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| ○ 文教厚生員会 行政視察 佐久総合病院
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| 常総市文教厚生委員会の視察は三日間の日程で行われました。 初日は長野県佐久市の佐久総合病院にて地域医療と先進医療に関する視察です。 佐久総合病院は長野県東信地方の長野県厚生農業協同組合連合会(JA長野厚生連)が運営する基幹病院であり、全国に先駆けて全村民の健康管理や集団検診の地域医療を行った病院です。 最近ではNHKの「プロジェクトX」にも取り上げられて初代院長の若月俊一氏の理念は今日も医療現場で働く医師達の大きな道標となっています。 今回の視察では、@佐久総合病院のとりわけ「地域医療」における現在の施策と今後の課題とA「先進医療」としてのドクターヘリの実態を研究して参りました。 長野県は山間部にも住民が点在しており、当常総市のような平地も少ないため、そこに住まう住民の普遍的な医療の享受が難しい地域でありました。いざとなれば医師の往診は馬車を曳いて3日間もかかったという記録もあり、当時の医者と患者には地理的障壁が大きく立ち塞がっておりました。この問題に関しては山地が大半を占める日本の地方でも同じ問題を抱えた地域は その中で、佐久総合病院は「農民とともに」というスローガンを掲げ「予防は治療に勝る。早期発見早期治療」の掛け声のもと、全国に先駆けて全村民の健康管理や集団検診を実施しました。 その過程においても、地域に溶け込むには大変な労力があったと病院の現場職員の方より伺いました。例えば、病院を知ってもらうために演劇部をつくり村々で公演を行ったり、医師や医療従事者が積極的に地域に出てお酒を積極的に交えて相互の信頼や理解を深めたりと、やはり医療は人が為すものであり、人と人との繋がりによって成り立つものであるとお話の中で気付かされるところがありました。 現在では地域医療の先進地域となったこの地域は、県民一人あたりの受診率が高く、医療費が安いという「長野モデル」として全国に知られるようになりました。 一方で「先進医療」に関しても積極的に取り入れる方針を病院が打ち出し、長野初、全国で10例目となるドクターヘリの導入によって山地割合の多い長野県の緊急医療体制の充実も現在進行形で進んでいるようです。 しかしながら、佐久総合病院では課題も抱えているようです。一つは老朽化した病院の建設問題。病院側の提示した移設地に対して佐久市長との意見の相違があり、なかなか建て替えが進まないという事実がありました。 昨年の選挙で市長が交代し、現在ではその問題も解決に向かっているとのことですが、医療充実により住民サービスの向上に努めるべき政治家が、政策方針とは言え、医療現場の方針を無視しそれに足枷をかけることをしてはならないと私は痛切に感じました。大いに我々の戒めとして一つ心したいと感じます。 課題のもう一点は、医療従事者の確保です。日本全体の医療課題の一つとして、小児科や産婦人科などの訴訟リスクを抱えた科の医師の減少が顕著に見られますが、佐久総合病院も例外ではないようです。また、看護士の入れ替わりも多くあり、病院では独自に中学校や高校に出向き、医師や看護師などの医療現場を目指す学生の養成にも力を注いでいるようです。 当常総市に目を向けると、現在の医療体制は「高度先進医療」の中核であるつくば市が隣接している上で、他地域よりも医療に対しての不安は少ないものの、当市全体の医療費は年々増加の一歩を辿っており、「予防医療」に対して行政側が積極的に考えをシフトしていかねばなりません。しかし、言うことは簡単ですがどの地域でも同じ様な課題があり、解決出来ていない事実がありますので、具体的かつ即効的な政策反映が必要とされてきます。 この視察を契機に文教厚生委員会でもさらに論議を重ねて医療負担も市民税負担も軽減できる常総市を実現してまいりたいと考えます。 |
![]() (上写真 佐久総合病院) ![]() (上写真 ドクターヘリ見学@) (上写真 ドクターヘリ見学A) |
| ○ 文教厚生員会 行政視察 諏訪市家族サポート
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| 二日目は諏訪市に移り、市役所にて諏訪子育てネットワークに関しての講習会。具体的には緊急時に子供を預かってほしい家庭のお手伝いを会員同士で行う組織を市がサポートしている形です。 育児の手助けをしてほしい「おねがい会員」と、育児の手助けをしたい「まかせて会員」からなる地域の中で子育てを助け合う組織。 具体的な援助活動の内容は @保育園、幼稚園や学校、学童クラブなどへの送迎、その前後に子供を預かること A保育園、幼稚園や学校、学童クラブなどが休みの場合に子供を預かること B保護者が短時間就労、学校行事、臨時就労または求職活動中の場合子供を預かること C冠婚葬祭、学校行事、買い物など、保護者が外出する場合に子供を預かること などとなっております。 利用料金は一時間当たり800円から1,200円となっており、時間帯や平休日などによって変わります。 諏訪市はこの制度の導入に際して、民間NPOに事業を委託しており、この形は地方自治体では希少な例の一つとなっているということで今回の視察の対象となりました。 皆さんも、子育てをする中で、どうしても子供を預かってほしいという場面はないでしょうか。昔は地域社会や親戚付き合いの中でこのような問題があまり表面化されてこなかった背景がある様に感じます。 しかし今では、価値観や生活スタイルの変化に合わせて、このようなニーズも発生してきている事実があり、家族単位の利便性を考えたときに、市の事業としてこのようなサービスを充実させることは、親が子供を育てやすい環境を提供する、家族に優しい自治体と言えます。 私たちが視察した中で、この事業に対する疑問点がいくつかありました。まず第一に、子供を預かる上でケガ等による保証の問題について、担当者に聞いたところ、現在までは預けた側からの苦情や大きなトラブルはないとのこと。また、保険に加入しているため何かの際にはそれにて備えているとの回答でした。 また、料金設定に関しては高めではないかという指摘もありましたが、利用者からは大変適正な価格という声が寄せられているそうです。今後は国や県から補助がつくような施策を検討して更に利用者の増加を見込みたいとのことでした。 住民へのサービスを向上させ、更に住みよい街にすることが自治体の使命であり、どこに需要があるのかどこにニーズがあるのかを気づくことも自治体の責務の一つではないかと感じます。しかしながら、NPOや民間で既にそれに気付いている部分も多いので、そのアイディアを受け入れ、積極的に支援する事が大切だとヒントを頂きました。 制度そのものもそうですが、行政運営の発想を得ることが出来た有意義な諏訪市の視察となりました。 |
![]() (上写真 諏訪市の説明) ![]() (上写真 諏訪市役所前にて) |
| ○ 文教厚生員会 行政視察 上田市情報ライブラリー
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| 視察日最後は上田市の情報ライブラリーへ。視察ですが新幹線を待つ一時間、時間がありましたので駅前に見えたこの施設を個人的な興味で行って参りました。 視察は正解でした。図書館の分室として上田駅前に設置されているのですが、郷土書籍やあらゆる雑誌、上田市の各種証明書も取得できるかなり充実した施設でした。 郷土書籍は上田市のみならず、長野県の主要自治会の市史がまとめられていて、さすがは長野新幹線の駅前図書館として「県の顔」であるという意識が垣間見られます。 雑誌では何といってもビジネス系の雑誌が多く、通勤通学の導線の中にこのような図書館があるというのはサラリーマン経験者の私から見ても非常に活用のし甲斐があります。 また、パソコンも充実しており、さすが情報ライブラリーというだけあって最新の設備が取り入れられています。特に上田市ならではの真田幸村にちなんだ情報検索もあり、観光都市として市民だけではなく、観光客目線での施設整備が為されています。 併設されているカフェには小さなお子さん連れでも利用できるような施設になっており、市民目線の図書館であるということは言うまでもありません。 知の象徴として構えている図書館もありますが、このように市民の方が気軽に利用してもらえるような環境整備をすることが今後地方自治体の一つの課題であると痛感いたしました。 私も常総市の図書館運営委員の任を得ていますが、利用者目線の運営に関して今後の会合等で積極的に取り入れて参りたいと思います。 三日間で得た経験や学んだことを生かしていくことが新の行政視察の目的であると思います。私の所属する常総市議会課派「絆」では文教厚生委員会、建設経済委員会、総務委員会の全てに所属議員がおりますので後日、視察に関する報告会とそれに関する政策協議を行います。 |
![]() (上写真) 長野県内の郷土史が充実 ![]() (上写真) 市民のふれあいスペース |