過去の巻頭言

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あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や・ら・わ行


【あ行】

(2001/7/25)
「悪戦苦痛」…形勢不利の苦しい戦いを、死にものぐるいで戦うこと。転じて、悪条件の中で懸命に努力すること。(成美堂出版「ポケット版四字熟語辞典」)

当初の意味を知り、少しびっくり。「形勢不利」「悪条件」の時に使う言葉だったんですね。野間は野球も仕事もいつも悪戦苦闘していたつもりでしたが、形勢有利でも「苦闘」している場合はどう表現すればいいのでしょう。

(2001/9/10)
「網無くて淵を覗くな」…@物事をする際には事前に準備しておかないと成功はおぼつかないということ。A必要な方策も講じないで人を羨むものではないということ。(岩波書店「岩波ことわざ辞典」より出典)

 なじみのない言葉ですが、大変好きな格言です。野間はこう見えても(見たことがない?)、意外と「石橋を叩いて渡る」タイプで、結論をとことん見通し、計画を立てます(その代わり、やると決めたら猪突猛進ですが)。他人からは無謀に見えても本人は成功を計算してやっている場合が結構あります。信長の桶狭間ではありませんが、周到な準備と計算し尽くした戦略こそが、力量の差をひっくり返す唯一の方策であると思います。



(2001/7/31)
「生きてるだけで丸儲け」…人は生まれるために何の努力もしておらず、丸得なのであるから、人生くよくよする必要はない。(明石家さんま)

ポール牧との対談でさんまが「僕の座右の銘なんてこんなんですわ。」と言いながらこれを言ったところ、ポール牧は「含蓄のある言葉ですねぇ。」と言い、さんまが爆笑していました。ポール牧によると、仏典にも同趣旨の言葉があるそうな。ほんまかいな。しかし、野間の生活態度はかなりこれに近いものがあります(悩みがないとよく言われますが、悩むことで解決することはほとんどないと思うので、実際悩むことはほとんどない。いい性格だ)。

(2001/9/28)
「今より前に進むためには 争いを避けて通れない そんな風にして世界は 今日も回り続けてる」(Mr.Children「Tomorrow never knows」より)

 Mr.Childrenの名曲です。強く共感を覚えます。最近の風潮として、他人に嫌われたくない、傷つきたくないというような、異質であることを恐れる雰囲気がますます強まっています。しかしそれでは、やりたいこと、いいたいことは貫けません。あつれきを恐れては物事は解決しないのではないでしょうか。


【か行】

(2001/8/17)
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」…勝負事で、勝つときは偶然によることがあるが、負けるときは必ず当方にその原因があるということ。(阪神タイガース・野村克也監督)

 含蓄のある言葉です。野球をしている野間としては、真にそう思います。しかし、弁護士業では必ずしもそうとも言い切れません。裁判所による認定が時に杜撰であり、時に常識から乖離しているためです。この世で最も社会経験の乏しい人たちが「経験則」で判断するという究極の矛盾が、現在の裁判の姿といえます(ハンセン病訴訟の熊本判決は特異な例外です)。



(2001/6/25)
「勝てば官軍」…勝利を収めた者が正義だということ。(「岩波ことわざ辞典」岩波書店より出典)

 社会においてよく痛切に感ずる言葉ですね。弁護士にもいます。法律的にやや難しい主張をしているのに、裁判所の誤解に助けられるケースなど。これが意外と多いんです(笑)。


(2001/8/7)
「首振り3年ころ8年」…何事でもその道を極めるには並大抵ではない鍛錬が必要だというたとえ。(岩波書店「岩波ことわざ辞典」より出典)

尺八の弾き方をたとえにしているそうで、「首振り」は音の上げ下げに首を振る技術のことを指し、「ころ」とはころころという音を出す技術のことだそうです。野間も今年は弁護士8年目。うーむ。

(2001/11/26)
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」…危険を覚悟して思い切ったことをしなければ、はなばなしい成果は得られないこと。(岩波書店「岩波ことわざ辞典」より)


 お馴染みのフレーズですが、「確かになぁ」とうなづいてしまうようなことわざです。仕事、恋愛、遊び…、人生全てに通ずる言葉です。同時に、年齢を重ねるごとに忘れがちになる姿勢でもあります。いつも挑戦的に時を過ごしたいものです。


【さ行

(2001/7/4)
「白を黒という」…(1)物事の正を邪に、善を悪に言うこと。(2)人を欺くこと。(「岩波ことわざ辞典」岩波書店より出典)

 典型的なのは国会でしょうか(笑)。特に、先日のハンセン病訴訟判決確定を受けた国会決議について、一部与党議員が「法的責任は認めていない、これは道義的責任だ。」と言ったとされるのには吹き出しました。熊本判決も立法不作為の最高裁判決も全然読んでいないんでしょうねぇ。


(2001/7/19)
「千客万来」…たくさんの客が次々とやって来ること。(「ポケット版四字熟語辞典」成美堂出版より出典)

 衆議院議員会館の野中広務事務所の別名(笑)。とにかくいつ行っても客が待っていた。党の役職を外れられてもお忙しい方で、むしろ議員会館に客が殺到したということでしょうか。我々ハンセン弁護団に対しては、極めて素早い対応をしていただいた議員のお一人です(無論、議員懇談会の野党の先生方はさらに迅速でしたが)。

(2001/11/9)
「そりゃ、キース・リチャーズという男を捜しだすことだよ(笑)。」(ミック・ジャガー)


 かつて、ローリング・ストーンズが何年かぶりのニューアルバムのレコーディングを行った際、ミックジャガーがインタビューで、「今回一番難しかった点は?」と聞かれた時の答え。この二人は最高です。このまま生涯現役でいて欲しいものです。


【た行】

(2001/12/14)
「戦」…(よみ)たたかい、せん、いくさ。


 日本漢字検定協会が認定した、今年を象徴する漢字だそうです。俺のことか?


【な行】


(2002/1/8)
乗りかかった舟…途中でやめることのできない状態のたとえ。(岩波書店「岩波ことわざ辞典」より)

 弁護士の仕事、とりわけ集団訴訟の場合の多くがこれです(笑)。もう係わってしまった以上、最後まで行くしかありません。熊本大学・原田正純先生は、水俣病患者、とりわけ胎児性のそれを見て「だって見ちゃったもん」と、生涯を水俣病の解明と被害救済に注いでおられます。我々はこれを「知ってしまった責任」(知ってしまった以上、問題解決に努力する責任が生ずること)と呼んでいます。


【は行】

(2001/8/25)
「馬耳東風」…人の意見や批判を気にかけず聞き流すこと。(成美堂出版「ポケット版四字熟語辞典」)

批判的に捕らえられることが多い言葉ですが、時に必要な姿勢であることはいうまでもありません。結果として成功すれば「自信に裏打ちされ、自分をしっかり持っていた。」と言われ、結果が悪ければ「自業自得」と非難されるという面があります。結局、結論が出るまでは様々な意見を吸収し、自分自身の経験も含めて熟慮するが、一旦出した結論については、批判を気にせず突き進むべき、ということでしょうか。


(2001/6/28)
「働けど働けど 我が暮らし楽にならず じっと手帳を見る」(野間作)…働いても働いてもちっとも仕事が減らず、呆然と手帳を眺めること。弁護士に多い。

 石川啄木の詩に手を加えたものです(原作は「じっと手を見る」です)。出張や周辺府県、会議が多いときによくなります。バタバタと走り回っているのに、本来の仕事(書く、調べる、お客さんと打ち合わせをする)が全く出来ないためです。一年経つと手帳はボロボロです。


(2001/7/12)
「早起きは三文の得」…早起きをすれば何かしら得があり、健康にもよいということ(「岩波ことわざ辞典」岩波書店より出典)

これは本当に良くできていると思います。今年に入って、1歳の子供も含め6時過ぎに起床するようにしました。デパートは車で一番乗り、空いている時間帯に妻は買い物、子供は探検し放題。11時過ぎに混む前に昼食を済ませ、店を出ると長蛇の列。駐車場も長蛇の列。帰りは反対車線の混雑とは対照的にすいすい。帰ってもまだ午後1時過ぎ。まさに「三文の得」です。

【ま行】

(2001/10/24)
「明朗闊達」…明るく朗らかで物事にこだわらないこと。(成美堂出版「ポケット版四字熟語辞典」)

子供の時、よく通知票の長所欄に書かれていました(笑)。但し、この評価は、「休み時間に教室にいたことがない」「掃除中ほうきをバットとして扱うことが多い」「よく職員室で正座させられる」という事実を言い換えた言葉でもありました(笑)。このように書くしかなかったんでしょうねぇ。


【や・ら・わ行】