日本犬標準について

今から説明する日本犬標準はあくまでも参考です知っていて損はないと思いますのでこの標準でなければいけないというわけではありません。(自分の犬は皆名犬)それでは、日本犬標準は、さきの(柴犬について)の中でも書きましたが江戸時代の鷹犬の体形基本のことを書いた「蒼黄抄」にかいてあることを基に作成されたのではないかと言われます。いずれにせよ、柴犬(日本犬)はこの標準にそう犬が作出または展覧会で求められている犬です。読み方が非常に難しく、漢字も昔の漢字が使われています。私も勉強会に出席してはじめて読み方が解った漢字もあるくらいです。標準を書いた後に私が勉強して解っている範囲内で簡単に説明したいと思います。私も柴犬について勉強中ですので、間違ったことが有ればご指摘ください。
日本犬標準(小型犬)
一、本質とその表現
悍威(かんい)に富み良性にして素朴の感あり、感覚鋭敏、動作敏捷にして歩様軽快弾力あり。
二、一般外貌(いっぱんがいぼう)
雄雌の表示判然とし体躯均整を得、骨格緊密にして筋腱発達し、雄は体高体長100対110にして、雌は体高に比し体長稍長し。体高雄39.5糎、雌36.5糎とし、上下各1.5糎の差は許される。
三、耳
小さく三角形にして、稍前傾して、緊乎(きんこ)と立つ。
四、目
稍三角形にして、外眥上がり、虹彩濃茶褐色を呈す。
五、口吻
鼻梁直に吻緊り、鼻鏡緊り良く唇引緊り、歯牙強健に噛み合わせ正し。
六、頭頸
額広く、頬部良く発達し、頸部逞し。
七、前肢
肩甲骨適度に傾斜して発達し、前腕直に趾緊握す。
八、後肢
力強く踏張り、飛節強靭にして趾緊握す。
九、胸
深くして肋適度に張り、前胸発達良し。
十、背 腰
背直に腰強勁なり。
十一、尾
太く力強く、差尾または巻尾をなし、長さは略飛端に達す。失格 奇形的短尾なるもの 尾の呼称 一、差尾 二、巻尾(太鼓巻・右巻・左巻・二重巻)
十二、被毛
表毛剛にして直く、綿毛軟にして密生し、尾毛稍長く開立す。毛色は、胡麻、赤、黒、虎、白とし、毛質・毛色は日本犬の特質特徴をもつ可し。
毛色の呼称一、胡麻(胡麻、白胡麻、赤胡麻、黒胡麻) 二、赤(赤、淡赤、紅赤) 三、黒 四、虎(虎、赤虎、黒虎) 五、白
減点、一  後天的損傷及び栄養管理不適。 二 体色に副わざる鼻色。 三 毛色斑(もうしょくはん)
失格、一  日本犬の特徴を欠くもの。 二 著しき下顎突出および下顎の後退せるもの。 三 奇形的短尾なるもの。
注意     距は成る可く除去すべし。                           
以上が日本犬保存会の誇る日本犬標準です。この文面だけ見ると90%解らないと思います。わたしもそうでしたし、今もよく解らない事が多くあります。それでは簡単に一から十二まで私の解る範囲で説明します。
まず本質と表現ですが、本質とは柴犬が祖先から受け継いだ特性、特質で有形・無形であって外に向けてどのように表れているかということだそうです。一般に尻尾をさげている柴犬がいますがこれは展覧会では本質に問題有りということで他にいくらいいところがあっても優良評価には値しないと勉強会で講師の先生がおっしゃっていました。悍威とは柴犬の気性を勇敢で度胸があり、明朗で素直ということを言っている。素朴はかざりけのない、自然な渋い味わいで顔貌だけでなく体形にも、気性面にも表れるそうです。動作・歩様は当然狩猟犬の子孫だから軽快・俊敏なのは言うまでもないことです。
一般外貌とは、性徴が重視され、雄は雄らしく雌は雌らしくなければならない、雌だからといって弱々しくてはいけない。また骨組みがしっかりしていて、筋肉、靱帯が固くひき緊り、皮膚にも弛みのない力強い体質、体形を「乾燥」という表現をもちいる。この乾燥はいまだによく解らない事の一つです。
耳についても、小さいほど良いとされた昔とくらべて、固定化の進んだ現代にあって、大きすぎて見苦しいというような耳は極めて少ないようで小さすぎる耳が間々見受けられるとのことです。
目について、目は柴犬にとって非常に大切なポイントで形、沈み方、色が本質と深い関わりを持つとのことで、私も柴犬を飼いはじめた頃会員同士の話を聞いていると、「この犬は目がいい」とかいわれるのをよく聞いたことがあります。ここで注意したいのは、丸目や外眥が下がった目は柴犬としてはよくなく逆につり上がった目も険相な感じがして好ましくない。程良い沈みと大きさを持った三角形が理想だそうです。
口吻については、鼻梁が真っ直ぐのび、下顎が厚く、唇がよく緊っている丸い感じの口吻がいい。それと歯牙ですが、私はここが重要だと思います。歯数が完全で噛み合わせが正しくなくてはいけないからです。歯数ですが上が20本、下が22本で1本もかけてはだめで切歯の乱れもいけません。十分注意してください。
頭頸ですがここは比較的わかりやすいと思います。あえて言わせてもらえば、額段(ストップ)額と口吻の基部の境で浅くなく、深くなく明瞭であることが必要です。
前肢及び後肢と胸と背腰ですが前肢は肘の外転にきをつけて、後肢は飛節の角度にきをつけて、いずれも自然な姿で、且つ力強い立姿でなくてはならない。胸も豊かに張りだしているのが望ましく、胸深も体高の45%以上は欲しい。背はき甲から尾の付け根まで真っ直ぐで、腰も真っ直ぐで相応な幅を持ち、堅く緊っていなければならない。注意腰から尻にかけて急に下がったいわゆる斜尻はよくない。
尾については、差し尾は昔狩猟犬において尊重されたものらしく、観賞的にも力のある差し尾は大変魅力的です。巻尾についてはその名のとおり巻いた尾で右巻き、左巻きがある。注意点だが、小さく、固く巻いた尾は好ましくないとのことです。
最後に被毛ですが、柴犬は表毛と下毛からなる、二重被毛で表毛については硬く直にのび、発生角度が大きい事が必要で、角度が小さくべったりと寝ているような毛では駄目だそうです。尾毛については開立せずに巻き込み、掌を合わせるような、おがみ毛になり、軟らかい長毛がまばらに出たりしては、見苦しいとのことです。また、下毛ですが、文字通り、柔らかく、密生してなくてはならず色は白に近い色です。
毛色については全体の約七割が赤毛で残りが黒毛と胡麻毛です。赤毛は明るく冴えた色せなくてはならず、柿渋色等は好ましくない。黒毛はすべて四つ目で、頬、口吻、四肢などに必ずタンがあり、正確に言うと黒褐色である。タンの色も黄褐色であるのが正しいらしい。はっきりしたことが言えないが、よく黒柴作出・繁殖は難しいとききます。胡麻毛は適度に赤毛と黒毛が混ざり合いこれに白毛が加わって濃淡微妙に変化して渋い魅力のある毛色であり、それだけにひとつ間違えればいやな色になりかねない。中でも、背中の部分だけ黒色の毛が強く表れているいわゆる「鞍かけ」と呼ばれ、柴犬としては最もふさわしくない毛色だそうだ。日本犬の特徴のひとつに裏白があり体の正中線の色が最も濃く、体側から下部にかけて淡くなり、顎下、前胸、下腹部、四肢の内側、尾裏などが白く抜けていることを言う。それと、剛毛は一本の毛が根本から毛先まで同色ではなく根本は、白色かそれに近い淡色である。以上がわたしの出来の悪い頭で勉強して把握している日本犬標準です。みなさんが柴犬を飼われるときの、または展覧会に出したい柴犬を求めるときの参考になればと思います。それと、この標準や解説で柴犬の体の名称を書きましたが、解りにくいと思いますので、日本犬各部名称図をご覧ください。知っておくと便利です。

展覧会について

展覧会に興味のある方へ
ここでは、できれば展覧会に出陳してみたいと思う人のために簡単ではありますが、柴犬購入から展覧会デビューまでの流れを御紹介します。
まず、展覧会を楽しむには日本犬標準(日本犬標準を参照)の理解が必要であり、出陳犬のクラスを知る必要があります。(私も勉強中ですので間違っていたらご指摘ください。)
クラス(柴犬)
幼稚犬組 4ヶ月未満
幼犬組 4ヶ月以上
若犬1組 7ヶ月以上〜1年未満
若犬2組 1年以上〜1年6ヶ月未満
壮犬組 1年6ヶ月以上〜2年6ヶ月未満
成犬組 2年6ヶ月以上
展覧会デビューまでの流れ
@柴犬の購入
 
A日本犬保存会に入会
 展覧会に出陳するには、日本犬保存会会員でなければならない。入会の方法は購入先か日本犬保存会本部に問い合わせてみてください。又、入会と同時に購入した犬の名義変更を必ず行いましょう。購入する際に名義変更のことはきちっときいておきましょう。
B管理について
 展覧会を目標に愛犬を管理しましょう。特に運動・手入れ・立ち込みを気合いを入れてやってください。ワンポイント 管理についても先輩方に教えてもらって勉強するのが一番です。
C展覧会の開催時期・申し込み
 展覧会は春と秋に各地で華々しく開催されます。申し込みは早めにしましょう。展覧会情報は会誌に掲載されております。
D展覧会の内容
 午前中に個体審査(一審)、午後から比較審査(二審)です。但し、幼稚犬・幼犬は若犬以上の個体審査が終わり次第行われます。ワンポイント 場内アナウンスをよく聞くこと  最後に席次が決定して終了となります。
私は以上の事をきおつけて最初の展覧会出陳をはたしました、今でも大変緊張したことを覚えています。上記のことはあくまで私がきおつけたことで完璧ではもちろんありません。
 次に柴犬を飼育し展覧会に出陳または繁殖等するうえで、私が大切だと思うことを書きます。まず第一に自分の柴犬を飼育する上での師匠(先生)を持とう、解らないことがあったら師匠に聞こう、これは大切だと思いました。何にも解らないまま我流でやってもいいことにはまずなりません。「この人物は」と思う人に学びましょう。第二にいい犬友をたくさんもちましょう、お互いの犬の意見交換やいろんな情報がはいり自分の為になります。いい犬の作出にもきっと役立つと思います。第三にたくさんの犬を見ましょう「井の中の蛙」ではだめだと思います。私は柴犬を飼い始めて数年ですが、お陰様でいろんなところに犬を見に行くことができ、その土地土地の柴犬に関することを見聞きしました、これは私の財産になっていると思います。
これからも展覧会に行ったときに写真を撮って展覧会の様子また、印象に残った犬の写真を掲載しようとおもいますのでご期待ください。とりあえずといってはなんですが、我が息子(我が家の名ハンドラー)が平成12年の九州連合展で自分の愛犬を出陳したときの写真を載せます。ちなみにこのときは壮犬賞を頂きました写真は第一審(個体審査)を受けているときです。(当時小学1年生)
入会申込書は下の写真にある入会案内があるので譲ってもらった先か、日本犬保存会に問い合わせるといい
血統書についてもしたのような血統書が有るので必ず確認すること
柴犬を譲ってもらったら所有者変更を入会の後に必ずしましょう。せっかくの自分所有の犬が犬籍上は自分の所有ではなくなりますので特に注意しましょう(非会員であっても所有者の欄に名前が載るらしいので詳しくは日本犬保存会にお問い合わせください。)


質問・情報等はメールにお願いします。

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