ラクマの愛とクーバの愛

アラム語では無条件の愛は次の二つの言葉によって表されます。
ラクマ(rakhma)とクーバ(khooba)です。
ラクマの方はトランスパーソナルな愛、条件つきでない愛、要求のない愛、報酬や返礼を要求しない愛を意味します。この愛はすすんで与えるものです。これは決断や行動の形で表される非個人的な愛です。
クーバは理性、認識、思考、知覚を含む純粋な愛を意味するもので、セルフや他者や状況に置ける善いもの、健全なものや愛すべき要素を知覚します。
クーバの愛は思考レベルで表現され得る態度の一つで、この愛を持っていると、私たちは他人の中の肯定的な資質をたやすく知覚できるのと同時に、それに対して快く応じる事が出来るものなのです。
自分自身の可能性と同時に他者の可能性にも気づくようになるからです。クーバの愛を持っていると、心の焦点は記憶に納められたイメージの中でも否定的なものではなく、肯定的なものだけに当てられます。クーバはトランスパーソナルであるとともに知覚的な愛だからです。クーバの愛を体験することによって、私たちは情愛の感情や他者への暖かい思いやりを持つことが出来るようになるのです。
この二つの概念の違いは、意図すること(クーバ)と実際に行動に移すこと(ラクマ)の違いになぞられることが出来るかもしれません。

アラム語:紀元前500〜600年にメソポタミア、パレスチナ地方で使われていた言語でキリストも使っていました
E.R.スタウファー著、「無条件の愛とゆるし」誠信書房より

Copyright © 2006, rakhma clinic. All rights reserved.