には否定的であった。しかし、オーリングテストを考案した後は一転して認めるようになったそうである。話をもとに戻すと、このような現象、診断法に共通しているのはそこにいる当事者の意識の重要性である。脈診法にしろ、オーリングテストにしろ患者と術者が意識を共有(共鳴)しないと正確な結果が得られないことが多い。こういった気持ちや意識と何らかの物理的な変化について、最新の宇宙学や量子力学である程度、説明可能になってきている。私見を述べてみたい。
1,場について
ここに、患者、治療者、そのいずれでもないが関わりのある第三者がいる場合、それぞれは全く別個の存在と、唯物論者は考えるであろうが果たしてそうだろうか。そして、この3人がいる世界が唯一無二の世界であろうか。同時に何か別の世界は存在しないのか。もし、三人がいる世界を特別な一期一会の状態と考えるとしたら、それには場、空間の観念が必要である。これについて考えてみたい。
2、最新の宇宙論、量子論の知見
量子力学の世界では「我々の世界と同時進行する複数の世界が存在している」のは常識になっている。例えばピッチャーがキャッチャーにストレートを投げる場合のボールの軌跡は、まっすぐ到達する世界のみではなく、その上を通る世界、下を通る世界が様々に多重に共存してしているのである。一つの電子をA,B,二つのスリット、穴の前から発射すると、画像として現れてくるのは、どちらかの穴を通った画像ではなく、両方の穴を通った軌跡が重なり合った画像である(共存)。また、ケンブリッジ大のホーキング博士やビッグバン後のインフレーション理論で有名な東大の佐藤教授も超ひも理論やプレーン理論を使って、この我々の住む宇宙と同時に存在する別の宇宙の存在を示されている。われわれの宇宙は他の宇宙のホログラム、まぼろし、影絵かも知れないと言われている。以前から主流のニュートン力学が通用しない、極大(宇宙)と極小(量子)の分野では別の次元の世界、宇宙を考えざるを得ない状況になってきている。また、科学的な裏づけはないが、古くは心理学者ユングは集合的無意識論で我々一人一人が無意識の世界、言わば別の宇宙でつながっていると考えている。
3、臨床現場で思うこと
もし、この世界は一つではなく、並行して存在する別の世界、別の場、別の宇宙があるとしたならば、鍼灸師として臨床にあたる時どんな点に注意したらよいのであろうか。普段私が心掛けている事を述べてみたい。
1、患者様と共鳴しようとする、
ユングのいう集合的無意識の世界は人がつながっているのでより患者のことがわかりやすい。そのために右脳に意識をおくと良いように思う。
2、目的意識を持つ
「円を想えば補をもたらし、角を想えば寫に通ず」福島前会長の著書に良く出てくる言葉であるが患者と術者は無意識の世界でつながっていることを知ると至極当然に思えてくる。また、はりを打つときでも例えば腎を補おうとするならば、腎経をイメージし補われるイメージをする。
3、呼吸しやすい方を優先
証の決定やツボ取りで迷うとき、一つの目安として術者の呼吸しやすい方を選ぶと間違いが少ない。術者が触って呼吸しやすい経絡、ツボは患者も呼吸しやすいはずである。術者と患者は空気と言う共通の媒体でつながっているのである。術者が気持ちよかったら患者も気持ちよい
4、重心を意識する
重心を下半身に置き、体を安定させる。これは鍼灸のみならず武道や様々な健康法でも同様に重視している。重心が下にくると上虚下実になり、肩の力もぬけてくるはずである。なかなか、言うは易し行なうは難しで、私も日々苦労しているけど。最新の宇宙学でも現在確認されている4つの力(電磁気力、強い核力、弱い核力、重力)のうち、重力が他の宇宙を結ぶ掛け橋になっているそうである。近い将来、氣や経絡が科学的に解明されるだろうが、その突破口は素粒子か重力の研究であると思う。
なにか、まとまりのない文になってしまったが、気や経絡の世界は無限のロマンがあると思う。なぜなら、我々の存在は何か、何故ここにいるのか、これからどこへ行くのかを教えてくれるのだから。
参考文献、雑誌ニュートンや講談社ブルーバックスの宇宙や素粒子の本、
井村宏次、天外伺朗、大村恵昭、佐々木茂美氏など本、NHKなどのTVの科学番組。
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