ジュニア・マンス(Junior Mance ピアノ 1928.10.10〜)

1970年代、スイングするピアノというとオスカー・ピーターソンが真っ先にあげられ、レイ・ブラウンが同じくベースを弾いているということでジュニア・マンスのヴァーブ盤「ジュニア」が次に紹介されていました。私も早速買ってみました。「ハッピータイム」や「ソウルフルピアノ」などを聞くようになり、「ジュニア」は洗練されていて、本来のソウルフルな持ち味とはちょっと違うという気がするようななりました。

ジュニア・マンスは10歳の時にプロとして活動を始めています。1947年から49年までシカゴでジーン・アモンズと、続いて50年にはレスター・ヤングと演奏をしています。53年から54年にかけてはシカゴのジャズ・クラブ「ビー・ハイヴ」のハウスピアニストを務めていました。ダイナ・ワシントンの伴奏、キャノンボール・アダレイ・クインテット、ディジー・ガレスピーグループと50年代にすでに大活躍をしています。

60年代に入って、マンスは自己のトリオを結成します。そして以後はそのリーダーとして演奏活動を続けています。1950年代から2000年を超えても録音を続け膨大なアルバムを残していますが、フォーマットとしてはピアノトリオのものが多いです。また、2007年11月にも来日する予定であり、長きにわたり第一線にいるのは驚嘆すべきことです。

JUNIOR
VERVE/MGV 8319/PO   LP
録音日1959/04/09   購入日1981/11/03

小気味いいリズムの上に、ブルースフィーリングに富んだ演奏が展開されるので、20年くらいレコード棚のいい位置を占めています。レイ・ブラウンのバウンド感に溢れ、幅の広いベースランニングが、マンスのピアノを引き立てています。「 Birk's Works 」でのピアノソロと、ルーズな「 Blues for Beverlee 」を特に愛聴しています。
曲目/PERSONNEL
1.A SMOOTH ONE
2.MISS JACKIE'S DELIGHT
3.WHISPER NOT
4.LOVE FOR SALE
5.LILACS IN THE RAIN
1.SMALL FRY
2.JUBILATION
3.BIRK'S WORKS
4.BLUES FOR BEVERLEE
5.JUNIOR'S TUNE
JUNIOR MANCE (P) RAY BROWN (B) LEX HUMPHRIES (DS)

BIG CHIEF!
JAZZLAND/953/VIC   LP
録音日1961/08/01   購入日1994/01/04

ジュニアズ・ブルーズ(1962年録音)などとともに、彼のスタイルがよくわかるアルバムです。スタンダードが多いけれど、「BIG CHIEF!」や「ATLANTA BLUES」のプレイがいいですね。
曲目/PERSONNEL
1.BIG CHIEF!
2.LOVE FOR SALE
3.THE SEASONS
4.FILET OF SOUL
5.SWISH
1.SUMMERTIME
2.RUBY, MY DEAR
3.LITTLE MISS GAIL
4.ATLANTA BLUES

JUNIOR MANCE (P) JIMMY ROWSER (B) PAUL GUSMAN (DS)


HAPPY TIME
RIVERSIDE/977/VIC   LP
録音日1962  購入日1989/07

このアルバムでは、ロン・カーターがベースを弾いているのに興味をそそられるますが、マンスはあくまでマイペースです。自作の「 Happy time 」がアップテンポのはつらつとした演奏。ジャケットが気に入ってます。それにしてもヘビースモーカーですね。紫煙が漂っていた往時のジャズ喫茶を思い出します。
曲目/PERSONNEL
1.HAPPY TIME
2.JITTERBUG WALTZ
3.OUT SOUTH
4.TIN TIN DEO
1.FOR DANCERS ONLY
2.TAGGIE'S TUNE
3.AZURE TE
4.SIMPLE WALTZ
JUNIOR MANCE (P) RON CARTER (B) MICKEY ROKER (DS)

THE GOOD LIFE
TUBA/SLP 5003/FS   LP
録音日1965  購入日1991

案外と気に入っているのが、このアルバムです。楽しいセッションで、ボブ・ディランの「 Blowin' in the Wind 」やライチャス・ブラザースでヒットした「 You've Lost That Lovin' Feelin' 」など当時の最新の曲を気持ちよさそうに弾いています。TUBAという珍しいレーベルに録音をしています。ポピュラーな線をねらったのでしょう。
曲目/PERSONNEL
1.CUBANO CHANT
2MISS THING
3.THE GOOD LIFE
4.BOSS BLUES
5.MEAN OLD FRISCO BLUES
1.BLOWIN' IN THE WIND
2.OUT SOUTH
3.YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELIN'
4.WHEN SUNNY GETS BLUE
5.LEE'S LAMENT
JUNIOR MANCE (P) AARON BELL (B) BOB CUNNINGHAM (B) OLIVER JACKSON (DS) JIMMY LOVELACE (DS)

THE TENDER TOUCH
NILVA/NQ 3405/DIW   LP
録音日1983/04/01  購入日1985

少し新しいのでは、マーティン・リベラと組んだデュエットのアルバムを聴いてみました。選曲はボッサ系でおなじみのものです。出来も上々でした。彼のアルバムは、ウイスキーとりわけバーボンあたりを飲みながら耳を傾けるのがいいかなーと、久しぶりに彼のアルバムをまとめて聞いた感想です。
曲目/PERSONNEL
1.SHADOW OF YOUR SMILE
2.SOMETHING
1.WAVE
2.EMILY
3.I DON'T CARE
JUNIOR MANCE (P) MARTIN RIVERA (B)