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咳喘息特有な所見があるわけではないので診断が困難な場合もあります。
そのため、気管支拡張薬が有効であることから咳喘息と診断する場合があります。
なお、咳喘息では気道過敏性の亢進を認めますが、軽症喘息患者よりも正常値に近いと言われています。 |
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咳喘息は、喘鳴や呼吸困難がなく、痰を伴わない咳(乾性咳)が数週間以上続き、気管支拡張薬が有効であることが特徴ですが、気管支拡張薬でも症状が軽減しない場合もあります。
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検査所見で、喀痰および血液中の好酸球の増多、血清IgE値の上昇が見られる場合があります。喀痰および血液中の好酸球の増多から、咳喘息でも喘息と同様に気道の炎症(好酸球を中心とした炎症)が起こっていると考えらていれます。 |
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咳喘息は一般的に女性に多い傾向があります。
また、運動で咳が誘発されることもあります。 |
「咳嗽に関するガイドライン」における咳喘息の診断基準(日本呼吸器学会)
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日本呼吸器学会では2005年9月に「咳嗽に関するガイドライン」を発表しました。この内容は医師向けのものですが、咳喘息の診断基準を以下にそのまま記載します。
なお、「咳嗽に関するガイドライン」では、3週間以内の咳を急性咳嗽、3〜8週間の咳を遷延性咳嗽、8週間以上の咳を慢性咳嗽と分類し、急性咳嗽の原因は多くの場合呼吸器感染症であり、咳嗽の持続とともに非感染性疾患による遷延性咳嗽、慢性咳嗽の頻度が増加するとしており、遷延性咳嗽の一部と慢性咳嗽では感染症以外の原因による咳嗽としています。言うまでもなく、咳喘息は感染症以外の原因による咳嗽になります。
一般の方には、気道過敏性、咳感受性などの医学的専門用語が使われていますので、少し難しいかも知れませんが、最初に記載した「咳喘息の特徴」を基本にして参考していただけ;ればと思います。 |
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| 1. |
喘鳴を伴わない咳嗽が8週間(3週間)以上持続する
聴診上wheezeを認めない
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| 2. |
喘鳴、呼吸困難などの喘息の既往を認めない |
| 3. |
8週間以内に上気道炎に罹患していない |
| 4. |
. 気道過敏性の亢進 (注1) |
| 5. |
気管支拡張薬が有効 (注2) |
| 6. |
咳感受性は亢進していない (注3) |
| 7. |
胸部X線で異常を認めない |
wheeze=ぜいぜいいう音
| 注1: |
気道過敏性亢進の参考値は、メサコリンを用いたDmin<12.5units,
PC20-FEV1<10mg/dl |
| 注2: |
気管支拡張薬の効果は、β2刺激薬の経口、吸入による評価が望ましい.また、気管支拡張薬の効果判定は客観的評価(VAS、Symptom
scoreなど)によることが望ましい. |
| 注3: |
咳感受性は、亢進していないとする報告と、治療により低下する報告があるが、純粋な咳喘息では亢進していない.咳感受性については今後の検討課題である. |
| 注4: |
末梢気道狭窄の関与を示す報告がある。時にFEV1やFEV1/FVCの低下を認めることもある. |
| 1. |
喘鳴を伴わない咳嗽が8週間(3週間)以上持続する
聴診上wheezeを認めない
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| 2. |
気管支拡張薬が有効 |
参考所見 |
| 1) |
喀痰・末梢血好酸球増多を認めることがある(特に前者は有用) |
| 2) |
気道過敏性が亢進している |
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以上が「咳嗽に関するガイドライン」における咳喘息の診断基準となりますが、私自身は咳の期間が3〜4週間以上であれば咳喘息を考慮するようにしています。 |
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