循経考穴編について
作者不詳
本書は三部構成であり、初めの部分は十四経についてそれぞれの経穴の位置、刺灸法、主治を記してある。次に奇経について、最後に内景図が記載されている。
十四経部には、実に多くの文献が引用されている。黄帝内経・甲乙経・難経・脈経・明堂訣式・千金方・外台秘要・明堂経・銅人経・鍼灸大成・滑氏十四経発揮・鍼灸資生経・鍼灸集書・奇経八脈考など。また、凌氏針集と竇氏針書の内容もみられる。これらの引用から判断して、編纂された時代は、清・康煕ではないかと考えられている。
現在、『循経考穴編』が収録されている『針灸名著集成』華夏出版社は絶版であり、日本では入手が困難である。もちろん、『循経考穴編』の和本は発売されいない。
中国本も絶版になるとなかなか再版されないところは、日本と同じである。数年前に代々木のT書店で見た記憶があっただけに、悔しい思いをするわけで…。 いろいろと書店を調べたが手に入らず、半年ほどかかってやっと中国の古書店から入手することができた。東洋医学関係の本はある時に買わないとダメですね。
現代中医の書籍を読むと、時々『循経考穴編』が引用されているのを目にする。いままで、それほど気にしてはいなかったのだが、竇氏鍼法を調べるうちこの本にたどり着いた次第である。 同じような境遇の方も居られるかもしれないのでテキスト化してUPすることとする。何かの参考になれば幸いである。
テキストとしては良くないようだが、上海科学技術出版社(1959年11月新1版、印数1-6000)の内容を底本とした。
十四経部の書式は十四経発揮に比べてやや複雑になっており、3つの段落と脚注により構成されている。初めの段落で主に臓腑・流注の説明、次に経穴名の説明、さらに各経穴の説明となる。是動病・所生病は霊枢・経脈篇とほぼ同じ内容である。
ここでは見づらくなる為、段落を加えないこととする。後に、PDFをUPする予定ですので、そちらでご確認のこと。全くリアクションがないので、予定は未定ですがね~。
各経絡の項目に<h2></h2>を加え分かりやすくした。
□は脱字の意。原文のまま転記。
■、●は変換できない文字。後に、注記を付ける予定。
新・東洋医学辞書V7[ユニコード辞書]を使用し作業しているので、載せていない方は文字によって?の可能性があるので、ご注意のこと。
参考文献:『針灸名著集成』黄龍祥 主編 1996, 華夏出版社


