小林ヘギ板店のホーム ページ
木曽の天然木(黒部、さわら)を使った、ヘギ板、へぎ板網代の製造元
先代から80年近く木曽でヘギ板を製造しています、昔は材木を山からいかだで運んでいました、名古屋、大阪の問屋さんが、いかだごと買いへギ板職人をかかえてやっていたそうです、元々職人の数が少ない仕事なんです。私の親父も大阪で修行をして、材木の運送方法が変わり手に入りにくくなり材木を求めて、昭和の初めに木曽で独立し今に至っています。
店と店内
ヘギ板とは、辞典のような本には削って薄くした板等と書かれていますが、私が作っているヘギ板は手作業で薄くした板の事で、一口で言うと自然の凹凸のある削りのない板で天然うづくりとでも言いますか(たまには厚い部分の裏側を削る事は有りますが見える所には出さない様に使う)木の繊維を傷付けていないから何十年経っても、つやが良い美しいものです。手仕事ならではの杢目(冬目)が浮き出ます。昔は巾の広いヘギ板(野根板)を二つ割、三つ割と言って巾を詰めて網代を編んでいた、巾の広い物は其れなりに厚みも少し厚く網代に編みにくいので削って薄くして編んでいた其処を見てヘギ板は削って薄くした板等となったのでしょう(手作業でへぎをしている所を見ていないのでしょう)。ヘギ板は何も(塗ったり、磨いたり)手を加えなくとも木の持つ自然の美しさ、自然のつやが良く、時が経てば経つほどよくなる事が特徴です。 何処で、どんな木を、どの様にしてヘギ板を作っているのかを知っている人はほんのわずかの人です、単純な作業ですが木も生きていて毎日違う表情を見せてくれます。一千年以上も前の木製網代が滋賀県で見つかったと新聞に出ていました、ある程度薄くなければ網代は編めません、今私がやっている方法で作ったヘギ板と思います。ヘギ板職人(屋根板等もヘギ板です)ヘギ肌に傷をつけない内装用のヘギ板を作る人は昔から数が少なくて、余り出回らないので贅沢普請等と言われて使われて来ました、このヘギ板職人も今では二人に成ってしまいました。 こんなヘギ板を知って頂きたく思い、ホームページを作って見ました。昔は杉を主にヘギ板を作ってましたが今ではへぎに適した木がありません、年輪が細かく詰まった木(200年以上経った天然木)で無いとヘギ板は取れません、木曽はひのきが知られていますが、黒部別名ネズコ、サワラと粘りの有る良い木が有りますこれ等がヘギ板には一番の適材ですが山にも少なくなって来ています、貴重な材料を大切にと思い小さな物まで手がけています。(6,7,8ページに載っている)ヘギ板、ヘギ板網代の良さは画像や文章ではなかなか伝えにくく一度見て見ていただくことが一番かと思います、気楽にお立ち寄り下さい。分かりにくい所ですが木曽の桟(かけはし)の少し上に有ります。
店から見える中央アルプスと木曽の山中で200年以上育った年輪の詰まった黒部の原木
〒399−5601 長野県木曽郡上松町上松1357小林ヘギ板店小林鶴三
電話 0264(52)2472 Fax 0264(52)2510