
理事長 野村正勝 (大阪大学名誉教授)
社団法人「生産技術振興協会」は1949年1月に設立され、すでに半世紀の歳月を経て今日に到っています。
第2次大戦後の荒廃と混迷のなかにあって、新生日本の生産復興には産業技術の向上が不可欠であるとの考えから、 大阪大学の教授陣と関西産業界有志とによって設立されたものであります。産学間の技術移転を推進する機関としては わが国のさきがけであり、55年の歴史と実績とを積み重ねて今日に到っております。
しかし、今またわが国は戦後初めて経験するような大きな転換に迫られています。産業・経済界では、最近まで日本が果たしてきた世界の工場としての役割の終焉によって、これまでとは質的に異なった発想と取り組みが求められています。
国家の興亡にテクノロジーが密接に関係することが歴史的に指摘されていますが、激しい変革の時代と予期される21世紀においては、 国の繁栄はその技術開発力に依存しているといっても過言ではありません。主要な先進国は科学技術政策を重視し、「創造的な技術の開発」における優位性を必死になって確保しようとしています。
幸い、大阪大学は戦後60年の間に研究領域の拡大と充実が推進され、世界をリードする独創的な研究成果を数多く挙げてまいりました。 本協会は、これらの成果を産業界に移転し、技術の創出を通して新しい産業を育成するほか、先端技術の普及、ひいては国際競争力の向上に 貢献したいと考えています。また、「知の創造の現場」から最新の研究成果と技術を紹介する会誌『生産と技術』の発行、「科学技術の“いま”」 の話題を中心に企画される『ハイテク推進セミナー』の開催、企業トップと大学の研究者との交流を企てる『トップセミナー』の開催等を行うことによって、大阪大学ならびに産業界のさらなる発展に寄与してまいりたいと思っています。
皆様方のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
[役員紹介] [委員紹介] [定款] [個人情報保護方針] [所在地]