川原の石を調べよう

川には運ぱんされた石や砂がたい積してできた川原があります。

川原にはたくさんの石があります。

大きさ・色・形などを調べることで、いろいろなことがわかります。

きれいな石は集めるだけでも楽しいものです。

次のことを参考に、石の研究をしてみませんか?


1 石を集める

2 仲間分けをする

3 グループに名前をつける

4 小石図鑑をつくる

5 石のしらべ方いろいろ

6 結果のまとめ方

番外 いろいろな石を集めよう


石を集める

石を集める場所を決める

まずは、石を集める場所を探します。

川原には工事などで人の手が入った川原もあります。

ですから、自然の川原を探します。

例えば、川の流れがカーブしている場所で水の勢いが弱いカーブの内側の川原などがよいです。

寄州といい、石がたまりやすくなっています。

寄州の先端ふきんにするのが最もよい方法の1つです。

場所が決まったら、石を集めます。

最低でも100個は集めるようにしましょう。

100個ちょうどにすると、割合を計算するのが楽になりますね。

石の集め方にはいくつかありますが、ここでは次の3つを紹介します。

線法

1 ひもか巻き尺を5〜10m、川の流れにそってはる。

2 これにふれている石を一端から必要な個数だけ、マジックなどでしるしをつける。

3 しるしをつけた石を採集する。

※表面が雨で洗われているので、表面のできれいな石が集めやすい。

しるしのついた石(ひもにふれた石)を集める

枠法

1 1辺が50cm〜1m以内の正方形の枠(わく)を川原におく。

2 枠内にある石を採取する。

3 必要な個数になるまで、下の石も集める。

※たくさん集める時には泥にうもれた石もあるので、名前を調べる前に洗うことが多い。 

枠の中にある石を集める

簡単法

1 川原の石を色や形にこだわらないで必要な個数採集する。

※人の好みで目立つ石等を集めてしまうことがあり、自然の川原に存在する石の割合とちがってしまうことがある。

こだわらないで必要な個数、採集する

仲間分けをする

たくさんの石を集めると、似た特徴(とくちょう)を持つものがあることがわかります。

集めた石の名前をひとつひとつ調べていては時間がかかります。

まずは、集めた石を次のような手がかりをもとにちゃちゃっとグループに分けましょう。

・石の色

黒色っぽい 白っぽい 赤っぽい 茶色っぽい 緑色っぽい

・石の模様

ごま塩模様 しま模様 あみめ模様

・石の表面の手ざわり

ヌメヌメ スベスベ ザラザラ ツルツル

・石のかたさ

ツメで傷がつく クギで傷がつく

・粒のようす

粒が大きい 粒が小さい 鉱物の結晶

グループに名前をつける

グループに名前をつけていきます。

参考となる資料がない川の石を調べるのはむずかしいです。

荒川の石であればいくつかの図書があります。



このホームページの荒川の小石の見分け方荒川流域の小石も参考にしましょう。


小石図鑑をつくる

川原の石をベニヤ板にはって、小石の実物図鑑をつくりましょう。

ひとつ作っておくと、その川原の特徴がわかります。

次のような手順でやると良いでしょう。

作業手順

@分けたグループの中からちょうどにぎれるくらい(約5cm)の石を選びます。

※風化していないもの・模式的なものを選びます。(むずかしい人は大人に相談しましょう。)

A石を水できれいに洗い、ドロやホコリをおとします。

※水にぬらすと石の模様や粒のようす、色などがよく見えます。

B洗いおわったら、よくふいて乾かします。

Cベニヤ板に石をならべ、置く位置を考えます。

D接着剤ではりつけます。

※接着剤は必要な量だけ出して混合し、手につけないように注意しましょう。

E石の名前を書いたラベルを石の近くにはってできあがり。

〈用意するもの〉
 合板(ベニヤ板)=30cm×40cm程度のもの  接着剤=2液タイプ (例:ボンド クイック5:5分硬化型)
 ラベル=のり付きのものが便利(ラベルライターがあると便利)

川原の小石図鑑の例

石のしらべ方いろいろ

先ほど作った小石図鑑を持って、川原へ行きます。

小石図鑑を見ながらいろいろなことをしらべてみましょう。

石の種類しらべ

石を集めたら石を種類ごとに分けて、それぞれの数をしらべる。

石の形しらべ

石には色やもよう、かたさのちがいのほかに、形のちがいもあります。

丸い球状のもの、円盤状のもの、小判状のものなどに分けてみるのもおもしろいです。

また、角ばった石、中くらいの石、丸い石といったように円磨度で分けることもできます。

円形度表 円磨度表

石の大きさしらべ

さらに、大きさによって石を分けることもできます。石の種類ごとに、大きさもしらべてみると、おもしろいです。

レキの分け方

結果のまとめ方

石は重いので、持ちはこぶのがたいへんです。

調査した結果は、その場所で記録表に記録しましょう。

どうしても、その場でわからなかった石は、持ちかえって図鑑などでしらべましょう。

記録表の数値をグラフ化すると、わかりやすくなります。

パソコンなどを利用してみるのもよいでしょう。

結果のまとめ方の例
グラフの例

いろいろな石集め

荒川の川原で10分も集めれば下のようなたくさんの石が見つけられます。

いろいろな色の石を集めると、赤色・白色・黒色・緑色・黄緑色・灰色・茶色・紫色などの石が見つかります。

同じ白い石でも丸いものとごつごつしたものがあります。

丸い方はきっと石灰岩です。下流の川原では見つけることができません。

やわらかいので小さくなってしまうからです。

ごつごつした石はきっと石英です。

川原の小石は、どれも川の上流から運ばれてきたものです。

遠く離れた場所からやってきたものは、石の角がとれて丸みをおびています。

しかし、よくみると、さまざまな形をしたものがあります。

丸・三角・四角にふしぎな形。いろいろな形の石を集めてみましょう。

小石には、スジもよう・アミ目もよう・しまもよう・ごま塩もようなどさまざまなもようがあります。

いろいろなもようの石を集め、どのような岩石に、どんな模様がみられるのかしらべましょう。

いろいろな色の石の例 いろいろな形の石の例 いろいろな模様の石の例

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