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第 五 章 自己満足が出来ることなんて、そうはないさ! |
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拝啓、 あなたに言われて、「人を好きになることは、自己満足」ということに拘っています。あなたのおっしゃる通りだと思います。しかし、人を好きになることでなくすべての面に関して、私は自己満足的で、身勝手であることを痛感してしまいました。 私の行動のすべてが「自己満足」に過ぎず、自分の周りの人が少しでも満足してくれればと、些細なことに努力している振りをして、周りの人が少しは私のことを見直してくれたな・・、などと自己満足しているのです。こんなにマイペースで自分流に生きているのだから、決して他人からの評価に期待するべきでないのに、いつも人目を気にしている自分が良く判りました。「今頃になって、気が付いたの?」と、言われそうなのですが。 だから、あなたに言われて、返す言葉もなく、Eメールを何度も送信できずにいます。もう今までの生き方をすべて打ち消してしまうしかないのに。あなたは何度も警告してくれているし、あなただけでなく、色々な知人友人からも忠告を受けているのにも関わらずに、馬鹿なことをやっているのだと思います。恋とか愛とかを語る以前の問題で、大きな欠陥を抱えて生きているのですから。 ですから、もうこれからは黙って生きて行くしかないのでしょう。(でも、あなたにだけはこれからも聞いてもらいたい。)世の中の夫婦は大切なことを話せないで苦しんでいる。それは話すことが決して相手のためにならないと考えてのことなのでしょう。(あなたは大切な人だからこそ、話してはいけないことが沢山あるのですね。)親にも家族にも友人にも話さないことを、沢山聞いてもらいました。(これからも引き続き聞いてもらえませんか?) でも、あなたには会わないではいられないから、会いに行きます。これこそ色々な人に対する裏切りなのでしょうし、結果的に私はあなたさえも裏切ることになってしまうのが判っているのに・・・。 やはり、「自己満足」を継続してしまうのです。許しを請うしかないのです。 許していただけなくても、「恋」は止まらないのです。 だから、せめて、もう少し思慮深くならなくてはいけないですね。来週はこのことを肝に銘じつつも、あなたに会いに行きます。誰よりも素敵なあなたに会いに行きます。 敬具 |