魏後伝十章  鍾会の裏切り

 ついに成都を落とした魏軍。長きに亘る魏と呉の戦いは終わった。
 しかし鍾会は己の中に潜む野望を捨てきれず姜維を引き入れ、魏からの独立を宣言。
 姜維が率いていた軍を吸収し、大軍でトウ艾が駐留する成都を囲んだ。
 成都での戦いにおいて多くの兵を失ったトウ艾の軍は、絶体絶命の窮地に追いやられることとなった……!




 ■ イベント1 : SRトウ艾・SR羊コ(戦闘前デモ)

羊コ 「兵の声が聞こえます。どうやら、鍾会殿の軍も成都に来られたようですね。」
トウ艾「……囲まれている。」
羊コ「どういうことです?」
トウ艾「気付かんか?この殺気……!」
羊コ「ま、まさか……!」
トウ艾「鍾会はどうやら裏切ったようだ。」
羊コ「な、なぜ……!」
トウ艾「わからんが……戦うしかあるまい。」




 ■ イベント2 : R司馬昭・UC司馬炎(戦闘前デモ)

司馬炎 「父上、成都から早馬が来ました。鍾会殿が……裏切ったと。」
司馬昭「鍾会が……そうか。」
司馬炎「ずいぶんと冷静でおられる。まさか予測されていたのですか?」
司馬昭「鍾会は自尊心の強い男だ。独立する野望を秘めていても……不思議ではなかった。
ただ、捨ててはおけない。成都に討伐軍を送れ。」
司馬炎「トウ艾殿は……どうなりましょう。」
司馬昭「助からないだろう。惜しい男だが……才あるばかりに、功を一人で立てすぎた。
鍾会の野心を加速させたのは他ならぬ、トウ艾自身かもしれないな…… 」




 ■ イベント3 : SRトウ艾(戦闘開始)

鍾会 「この鍾会が新たな天下を創造する!命が惜しければ降伏するのだ!」
トウ艾「我が戦いの先にあるもの……それが鍾会の裏切りというわけか。
まあ、それも運命というものか……」
鍾会「トウ艾……!貴様だけは降伏を認めん。この地で朽ち果てるがよいわ!」
トウ艾「そのような気などまるでない。なぜかわかるか?鍾会よ。
……貴様は私には勝てないからだ。」
鍾会「この状況でそのような口を利くか!その余裕の態度が気に食わなかった……
ついに、貴様を倒せる日が訪れたことを嬉しく思うわ!」




 □ 途中76カウント

鍾会 「姜維殿、いかがなされた?浮かぬ顔をしているが。」
姜維「この戦いが正しいのか……わからなくなってきたのだ。」
鍾会 「姜維殿、貴方の使命とは何だ?
捕らわれた劉禅殿を救い出し、蜀を再興することではなかったのか?」
姜維「確かに……この姜維、そのことを使命にここまで戦ってきた……!」
鍾会 「ここで貴方が諦めれば……天にいる孔明殿も嘆くであろう。」
姜維「そうだ……!私は、丞相の遺志を継がねばならない!」




 ■ イベント4 : SR羊コ・R杜預(一定時間)

杜預 「羊コ殿!あ、あの鍾会、鍾会の奴が! 独立するだの何だの言い出しやがって……!
反対する奴は斬るとか何とか言って……!やっとの思いでここまで!」
羊コ「少しは落ち着きなさい。あなたの焦躁や怒りもわかりますけど……
今はどうやってここをしのぐか。どう生き抜くか。それを考えましょう。」




 ■ イベント5 : SRトウ艾(姜維と一騎打ち)

トウ艾 「姜維……」
姜維「トウ艾……!私は……」
トウ艾「何も言わずとも……わかる。もしかすると……お互い死場所を誤ったのかもな。」
姜維「……私に一つ言えることはこれが我らの最後の戦いだということ……」
トウ艾「そうなるだろうな。姜維よ……決着をつけよう!」




 ■ イベント6 : SRトウ艾(鍾会と接触)

鍾会 「トウ艾よ。死が近づいている心境とはどんなものだ?
絶望を感じているか?それとも実感もわかぬか?」
トウ艾「確かに貴様の言うとおり私は生きて祖国へ戻れないだろう。
だが、己の生も死も念頭に置かず。ただ、戦い抜くのみだ。」
鍾会「どこまでも……強情な男よ。何が貴様をそうさせる?」
トウ艾「私はかつて、一つとなった天下を見たい……その思いで戦ってきた。」
鍾会「フッ、かなわぬ夢だ。」
トウ艾「そのとおりだ。だが……死ぬ前に成さねばならんことができた。」
鍾会「何だ?命乞いでもする気か?」
トウ艾「貴様の野望など知らず、ただ国のために戦い、その命を散らしていった……
数多の兵の無念を救うため!この命と引き換えに貴様を討つ!!」




 ■ イベント7 : SRトウ艾・SR羊コ (戦闘勝利)

鍾会 「くっ、何と言う抵抗だ……!このままでは……」
姜維「やはりトウ艾は強い。ここは退こう。」
鍾会「ぐっ……俺は奴の不意をついたはずだ!それでも……それでも俺はトウ艾に勝てんのか……!!」
トウ艾「敵の攻撃が緩んだ。今しかない……逃げよ、羊コ!」
羊コ「何を言っているのです!トウ艾殿を置いて逃げるなど……」
トウ艾「いや、私はもうここまでだ。」
羊コ「トウ艾殿、その傷は……!」
トウ艾「我が天命は尽きたようだ。だが羊コ、お前にはまだ先がある。逃げろ。」
羊コ「その命令は聞けません!私もあなたと共に最後まで……」
トウ艾「お前まで死ねば、誰が天下を一つにできるというのだ。俺の夢を託せるのは…… 羊コ、お前だ。」
羊コ「と、トウ艾殿!」
トウ艾「さらばだ、羊コよ。」
羊コ「トウ艾殿ーーー!」




 □ 戦闘敗北

鍾会 「ここに俺のための新たな国を建てる!魏も呉も飲み込んでくれよう!」




 ■ イベント8 : R司馬昭・SR羊コ・R杜預(勝利後デモ)

羊コ 「もはや残るは呉のみ!蜀を倒した余勢を駆って一気に侵攻すべきです!」
司馬昭「羊コよ、そう慌てても仕方あるまい。
呉の内情は腐りきっていると聞く。我らが攻めずとも、いずれ自滅しよう。」
杜預「いや、それはそうかもしれませんが……このままでは……」
羊コ「蜀と戦い、命を散らした者たちは皆……わが国による天下統一を思い戦ったのです!
そのことを考え、どうか!私が指揮官となりましょう!」
司馬昭「……私の考えは変わらない。話はこれまでだ。」
杜預「羊コ殿にしては珍しいですね。あんなに熱くなるとは……」
羊コ「天下は一つになるべきものです。トウ艾殿がかつてそういっておられました……」
杜預「天下を一つに、ですか。なるほど……」
羊コ「感心している場合ではないでしょう。あなたの役目かもしれませんよ。」
杜預「……俺の?そんな役を担うことはないと思いますが……」







 鍾会の裏切りによってトウ艾は戦死。
 そして独立を図った鍾会と姜維も救援に来た魏軍との戦闘にて戦死。
 トウ艾、鍾会、そして姜維……
 それぞれの信念を貫いた三人の名将ははからずも成都にてその命を散らした。
 一方、鍾会の反乱から危うく難を逃れた羊コ、杜預らは残る一国、呉討伐を進言。
 長きに亘った三国時代も、その終焉が、近づきつつあった……