Profile & Identity
自分がこの仕事に携わってきた17年間で、勝浦のマグロの漁獲量は半分に減りました。輸入の冷凍マグロによってマグロ相場全体が押し下げられ、2004年の水揚げ高は66億円と、2003年と比べても約10億円も下がっています。我々仲買業も厳しいのですが、もっと大変なのは漁師さんです。船や燃料にかかる固定費は変わらないのに収入が半分なら、廃業する漁師さんが増えているのもしかたがないことかもしれません。しかし、漁師さんがいなくなってしまえば、その後ろに連なる市場や仲買業などは全部衰退する一方です。何しろ、魚が港に上がらないわけですから。そうした危機感の中、仲買業として何ができるのかを考え、思いついたのが「高く売れる商品を作ることができれば、漁師さんから高く買い取ることができるはず」という理屈です。それが「生ハム」と「手渡し鮪」の開発につながりました。最高のホンマグロが獲れる漁場をすぐ近海に抱え、品質ではどの産地にも負けるつもりはありません。
ヤマサ脇口水産 代表取締役社長 脇口 光太郎
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