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『20代デザイナーの文字組』presents『20代デザイナーのレタリング』Vol.2

「和文書体を書く」と題して、明朝体とゴシック体についてまとめました

 いつも当サイトやブログ『20代デザイナーの文字組』をご覧いただきましてありがとうございます。またvol.1発刊後、多くの方より続刊のご期待をいただき誠にありがとうございました。応援いただきましたおかげでなんとかvol.2が完成いたしました。
 vol.1発刊後に、主に書体デザインからタイポグラフィに従事されている方々に冊子を送らせていただいたところ、光栄にも貴重なご指摘や応援のメッセージを賜りました。またご購入いただいた皆様からもたくさんのお便りをいただきました。今回はこれらのご指摘やメッセージを受け、前作の反省点も考慮した上で制作に取り掛かりました。
 前作でのいちばんの過ちは「レタリング」=「文字をデザインすること」と安易に考えていたことです。皆さんは「レタリング」と「タイプデザイン」の違いを明確に把握していますか? このことについては少しだけですが本書で触れていますのでそちらに譲ります。冊子の内容からして本来は『20代デザイナーのタイプデザイン』と題するべきだったかも知れません。しかし、既にvol.1を作ってしまったので引き続き『20代デザイナーのレタリング』とさせていただきます。
 実は私は先日30歳になってしまいました(笑)。今後の続刊については今のところ検討中ですが、『20代デザイナーのレタリング』という名前での販売は今回で終わりにしたいと思います。少しまた自分なりに勉強する期間がほしいので、しばらくはそちらに時間を当てたいと考えています。今後また何かタイプに関する資料をご提供できるようになりましたら、その時はまた、どうぞよろしくお願い申し上げます。


本書がお客様のお役に立てること
@レタリングの方法をvol.1よりさらに詳しくまとめたので、より深くご理解いただけます。
A見本に写植機用書体を用いていますので、デジタル書体で慣れてしまっている方には新しい発見があると思います。
Bvol.1に引き続き、いろんな明朝体を見分けるコツがわかります。
Cゴシック体の骨格についてご理解いただけます。
Dいろんなゴシック体を見分ける目を養います。

E文字間調整の感覚を養います。
F文字について知ることで実務での文字組に効果が期待されます。




 今回は特に企画に時間がかかりました。ところで、デザイン関連の書籍って高いものが多いですよね。私はどちらかというと自己投資だと思って、中でもタイポグラフィ関連の書籍はよく買う方だと思います。制作にあたってはたくさんの書籍を参考にしたので、お金は掛かってしまいますが、やはり気になる本は買っておいてよかったです。


 今回のタイトルは「和文書体を書く」。vol.1に引き続き明朝体を書くところからゴシック体の書き方、かな書体についてまとめました。前作は本書と比べると、かなりコンパクトにまとめてありました。今回は内容も充実させましたので、和文書体に関する情報をより多くご提供できるようになりました。見本には写植機用の書体を多く使っていますので、私もそうですが、デジタル書体に慣れてしまった方たちにとっては新鮮に映ると思いますし、少なからずお役に立てることがあるのではないかと思います。
 また冒頭と巻末では先述の「レタリングとタイプデザインの違い」を簡単に述べています。



1)Macを使わずに文字を書く
 vol.1でも「日本」という文字を書いてみるという内容を掲載しましたが、今回は「東」という文字をより細かく、より丁寧に記しましたので、
レタリングで文字を書く方法についてご理解いただけると思います。またレタリングに必要な道具も記しましたので、Macに頼らなくてもアナログの技法で文字を仕上げることができます。
サンプルをご用意しましたのでよろしければ「SAMPLE」ボタンをクリックし、ダウンロードしてください。



2)明朝体の練習
 前ページで記した方法で「山」「海」「心・忍・愛」「雨・雲・霧」という字を実際に書いていただけるよう見本を掲載しました。「山」「海」では同じ字体でウエイトが太くなっていったときにどのように文字が変化していくかがポイントです。また「心・忍・愛」「雨・雲・霧」では「心」と「雨」という字がどのように変化していくかがポイントです。
 書体見本は写植機用の書体を使用しています。石井明朝体ファミリーと秀英明朝です。デジタルフォントの質が低いとよく言われますが
、写植機用書体に触れると必ず何か感じることがあると思います。



COLUMN01)明朝体識別虎の巻
 明朝体を見分けるときに、ついついかなを見て判断してしまいませんか? かなの方がわかりやすいですが、ここでは9つの書体を見本に各エレメントの違いや骨格の違いを見比べていただきたいと思います。その後、書体クイズもご用意しましたのでそちらにもチャレンジしていただきたいと思います。
 また右ページには6書体の簡単な組見本も載せました。
明朝体の違いがわかれば、実務においても書体の選択にかかる時間を短縮できますし、より適した書体で組版ができると思います。



3)ゴシック体を書く前に
 ゴシック体を大きく分けるとオールドスタイルとモダンスタイルに分けられます。これらの違いについて大まかに述べました。またそれぞれの骨格の違いも64文字の字体で示しました。vol.1で原字体について述べていますが、ここでも見本を参考に原字体を書くという気持ちで、それぞれの文字の骨格を追及していただきたいと思います。見本の文字数は少ないですが、ここがレタリングの基礎ですので、
繰り返し練習することでオールドスタイルとモダンスタイルの違いがわかると思います。



4)オールドスタイルとモダンスタイル
 前ページより引き続き、オールドスタイルとモダンスタイルについてです。ここではモリサワの太ゴB101と新ゴMを例にあげました。ゴシック体のエレメントの違いをそれぞれ比較していきます。
骨格の違いやエレメントの違いがわかると、文字の組み方が変わってくるというのは本当だと思います。



5)ゴシック体の練習
 ここでは「1.明朝体の練習」と同様に、「土」「風」「子・供・達」「木・柱・樹」という見本を掲載しました。是非見本をもとに書いてみてください。「土」「風」では同じ字体でウエイトが太くなっていったときにどのように文字が変化していくかがポイントです。また「子・供・達」「木・柱・樹では文字の画数によってカク線の太さがどのように変化していくかがポイントです。。
 書体見本は明朝体のときと同様に、写研の書体で石井ゴシック体ファミリーとゴナファミリーです。
 また下段には、
 @ ナール(写研)について
 A ゴシックMB101(モリサワ)について
 B ゴシック体のカク線の太さについて
 C なぜ先に明朝体を学ぶのか
 以上4つの内容をまとめました。



COLUMN02)ゴシック体識別虎の巻
 近年の広告では新聞でも雑誌でも明朝体よりもゴシック体の方が多く使われています。ここでもエレメントと骨格の違いがわかるように9書体を比較してみました。COLUMN01と同様に、見本には写研の書体も含まれています。書体クイズも載せていますので、ぜひ挑戦してみてください。
 右ページにはヒラギノ書体についてまとめています。MacOSXにバンドルされている書体ですが、改めてこの書体の良さを考えてみました。



6)日本の文字―平仮名・片仮名
 もともと仮名というのは漢字を真名と呼んだことに対して使われた言葉で、借用の文字を意味します。万葉仮名からひらがな・カタカナへと発展していった様子をまとめ、さらに見本として石井特太明朝体の両仮名と石井太ゴシック体の両仮名を使用しました。スペースの関係で1文字の大きさが小さくなっていますが、
ただ眺めるよりも、拡大視写していただくと、見えてくるものがあると思います。



7)かなの練習とスペースの調整
 ここでは主に文字間のスペースの調整についてまとめました。「ありがとう」という5文字を例に挙げ、文字幅の違いによって生じるスペースのばらつきとその調整を考えてみます。また、レタリングではどのようにスペースの調整をすればよいかということも記しました。Macを使用すればプロポーショナル詰めは簡単にできます。しかし、
自分の手を使って文字の並びを調整していくと、実務での文字間調整にもこだわりが出てきますし、ベースラインなんかもいじりたくなってきたりします。やはりアナログの重要性は否定できないですね…。

8)和文レタリングの完成
 vol.1に続いて和文書体についてまとめてきましたが、最後は明朝体とゴシック体を漢字とかなで書いて終わりにしたいと思います。見本の書体は石井明朝体ファミリーと石井ゴシック体ファミリーを使用し、縁起の良い言葉を並べてみました。


 今回は見本に使用した書体はすべて写植書体ですが、デジタル書体よりも写植書体の方が優れているということを実感させられました。実務でも機会があれば是非使ってみたいものですね。

【価格について】 
『20代デザイナーのレタリングvol.2』
サイズ:A4
ページ数:24ページ

1冊
560円+税(送料・梱包料を別途105円いただきます)
vol.1とセットでご購入いただくとお得です。
たとえば、vol.1+vol.2を1セットご購入いただくと380円+560円=940円のところを
1セット
800円+税(送料・梱包料別途)でご提供させていただきます。

※残念ですが、vol.1ご購入後、指定の支払期限を過ぎ、さらに現在になってもご入金いただいていないお客様にはvol.2をご提供させていただくことができません。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【お支払いについて】 銀行振込または郵便振替(詳細はお申し込み時にお知らせいたします)
【お届けについて】 クロネコメール便にてお届けします。(発送からお届けまでに4日程かかります)
最後に、以下のような方にもおすすめです。
●写研の文字をちょっと知りたい
●書体を見分ける訓練をしたい
●ロゴデザインのための下準備として基礎をおさえたい
●書体デザインについて少し考えてみたい
●お友達のデザイナーへのプレゼントに


などなどご利用方法はさまざまです。ぜひご検討下さい。



 ここでご購入くださった方からのご感想を掲載させていただきます。お忙しい中、ご意見をくださいました方には厚く御礼申し上げます。アンケートは順次掲載していきます。ご意見はこちらよりどしどしお願い致します。

田中 20代 女性(学生)
満足度:ふつう
 レタリングに関する情報が思っていたより充実しており、勉強になりました。これからの勉強、趣味、仕事などに使わせていただきます。ありがとうございました。

カトウ 30代 女性
(グラフィックデザイナー)

満足度:満足
 レタリングをもう一度勉強したい方にはぴったりだと思います。内容も簡潔で良い読みやすいと思います。

メメ 20代 女性筆耕士
満足度:満足
 レタリングの基礎から分かりやすく、用例も拡大で載ってあって大変見やすく、練習しやすかったです!本も薄く写したりする時にも非常に便利でした。今度も購入していきたいです。

匿名 40代 女性会社員
満足度:満足
 具体的なタイプデザインの練習方法が示されていて、たいへんたいへん参考になりました。早速、細々ながら実践にとりかかっております。
 デザイナーさんは「20代
」とのことですが、豊富な経験と確かな知識がなければこれだけのものは作れないでしょう。すばらしいです。自分もがんばらなくては、という気になりました。
 たいへんだと思いますが、続編を期待せずにはいられません。がんばってくださいね!
(※制作当時の年齢です)

入山みどり 40代 女性WEB制作
http://intdesign.jp/ 満足度:満足
 20代のレタリングを、倍の年齢の40過ぎて読みました。自分が何気なく使ってきた文字について、基本的なことを勉強させていただきました。この本をきっかけにして、後は自分で文字を書いてみるのみですね。基礎的なことは全て網羅されており、とても役に立ちました。

まっつ 30代 男性会社員
満足度:満足
 読みながらレタリングをしてみましたが、なんだか新鮮でした。眺めているだけでは分からないことが分かってきそうです。

鈴木 30代 男性
グラフィックデザイナー
満足度:満足
 文字を普段扱う人間なのですが知らない事もあり勉強になりました。道具を揃えて実際に手を使い文字を書いてみようと思いました。文字についてもっと勉強していこうと思います。ありがとうございました。

上坂敏幸 50代 男性(会社員)
満足度:満足
 文字における各線の太さに、微妙な太さの違いを考慮して設計することの大切さ、また、ある文字を3つの太さで仕上る場合のエレメントの変化のさせ方、あるいは、かな文字でのスペースの調整方法が良い参考になりました。

匿名 30代 女性
満足度:満足
 シンプル且つポイントがギュッと押えられていて、何度も見返したくなる手軽さが良いです。手書きしてみることの重要性はとても共感できました。
 これを機にもっと文字でバランスゲームをして、感覚を磨きたいと思いました。

へーた 30代 男性
グラフィックデザイナー
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/heita/ 満足度:ふつう
 かなり資料性が高く、制作に凄く労力を使われたことが感じられて、価格として二冊で800円でいいのかと少しこちらが気をつかってしまうほどです。
 Vol.2で書かれているように、タイプフェイスデザインについて書かれているように思いますが、世にあるレタリングの本より、手書き制作(実作業)については親切に書かれているかと個人的には思います。
 この本の位置づけは、一般的なレタリングの本と成澤さんが監修されているデジタル文字デザイン上級コースの間といったところでしょうか。
 気になった所は字面に対してボディ枠が少しキツイように感じました。(写植文字については仮想ボディがどのくらいなのか知らないのでアクまでも印象としてと思ってください。)ボディ枠と仮想ボディ枠についても書かれた方がよかったかもと思いましたが、実際手書きの時には、書かない場合の方が多いでしょうし…。
と、まとまりなく書いてしましました。すいません。
 最後に、これからも頑張って続けてください。楽しみにしております。陰ながら応援しております。

匿名 30代 男性(デザイン業 満足度:満足
 アナログの感性を磨くことの重要性を改めて気付かせてくれた本でした。ありがとうございます。

雉子捏造 様 30代 男性(同人サークル http://kkitt.jp/ 満足度:満足
 体裁としてはあくまでもレタリングのテキストですが、既存の書体を基にして実際に文字を書いてみるという、デザイン上の視点によるタイポグラフィの考察本としても、興味深く読むことができました。
 しかしながら、レタリングという観点と割り切れば納得のいくことなのですが、タイプデザインという観点では異論を唱えたい部分もあります(「デジタルがアナログに勝てるわけがない」という記述など)。あと、Vol.2の「まとめ」は組み方が挑戦的な気がします(笑)
 これまでは個別の文字に関する内容でしたが、次号以降では文字同士の組み合わせなど、レタリング独自の要素についても取り上げて頂ければと思います。




vol.1もよろしければご検討ください。


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