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木甲割唐花地紋の蓋もの

[木甲割唐花地紋の蓋もの]

桐箱の名称は、「上染錦 木甲割唐花地紋詰絵 紅菊付菓子器」と筆
書きされていて、源右衛門窯の並々ならぬ創作意欲を感ずるふたも
のです。蓋には3個、本体外周には4個の菊窓絵を配置して、その
周りには びっしりと木甲割唐花で埋め尽されていて、目を見張るば
かりの美しさに圧倒されます。本体側面の丸み、浅い蓋と結び紐状
のつまみ、最大径15cm,全高9cm の磁胎を薄くした精巧な作り
は、とても優雅で 惚れ惚れと見とれてしまいます。ハンマ−タイム
が大幅に延長されたネットオ−クションで、何とか蒐集出来ました。
[7C-26=2011.2]




蝶と牡丹の蓋もの

[蝶と牡丹の蓋もの]

蓋と外周に、しっとりと 落着いた色調で、蝶と牡丹が 優美に描かれ
ています。最大径15cm、全高8.5cm の均整の取れた大きさも魅
力的です。昭和53年2月、転勤で 東京に戻る時に、故 関川 功さん
から、お別れの記念品として戴いたうつわです。 関川 功さんには、
常々 六代源右衛門さんのお人柄と、作品の素晴らしさについて、ご
指導を戴きました。小生が保有する、最も貴重なうつわの 1つです。
[7C-1=1978.2]




松・竹・梅の蓋もの

[松・竹・梅 の蓋もの]

源右衛門窯の代表的な紋様の1つ、古染風松竹梅が、個々のう
つわに描かれている、3個1組の可愛らしい(直径:8cm,高さ:
5cm)蓋ものです。外形,抓み,紋様などの調和が、美しいばかり
でなく、使い勝手が良く、毎晩嗜むビールの肴の珍味入れとして、
重宝しています。インターネットオークションで、入手致しました。
[7C-5=2002.9]




個性的な3つの蓋もの

[個性的な3つの蓋もの]

深みある源右衛門窯呉須が活かされた、個性的な3つの蓋物です。
右側の蓋物は、程良く 朱と緑彩を加えた染錦丸紋の蓋物で、直径
:7cm、高さ:6.5cmの可愛らしい大きさです。紋の描き込みの筆
運びに勢いがあり、洒落たロゴマークのようにも見えて 興味深い。
中央の蓋物は、染付けの濃淡の色合いが優美な格子紋の蓋物で
す。直径:8cm,高さ:5.5cmの 錆釉で縁取られて安定感ある形
状も美しい。左側の薬味入れには、蓋の表面や外周に趣深い色絵
の山水が描かれていて、外形,摘みを含む高さ共に6cmの大きさ
です。口辺には小匙用のスリットが設けられている、丁寧な細工に
も魅了されます。全てネットオ-クションで、何とか落札出来ました。
[7C-11,7C-12 & 7C-28=2004.4 & 2011.8]




花唐獅子絵の蓋もの

[花唐獅子絵の蓋もの]

可愛らしく ユーモラスな唐獅子が、うつわの側面と蓋の表面に、花
に囲まれて描かれている、直径:8cm,高さ:5cmの小さな蓋もの
です。蓋の見込みにも、花が美しく描き込まれていて、小粒ながらも
染錦の魅力を十二分に発揮しています。 絵柄や銘の様子から、か
なり古い製品と推定していましたが、昭和 60年代に発売された、
食器揃い「伊万里小会席」の中の珍味入であると、源右衛門窯HP
事務局に教えて戴きました。現品限りの半端物として、インターネッ
ト オークションに出品され、予想外の価格で譲渡して戴きました。
[7C-7 & 18=2003.4 & 2008.2]




赤絵 瓔珞文の吸物碗

[赤絵 瓔珞文の吸物碗]

瓔珞とは、珠玉や貴金属などを紐で編んだ装飾品で、元はインドの
貴人の装身具で、その後、仏教(仏像の装飾や天蓋の垂れ飾り等)
に取り入れられたとのことです。このうつわの大きさは、口径:8.5
cm、高さ:10cm と愛くるしく、本体側面や蓋の表面には、赤玉を
中心とした美しい文様が、鮮やかに描かれていて、食卓を華やかに
彩ります。文献2<源右衛門窯>の作品抄には、会席食器揃の一例
の中に紹介されています。インターネット オークションで求めました。
[7C-10=2003.10]




青彩菊繪と朱濃鳥花繪の蓋もの

[青彩菊繪と朱濃鳥花繪の蓋もの]

高さ、外径とも 約13cmで バランスが良くとれた二つの蓋もの
です。右は、清々しい青彩菊繪が全体に伸び伸びと描かれてい
て、どっしりと重量感があります。左は、磁胎が薄いため軽量で
す。生き生きとした小鳥を取り囲んで、梅・桜・竹・太湖石などを
趣深く染付けで描いて、朱濃みによって、美しく引き締まった古
伊万里風の絵模様になっています。いずれも、ネットオークショ
ンでは非常に人気が高まり、やっとの思いで 入手出来ました。
[7C-3 & 7C-19=2001.7 & 2008.4]




染赤濃 牡丹絵の蓋もの

[染赤濃 牡丹絵の蓋もの]

およそ 直径 12cm、高さ 9cmの紺朱一対の牡丹絵の蓋物です。
この優雅な牡丹絵は、文献1の#047染赤濃牡丹図飯碗(外周は
赤絵、内壁は染付け)に適用されています。飯碗は、言うまでもなく
日本人の食器の中心ですが、第六代館林源右衛門さんは、「”日常
茶碗”こそ、彼自身のもの造りの基本である」と言い切っておられま
す。それだけに染赤濃の牡丹絵は、源右衛門窯にとって 意義深い
紋様だと、考えています。事実、力強い筆捌きで描かれた大らかな
牡丹の花は、どんなうつわにも調和して、必ずや使う人を満足させる
でしょう。この蓋物も凛とした気高さに魅了されます。当然、ネットオ
−クションでは 凄い応札合戦に成って、どうにか入手出来ました。
[7C-23=2009.7]




木瓜割文の蓋もの1

[木瓜割文の蓋もの1]

高さ9cm、外径12cm の古伊万里風木瓜割文の蓋ものです。蓋は
今まで保有していた人が、後から製作したようにも思われますが、定
かでありません。染錦の精緻を極めた木瓜割文のうつわの美しさは
目をみはるばかりです。インタ-ネット オ-クションで、入手しました。
[7C-4=2001.11]




木瓜割文の蓋もの2

[木瓜割文の蓋もの2]

本体と蓋の接合部には、錫環が嵌め込まれていて、美しい木瓜割文
の絵柄と相俟って、きっちりと嵌合する製陶技術の高さに、惚れ惚れ
と魅了されるうつわです。ド−ム状の蓋と側面底部の染付け七宝紋
が、更に 品格を高めています。外径が 9cm、蓋の天辺までの高さ
は 6cmで、とてもどっしりとして 安定した形状です。インタ−ネット
オ-クションに出品されているのを見つけて、何に使用するかも考え
ずに、しゃにむに厳しい応札合戦に加わり、やっと落札できました。
[7C-13=2006.11]




楓葉形・葡萄絵の蓋もの

[楓葉形・葡萄絵の蓋もの]

最長径が13cm、高さが 5cm、本体も蓋も外形が楓の葉の形状をし
ているとてもお洒落な蓋ものです。蓋の上面や本体の側面には、清
楚な染付葡萄絵が上手に描かれていて、気品に満ちています。スプ
−ンの柄を設置するスリットもあることから、シュガーポットに最適か
も知れません。複雑な形状であるにも関わらず、座りや蓋の勘合も
きちっと定まり、名窯の陶芸技術の高さを実感いたします。ネットオ
−クションでは、応札者が殺到しましたが、何とか落札出来ました。
[7C-20=2008.7]




松鶴図の蓋もの

[松鶴図の蓋もの]

高さは 8cm、外径が10cm、実用的な大きさの染錦松鶴図の蓋もの
です。蓋と側面には、源右衛門窯がティファニー社と共同開発された、
染錦松鶴図大鉢の図柄が、引用されて描かれています。 この松鶴図
は、能衣装に見られる松鶴図の古典美を、陶磁器に再現されたと 言
われるだけに、荘厳な美しさに魅了されます。インタ-ネット オ-クショ
ンで根強い人気があって、厳しい応酬の末に、やっと入手できました。
[7C-8=2003.6]




帯梅小紋の蓋もの

[帯梅小紋の蓋もの]

明快なトリコロールの配色と繊細な赤濃み帯梅小紋が美しい蓋もの
です。蓋は凹面を有し、形状も斬新です。高さ 7cm、外径12.5 cm
の大きさは手頃で、食卓を飾り楽しむだけでなく、菓子や惣菜にも良
く合う 優れものです。インターネット オークションで、入手しました。
[7C-9=2003.7]




染付 栗紋の蒸し茶碗

[染付 栗紋の蒸し茶碗]

本体側面と蓋に、源右衛門窯特有の渋い染付けで、折枝栗が趣深く
描かれている5個一組の蒸し茶碗です。栗紋は日本固有の紋様?と
半信半疑で、柴田コレクションを検索しましたら、17世紀半ばの古伊
万里のお皿がありましたので、中国のやきものも チェックしてみたい
と思っています。口径8cm、蓋を含む高さが10cmで、主に惣菜や
酒の肴用の蓋物に活用しています。ネットオークションでは、人気が
沸騰して大変でしたが、何とか落札して蒐集することが出来ました。
[7C-27=2011.8]




丸紋の蓋もの

[丸紋の蓋もの]

一見、飯碗とも思える素朴な形状ですが、口径12cmの本体と蓋に
描かれた丸紋の美しさに目を奪われます。とても遊び心に富んだ多
彩で多様な絵柄が、精巧に丸枠で囲われていて、気品に満ちてい
ます。ネットオ−クションで入手できましたが、出品者の説明では、
昭和20年代の作品とのことです。高台内に書かれた "源右エ門"
銘の書体からしても、凡そ 50年前に作られたものと思われます。
[7C-25=2010.11]




小梅丸紋の蓋もの

[小梅丸紋の蓋もの]

小さな朱の梅の花を緑彩で丸く囲んで、その外周を染で自由闊達に
描いた丸紋が、本体や蓋の全面に散りばめられています。更に丸紋
は黄釉濃が施されていて、磁器の冷たさが全く感じられません。外
径18cm、高さ8.5cmの平蓋物で、キャンディーやクッキー入れが
最適ではないでしょうか? 文献1の館林源右衛門作品抄には図録
#55として掲載されています。この図柄の作品は保有していません
でしたので、ネット オ−クションで 採算を度外視して落札しました。
[7C-24=2009.8]




祥瑞丸紋の菓子鉢

[祥瑞丸紋の菓子鉢][新]

鼓状に中央が絞り込まれた側面と蓋の表面に配置された丸窓に、人
物・山水・幾何紋・植物などを描き込んで、全体に 染付濃が施されて
いる菓子鉢です。独特な形状で、外径が15cm,高さが10cmの手
頃な大きさも魅力的ですが、とてもノスタルジックな雰囲気が、何とも
素晴らしいうつわです。事実、秘染の色調や筆書の源右衛門銘の様
子から、1960年代の作品ではないでしょうか。ネットオークションに
出品されたのを、逸早く見つけ出して、蒐集することが 出来ました。
[7C-30 =2012.1]




梅鳥紋の蓋もの

[梅鳥紋の蓋もの]

淡い染付濃みで飛翔する鳥と梅の花を浮き上らせた、大らかな絵が
本体と蓋の表面に美しく描かれています。鉢の口径は15cm、落と
し蓋と高台を含めた高さが9cmで、家庭用に色々と使える形状と
大きさです。食卓を上品に落ち着かせてくれる、不思議な魅力を持
っています。厳しいネットオークションで、ようやく落札出来ました。
[7C-16=2007.12]




染付 章魚唐草の蓋もの

[染付 章魚唐草の蓋もの]

源右衛門窯の染付けが映える章魚唐草が、蓋と本体の外全面に、丁
寧に描かれている蓋物揃えです。口径14cm、蓋込みの高さ9cmの
大きさは、家庭用の丼としても手頃です。底側面と高台が一体構成の
独特の形状で、余すところ無く 章魚唐草で埋め尽くされている点が、
章魚唐草好きにとっては堪らなく嬉しく、心底魅了されます。うつわの
優雅さとは逆に、ネットオークションは熾烈で、何とか蒐集できました。
[7C-15=2007.4]




蓋もの・大明萬歴年製 蓋もの・大明萬歴年製/蓋と鉢

[蓋もの・大明萬歴年製]

「源右衛門」銘は 釘彫りで、大胆な図柄が、美しく綿密に描き込ま
れた蓋ものです。その魅力に惹かれて、インターネット オークション
に応戦し、落札しました。かなり 古い製品と思い、 源右衛門窯
お尋ねしましたところ、ご親切にも六代 源右衛門さんのご子息で、
(株)源右衛門窯 代表取締役製品開発室長*の 金子昌司さんから、
「文様や絵の具の色から観て、おそらく 昭和10〜20年代の製品と
推察します」とのご回答を戴きました。大切に愛蔵したい逸品です。
口径は17cm、抓みを含めた高さは10cm、かなりの大きさです。
(追記)* 2009年8月、代表取締役社長に就任されました。
[7C-2=2000.8]


2002年8月8日の深夜、NHK番組「ジャパンインパクト:磁器」が、
放映されました。電子通信技術や宇宙工学など、革新技術の新素材
として、磁器の可能性を探る中で、やきものの伝統技術が、如何に生
かされているか、極めて注目すべき内容でした。 やきものの伝統技
術を忠実に維持伝承する窯元として、源右衛門窯とその工程が、詳
細に紹介されていました。特に、還元雰囲気で焼成する「攻め焚き」
と、有田和絵具の「花赤」のお話は、興味を惹きました。また、金子昌
司さんのご意見も拝聴出来ました。再放送を大いに期待しています。

「花赤」 と 「攻め焚き」 については、佐賀ときめき大学の
肥前陶磁器の世界 >陶磁器を学ぶ >ときめき道具探訪 >
[絵の具] 及び [窯] や、源右衛門窯 HP の工房訪問 >
職人技・窯焚き師 のページに、親切に説明されています。

文献2 の 38〜39ページには、辻公也さん(辻絵具屋・
五代当主)に伺った、有田和絵具づくりの秘伝に関わる、
真に興味深い記事と苦心談が、詳しく掲載されています。


2003年 2月25日、「ジャパンインパクト:伝統の技が未来を開く」
が、NHK出版 から発刊されました。白さを求め火と48時間の格闘
の表題で、源右衛門窯の記事が、P183〜8 に掲載されています。


西日本新聞 Web で、 旅・観光 > 九州の駅・ゆったり紀行 > JR
佐世保線有田駅 > 音と映像 > 源右衛門窯と辿れば、名窯の成形
・絵付け・窯焚き工程や製品等を動画で見れます。ご一見下さい。